6月上旬に台湾で開催されたCOMPUTEX2018。VR/AR関連の新製品はあまり見当たりませんでしたが、新製品の展示を行っていたのはPCメーカーのZotacです。2016年に発売したバックパック型PC「VR GO」の次世代機「VR GO 2.0」を展示していました。
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施設型VRで採用されることの多いバックパックPC
バックパック型PCはVR内でも動き回るHTC Viveなどとの併用を想定されてデザインされています。このPCを使うことでPCから垂れ下がるケーブルを気にすることなく自由で快適なVR体験が実現します。歩き回るVRというと、いわゆる施設型のVRで利用されることが多く、日本でも新宿の「VR ZONE SHINJUKU」などで採用されています。Zotax以外にもMSI、ドスパラなどから機種が発売されています。
VR GO 2.0は次世代機を謳いつつも、新世代CPUの採用による若干の性能向上や軽量化、ゲーミングPCでお馴染みのカラフルな点灯の追加は行われていますが、大きな変更点はありません。
CPUにはインテルCore i7-8700Tを採用。メモリは16GB、グラフィックボードには前世代機と同じGTX1070が搭載されています。
前世代機と異なりロゴと両サイドがカラフルに点灯するようになった。
4.9kgから4.5kgへ軽量化された。装着した際は確かに幾分軽くなっただろか、という印象だ。
展示は3Glasses社製のWindows Mixed Realityヘッドセット(国内未発売)でVRゲーム「Beat Saber」を体験するというものだった。
VR GO 2.0のスペック(前世代機との比較)
VR GO |
VR GO 2.0 |
|
CPU |
Intel Core i7-6700T |
Intel Core i7-8700T |
GPU |
NVIDIA GeForce GTX 1070 |
NVIDIA GeForce GTX 1070 |
メモリ |
DDR4-2133 16GB(最大32GB) |
16GB DDR4 SODIMM |
ストレージ |
240GB M.2 SATA SSD |
240GB M.2 SATA SSD |
ディスプレイ出力 |
HDMI 2.0、DisplayPort 1.3×2 |
DisplayPort 1.4 / 2×HDMI 2.0 |
外部端子 |
6×USB 3.0 |
4×USB3.1 / 2×USB 3.0 / Thunderbolt 3 |
ネットワーク |
802.11ac Wi-Fi / Bluetooth 4.2 / ギガビットイーサネット |
802.11ac Wi-Fi / Bluetooth 5 / ギガビットイーサネット |
電源 |
2×リチウムイオンバッテリー(95Wh) |
2×リチウムイオンバッテリー(86.4Wh)(交換不可) |
駆動時間(公称) |
不明 |
1.5時間 |
重量 |
4.9kg |
4.5kg |