ハンガリーのスタートアップYaw VRが手掛ける、モーションチェア「Yaw 2」のクラウドファンディングが終了しました。同社はこのクラウドファンディングで、最終的に270万ドル(約3億円)を調達しています。
クラウドファンディングは2021年4月から実施されており、開始から数日で100万ドル(約1億円)以上を集めるなど、好調が報じられていました。
「Yaw 2」は、最大40度のロール(左右の傾き)と70度のピッチ(前後の傾き)に対応。対応VRヘッドセットは、Oculus Quest(オキュラス クエスト)およびOculus Quest 2、Oculus RiftおよびRift S、HTC VIVE系ヘッドセット、VALVE INDEX、PlayStation VR、Windows Mixed Reality系ヘッドセットです。
同デバイスは、20種類以上の作品と80種類以上のレーシングゲームに対応。追加のオプションを付けることで、オフィスチェアのように横方向へ360度ぐるりと回すことも可能になります。
米メディアRoad to VRによれば、調達額が200万ドルを突破したことでストレッチゴールが達成されたとのこと。この“ゴール”に伴い、出資者が受け取る「Yaw 2」本体に、ハンドブレーキやギアノブなどを取付可能にする“サイドレール”が追加されます。
「Yaw 2」は「スタンダード」「プロ」「プロアーケード」の3バージョンが展開されています。価格は、スタンダードの場合、椅子が付属しないベースモデルが1,090ドル(約12万円)から。上述の360度オプションを希望する場合は1,470ドル(約16万円)。プロの場合、それぞれのパッケージは、1,490ドル(約16万円)と、2,020ドル(約22万円)で提供されます。
2021年6月11日現在、通常の予約受付は開始されていませんが、公式サイトで近日中にスタートするものと思われます。
(参考)Road to VR
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