Home » この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月17日~4月23日)


VTuber 2021.04.25

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月17日~4月23日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

はじめまして!picocoです🐣

たまことしろみ、ふたごのVTuber・picoco(ピコッコ)がデビュー! ちらっと見ただけで「これはやばい新人が出た」と一発でわかるようなクオリティの映像を披露しています。まだ自己紹介だけなのですが、モデリング、映像編集、色のセンス、音楽、なにからなにまでレベルが高い。

たまこはモデリングと動画づくりが趣味で、今回のふたりのモデル制作をしているのも彼女。一方しろみはDTMが趣味で、今回流れているBGMは彼女が制作したもの。
基本的に活動はマイペースで行うとのことですが、かなりクリエイティブな二人組のようなので今後の作品に大いに期待してしまいます。

【ポルカの伝説】知られたくなかったのにぃ!!

尾丸ポルカがエンタテイメント動画シリーズ「ポルカの伝説」をスタートしました。編集が細かくまるでテレビ番組のようで、イントロから次回予告までバッチリ入っているかなり手のこんだもの。
主に尾丸ポルカの企画をエンタメ番組化する内容のようで、第一回目は彼女が幼少期に描いた漫画の紹介、というなかなかインパクトのあるものでした。ポルカのツッコミのテンポが非常に痛快。撮影者のゲラが入るのもテレビ的。

二回目は子供電話相談室のようです。相談者は実写で登場しています。
このシリーズは尾丸ポルカが自身で立案し、制作陣を集めて撮影・編集している持ち出し企画。テレビ番組クオリティのYouTuber的動画制作はものすごく手間暇と稼働人員がかかり大変ですが、インターネットのVTuberでしかできない番組形態でもあるので、ぜひこれからの動画づくりを応援したいところです。

【シン・エヴァンゲリオン】ネタバレ注意!第3村に聖地巡礼行ってきました!【神野たね】

神野たねが「シン・エヴァンゲリオン」のネタの題材になっている土地に出かけ、聖地巡礼した際の映像を動画としてアップしました。もうすでに公式でオープンになっている程度のネタバレは含みますので、そこはご注意ください。
撮影してきた映像ひとつひとつの解説が丁寧なので、映画を見た人ならニヤニヤしてしまう場面だらけのはず。作中に登場するあの村の雰囲気そのものの空気が、映像からひしひしと伝わってきます。

神野たねは3Dモデルでのフットワークが非常に軽く、すいすいと現実の映像に入り込んでいるVTuber。今回も映画を再現するべく映像の中に飛び込むことで、身近に存在しているような様子を感じさせてくれます。

静岡旅行に行った際の映像振り返りも、自身がその中にすいっと入り込むような見せ方をしてくれるとてもユニークな配信になっています。9分くらいからの山中城の映像は、神野たねがかなり自然に入り込んで動いているため、まるで本当に案内してもらって歩いているかのようです。

【医学部受験生、医学生必見】医者の高額バイトについて教えます!!【Vtuber】

ゆちくりにっくは、白衣の天使ゆちが医師、研修医、産業医などについてのソリッドな話題を提供してくれるチャンネル。今回は医者の高額バイトについて。話の内容の真偽は、見た後に自身でも確かめてみてください。

ゴシップなどを扱うわけではなく、意外と知られていないあれこれを語る、というスタイルのゆち。実際の医師に話を聞いて動画にしているとのこと。産業医の話などはあまり語られていないものなので興味深い話題です。

みなさん、お気づきですか?

おそらくこの試みをやっているのは、VTuberではまちがいなくおめがシスターズしかいない。ふたりの声が入ったフリーBGMをこっそり公開したら気づく人はいるのか、というチャレンジを行いました。わざわざプロの作曲家に依頼をするという手間暇をかけつつも、こっそりしているため派手じゃないというあたり、全力を尽くしすぎるおめがっぷり。作曲はこおろぎ。動画でも説明されていますが、YouTuber、VTuberを見ている人なら間違いなく聴いたことがあるはずの曲を作っている人です。

一回わかった上で聴くと、もうおめシスの歌にしか聴こえません。とはいえ全く無関係なところでかかっていて果たして気づくかというと、なかなかハードルは高そう。コアなファンなら、一分あたりで露骨におめシス節を出しているので気づくかも。東海オンエアの200万再生の動画にも使われているこの曲、果たして気づかれるかどうか?

