VRヘッドセットについて調べたり購入を検討したりする際に頭を悩ませるのが「専門用語」。初心者にとっては取っつきづらい用語が多く「そもそも何を説明している言葉なのか分からない」「どの数字が何を表しているのか判断がつかない」という人も少なくないはず。この記事ではVR関連でよく使われる用語を分かりやすく解説していきます。
※今記事はPodcast『もぐラジオ』の「いまさら聞けないVR専門用語 デバイス編」の内容を基に加筆・再構成しています。
「フレネルレンズ」と「パンケーキレンズ」とは?
VRヘッドセットに使われるレンズには、大きく「フレネルレンズ」と「パンケーキレンズ」の2種類があります。
フレネルレンズは表面に同心円状の細かな溝が刻まれたレンズで、これにより光の屈折を制御し、薄型ながら広い視野を提供します。フレネルレンズの構造上の特性から、画面の中心付近は比較的鮮明に見えますが、視野の周辺部ではレンズ表面の段差構造に起因する光の回折や散乱などによって、リング状の模様(ゴッドレイ)が視界に映ることがあります。

(画像はVIVE Focus Visionのフレネルレンズを編集部が撮影したもの)
一方のパンケーキレンズは、その名の通り薄いパンケーキ状の形状が特徴です。レンズ内部で光を複数回反射させる仕組みを採用しており、小型で軽量なデバイスを実現できます。またフレネルレンズのような視野のリング模様がなく、視界が鮮明で快適に映像を楽しめるのが利点です。ただ、この技術の採用にはコストがかかるため、比較的価格が高い最新のVRヘッドセットに多く搭載されています。
長年主流だったのはフレネルレンズですが、現在ではコンパクトさや画質面の優位性からパンケーキレンズが高級機を中心に広まりつつあります。特にPICO 4やMeta Quest 3といった最新モデルではパンケーキレンズが標準的になりました。視認性や装着時の快適性を重視するユーザーにとって、パンケーキレンズを搭載したVRヘッドセットが適した選択肢となっています。
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