2019年1月8日からラスベガスで開催されているコンシューマーテクノロジーの展示会Consumer Electronics Show(CES)で、フランスのVR関連企業3dRudder社が、同社が開発した、VRゲーム対応のPC向けフットモーションコントローラー「3dRudder Foot Motion Controller(以下3dRudder)」の、PlayStation VR(以下PSVR)対応版を発表しました。
「3dRudder Foot Motion Controller for PlayStation VR(以下3dRudder for PSVR)」と命名されたこの新製品は2019年1月現在、3dRudder社の公式サイトで予約受付中です。予定出荷日は2019年4月です。予定販売価格は119ドル(約13,000円)です。
3dRudder社の公式サイトには、日本向けのストアページが用意されていますが、2019年1月現在「3dRudder」と「3dRudder for PSVR 」ともに、日本向けストアでは購入(予約)出来ません。
足で傾けることで操作
「3dRudder」と「3dRudder for PSVR」は円盤型のフットモーションコントローラーです。両モデルは共に、ユーザーの動きを傾きと回転で認識します。ユーザーが足で円盤を傾けたり回転すると、プレイ中のゲームにその動きが反映されます。
PS4とはUSBで接続
「3dRudder for PSVR」は、PlayStation 4(以下PS4)本体との接続にUSB2.0ケーブルを使用します。3dRudder社によると、接続された「3dRudder for PSVR」は自動的にPS4に認識され、初期設定などは不要とのことです。
対応予定のPSVRタイトル
3dRudder社によると「3dRudder for PSVR」は2019年4月の出荷時点で、計30タイトルのPSVRゲームに対応するとのことです。対応タイトルには、以下の作品が含まれます。
- Sairento VR
- Bow To Blood
- Red Matter
- Ultrawings
- Pirate flight
- The Wizards
- Honor & Duty: D-day
- Honor & Duty: Arcade Edition
- Blind
- Operation Warcade
- Mind Labyrinth
- DWVR
- Darkness Roller Coaster
- Arafinn: Return to Nangrin
- End of the Beginning
3dRudderの歴史
「3dRudder」はVRゲームを含むPCゲームに対応した、PC向け円盤型フットモーションコントローラーとして登場し、2016年3月に発売されました。発売当初は、対応するPC向けVRヘッドセットが一部機種に限定されていました。
その後、継続的なアップデートが行われ、対応するPC向けVRヘッドセットの機種は増加しました。2018年には、マイクロソフトのXbox Adaptive Controller(※)との接続機能が実装されました。この接続機能により、Xbox Adaptive Controllerに接続された「3dRudder」で、Xbox One用ゲームのプレイが可能になりました。
(※Xbox Adaptive Controller:2018年5月にマイクロソフトが発売したXbox One向けフットコントローラー。手が不自由な人などの使用が想定されている。)
ハード面でも改良が重ねられ、2017年には「3dRudder」のワイヤレスモデルが発売されています。
(参考)VRFocus
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