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話題 2019.08.10

家でも宙吊りで自由なVR体験 ハーネス型デバイスがクラウドファンディング中

VRヘッドセット向けのデバイス「Weightless VR」のクラウドファンディングが開始され注目を集めています。

「Weightless VR」は、天井から吊り下げられたハーネス型のデバイスです。利用者がVR内で制約なく(危険なく)ダッシュ、水泳、ジャンプなど行うことを可能にします。クラウドファンディングはKickstarterで行われており、2019年8月9日現在、294,029円が集まっています(目標額:3,179,842円)。

ほとんどのVRヘッドセットに対応

「Weightless VR」は、現在発売されているほとんどのVRヘッドセットと空間トラッキングシステムに対応します。Oculus Quest(オキュラス クエスト)のようなインサイドアウト形式のトラッキングシステムを有する(ワイアレスの)VRヘッドセットでも使用可能です。

「Weightless VR」は、6インチの円板と2つのボルトで固定されます。同デバイスは、7ft(約2m)から15ft(約4.5メートル)程度の高さの天井に設置することが可能です。開発を手掛けているアーティストのNick D’Angelo氏によれば、ホールなど高い天井が存在する場所では、この制限を拡張することが可能とのこと。

D’Angelo氏は、「Weightless VR」を使用したVR体験の質を高めるための方法として、VIVEトラッカーのようなセンサーデバイスを下半身用のトラッキングに使用することを推奨しています。

上位版も存在

「Weightless VR」には、通常版のほかに、VReスポーツなどを想定したプロ・エディションが存在します。プロ・エディションの「Weightless VR」では、フロントフリップやバックフリップ、制限のない360度回転といった、より激しい動きを行うことができます。

プロ・エディションの「Weightless VR」は、他社が販売しているロードランナー型のVR歩行用デバイスにも対応します。現在、対応するデバイスのリストなどは公開されていませんが、D’Angelo氏は使用可能な機器の一例として、「Infinadeck」を例示しています。

購入は約31,000円から

2019年8月現在、「Weightless VR」を購入するには、Kickstarterでback(出資)を行う必要があります。価格は、通常版の「Weightless VR」が299ドル(約31,000円)、プロ・エディションの「Weightless VR」が499ドル(約53,000円)です。発送予定日は、それぞれ2019年12月と2020年4月が予定されています。

D’Angelo氏によれば、希望者は通常版の「Weightless VR」をプロ・エディションにアップグレードすることも可能とのこと。2019年8月現在、アップグレードの方法や価格などは公開されていません。

(参考)VRScout

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