大手ファストフードチェーンの「ウェンディーズ」は、Meta社(旧フェイスブック)のメタバース「Horizon Worlds」内に、バーチャルレストラン「Wendyverse」をオープンすると発表しました。オープン日は4月2日です。
「Wendyverse」は「Town Square Central」と「Wendyverse Partnership Plaza」という2つのスポットがあります。ウェンディーズの店員として働く体験ができたり、バスケットボールで遊んだりできるそうです。リリース後にも拡張が行われていく予定とのこと。
今回バーチャルレストランがオープンした「Horizon Worlds」はVRヘッドセット「Meta Quest 2」を使ってバーチャル空間に参加し、アバターを通して他の参加者とコミュニケーションをとったり、一緒にゲームを遊んだりできるサービスです。2022年3月31日現在、「Horizon Worlds」はアメリカとカナダでのみサービスが展開されています(日本未提供)。
「Wendyverse」について、ウェンディーズのCMO(最高マーケティング責任者)、Carl Loredo氏は以下のようにコメントしています。
私たちは長年にわたり、ソーシャルメディア、ゲーム、エンゲージメントに対して独自のアプローチを採用し、思いがけない方法や場所でファンの皆様とお会いしてきました。「Horizon Worlds」で「Wendyverse」を立ち上げ、全く新しい次元のアクセスをファンに提供することで、次のレベルに進めることに興奮しています。
メタバースには、「ウェンディーズ」以外のファストフード店も参入を始めています。2月には、ファストフード大手のマクドナルドが、メタバース関連と思われる商標を10種類出願していたことが確認されました。同社は「バーチャルレストラン」を開設し、実際の店舗では体験できないコンテンツの提供を構想しているようです。
(参考)VRScout
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