矢野経済研究所が、VTuberに関する消費者アンケート調査を実施しました。推しVTuberの有無や「VTuberファン」の視聴形態について、分析結果を公表しています。
矢野経済研究所では、2024年10月~11月に、日本国内在住の15~44歳の男女37,353名にインターネットアンケート調査を実施。動画視聴が趣味で、好きな動画を「VTuber」と選択した1200名(男性600名、女性600名)を対象に、VTuber関連動画の視聴頻度・時間・媒体・動機・傾向・好きな動画タイプなどを質問しました。
これらの「VTuberファン」に対して、推しVTuberの有無を調査したところ、「推しがいる」と答えたのは68.6%、「推しはいない」と答えたのは18.3%という回答でした。
また、男女ともに年齢層が低いほど「切り抜き・編集動画等」の回答率が高く、年齢層が高くなるにつれて「ライブ配信等」の占める割合が高い結果となりました。矢野経済研究所はこの結果が、短時間で見どころを把握でき、タイムパフォーマンスを重視する若年層の志向と合致していると推測しています。
一方で、男女どの年齢層においても「両者同じくらい」の回答率が10~20%見られており、「ライブ配信等」「切り抜き・編集動画等」ともに広く普及していることが窺えます。
「切り抜き・編集動画等」に関しては、公式だけでなくファンによる二次創作コンテンツも多く、どの性年齢層においても一定の回答率を得ていることにも注目。この背景には、VTuber事務所各社がガイドラインを制作し、UGC(User Generated Content)促進などの施策を行っていることもあると述べています。
©2025 Yano Research Institute Ltd. All Rights Reserved.
(参考)プレスリリース