YouTubeは、グーグルが提供するステレオ撮影のフォーマット「VR180」を使う、3ヶ月間のVRクリエイター向け集中プログラム「VR クリエイターラボ」を開催します。開催場所はYouTube Space Tokyoで、日本居住のクリエイター向けです。プログラム参加者は、VR分野で活躍する講師や映像制作者、メンターから学び、プロジェクト制作に向けて40,000ドルの資金提供を受けることができます。
参加資格は、登録者数 1万人以上のYouTubeチャンネル所有者またはインディペンデント映像制作者であること、年齢20歳以上であること、など。10月19日の17:00まで、こちらのページから応募を受付しています。
3D立体視のコンテンツを作成するVR180
VR180は2017年6月にグーグル(YouTube)が発表した、前方180度の撮影に特化したVR向けフォーマットです。レノボのMirage Camera with Daydreamが対応カメラとして発売されています。上下左右180度を撮影し、2つのレンズによって撮影したものを重ね合わせることで、立体視を活かした3Dのコンテンツを作成。これによりVRデバイス着用時により没入感のある体験が可能になります。VR180向けのカメラとして、また、ヘッドセットがなくとも、PCやスマートフォンで見ることもできます。
ブートキャンプ後、3ヶ月で5本の動画制作
VR クリエイターラボは、 2018年12月5日~7日にYouTube Space Tokyoで開催する、3日間の“ブートキャンプ”から始まります。この3日間では、ワークショップ、コーチング、プリプロダクション、交流アクティビティなどを行います。
ブートキャンプ終了後、参加者は3ヶ月にわたり、VR180オリジナル動画を最低5本、及びメイキング動画を1本制作します。動画は一話完結型でも、シリーズものでも構いません。撮影はYouTube Space Tokyoで行います。動画制作支援のための資金、カメラ、音声機器、撮影場所(該当する場合)、アシスタント等が提供されます。制作期間中は、2週間に1回ビデオチャットを行い、メンターとの対話や制作中の作品のレビューを行います。
「VR クリエイターラボ」概要
スケジュール
2018年10月19日 17時00分 |
募集締め切り |
10月22日週 |
最終選考者へ通知 & インタビュー実施日を決定 |
11月5日週 |
ラボ選抜者を決定・通知 |
11月26日週 |
落選者へ通知 |
12月5~7日 |
YouTube Space Tokyoでのブートキャンプ |
12月19日 |
参加者 ビデオチャット |
11月9日 |
参加者 ビデオチャット 2 |
2019年1月23日 |
参加者 ビデオチャット 3 & 進捗レポート提出締切 |
2月6日 |
参加者 ビデオチャット 4 |
2月20日 |
参加者 ビデオチャット 5 |
3月13日 |
全動画の公開締め切り |
参加資格
下記 2 つのうちいずれか一つを満たしていること
・登録者数 1万人以上のYouTubeチャンネルを所有し、著作権侵害ならびに利用規約違反の警告を現在受けていないこと。
・インディペンデント映像制作者(大手制作会社や 15 人以上の従業者がいる代理店と提携していない)であること。映画祭やインタラクティブメディアフェスティバルで作品を上映した経験があると好ましい。
その他の要件
・年齢が20歳以上であること。
・コンシューマーブランドのチャンネルまたはプロダクションチームではないこと。
・ビデオ会議に適した高速回線が利用できること。
・プログラム終了時に YouTube Space Tokyo にレンタルした機材をすべて返却すること。
・参加者自身のノート型パソコンを持参すること。
・日本の合法的な居住者で日本語での会話および読み書きができること。
詳細確認はこちらのページから、応募はこちらのフォームから行えます。なお応募に際して、ラボで制作したい5本の動画の企画書が必要となります。
(参考)YouTubeクリエイター