VRゲーム開発を手がけるMyDearest株式会社は、シリーズCの追加ラウンドで約3.3億円を調達しました。本調達により、累計調達額は28億円を超えました。併せて株式会社朝日新聞社との資本業務提携も締結し、ゲーム事業の枠を超えたVR/MRソリューション事業の拡大を図ります。
今回の資金調達には、FFGベンチャービジネスパートナーズ、アイザック株式会社、阿波銀キャピタル株式会社、朝日新聞社、その他1社が参加しました。シリーズCでの調達額は約15億円に達しています。
MyDearestは2016年4月に設立され、「人生を変えるような物語体験の提供」を掲げてVRゲーム開発を行っています。これまでに『東京クロノス』『ALTDEUS: Beyond Chronos』『8番出口VR』『Brazen Blaze』『クローバークライマー』などをリリースし、Quest Storeで高評価を得るなど国内外で受賞歴があります。最新作『チェインドエスケープ』は、配信開始から3日でレビュー数4,000を超え、100万ダウンロードに迫る勢いを見せています。
昨年11月には「VRあそび事業部」を立ち上げ、法人向けVR/XRコンテンツやVRChatワールドの制作も行っています。
本調達の資金は主に2つの用途に充てられます。
1つ目は、北米市場向けVRゲームの展開強化です。特にα世代(10代前半〜中盤)をターゲットにした作品展開を進めます。『クローバークライマー』『チェインドエスケープ』『Devil’s Roulette』の総プレイヤー数は50万人を超え、その約7割が米国ユーザーです。今回の調達資金を活かし、2025年内に10本以上のタイトルをリリースする計画です。
2つ目は「VRあそび事業部」の拡大です。エンジニアやアートディレクターなどの採用を強化し、制作体制の強化を図ります。
今回の資金調達とあわせて、MyDearestは朝日新聞社と資本業務提携を結びました。本提携により、朝日新聞社の報道・教育・文化分野のネットワークや保有IP、デジタルアーカイブを活用できるようになります。
両社は3つの分野で共同開発を予定しています。1つ目は、朝日新聞社の保有するIPを活用したVR/MRコンテンツの共同開発、2つ目は教育・観光・文化分野でのVR/MRプロダクト開発、3つ目は将来的な報道分野へのXR技術の活用に向けた取り組みです。MyDearestはVRゲームで培った技術を幅広い領域に展開し、新たな市場開拓と事業拡大を目指します。
(参考)プレスリリース