この企画自体はネタとしても面白いのですが、同時に「VTuberの界隈とYouTuberの界隈はまじわるのか?」という疑問を打ち出した内容にもなっています。このフリーBGM素材はYouTuberがかなり使っていることもあり、今後VTuberファン以外がおめシスBGMを使用する可能性も高くなります。かなり変化球でVTuberの壁を破って出ていこうとする挑戦とも見ることができる内容に、結果的になりました。少なくとも東海オンエア側の動画のコメント欄にはおめシスファンが書き込みをしており、交流が既に起こり始めているようです。

藍兎らび デビュー3周年記念配信LIVE

https://www.youtube.com/watch?v=Wmtxl5C6x4U

藍兎らびがデビュー3周年記念として、ライブを行いました。共演はアメノセイ七瀬タクesora uma
広大なバーチャル空間での「オオゾライロ」からスタートし、「FANTASTICK」「さむがりなきみをあたためるために」「TRIP STAR」とオリジナルソングを次々に披露。4人が活動してきた歩みを見せてくれます。

特筆すべきは中盤からのステージスタイル。VR空間の背景に建てられたディスプレイボードに人間の演奏者たちが映されて立てられ、バックバンドとして登場しています。かつて花譜がライブで使っていた手法で、バーチャル世界に人間の奏者が入り込むことで、ライブ感を出すことに成功しています。
背景も曲にあわせてガンガン切り替わる、バーチャルならではのライブになっています。「紅蓮の弓矢」のカバーでは、これまたバーチャルなサプライズも。無料で見るのが申し訳なくなるクオリティのライブになりました。

今回参加しているesora umaが手掛けているオリジナル曲「こたえあわせ」のMVも今週アップされています。ボーカルはesora umaとあとり依和のユニット浮遊信号小宵のコラボレーション。実写のMVになっているこの曲は、概要欄によると「海上の環状線「憂舟線(うきふねせん)」を舞台に繰り広げられる少年少女の出会いと別れの物語」を描いた4編の小説と5曲のコラボレーションオリジナル楽曲によるノベルEPとして発売されるそうです。

【Vtuber講座】弦楽葵の楽器講座その1【テーマ:バイオリンの各部の名称】

https://www.youtube.com/watch?v=Bx2-jo3zGWA

クラシック音楽を中心に活動している、職人系チェリストVTuber弦楽葵。今回はあまり知られていないバイオリンの各部の名称や仕組みについて、ひとつひとつ丁寧に解説をしています。これを見ておけば、バイオリン演奏を見る解像度がぐっとあがるはず。
ペグのような誰でも知っているものから、ちゃんと見ないと気づかないバイオリンの縁にそって入っている黒いラインのパフリングなどまで、なんのためにあるのかを説明することで全体の構造の必要性と美しさがよくわかります。

このチャンネルでは既存のクラシック作品演奏のみならず、作曲企画で視聴者が作った作品を実際にチェロで演奏するなど、本格的に弦楽を楽しむ内容の配信が数多く行われています。

【#入れ替わっちゃった】痛ってててて・・・・あれ??【コラボ配信】八重沢なとり VTuber

.LIVEアイドル部から卒業する八重沢なとり金剛いろは北上双葉のコラボ配信が行われました。それぞれのアバターボディと魂が入れ替わり、誰が誰かを当てたりジェスチャーをとったり、というバーチャルなもの。3年間一緒にいただけあって、それぞれがお互いの特徴・イメージをよく捉えて動いているのが楽しいです。

この撮影にはかなり多くのメンテちゃん(スタッフのこと)やマネージャーが関わっていた様子。今回は3人からのサプライズとして、配信のラストにメンテちゃんとマネージャーに向けて、気持ちを伝える手紙を読み上げています。まっすぐなありがとうだけでなく、北上双葉によるマネージャー裏話暴露などもあるユニークな内容。いかにスタッフと3人の仲が良かったのか伝わる内容でした。

彼女たちの「卒業」は、.LIVEという箱でお世話になったスタッフからの卒業でもあります。3人が最後まで笑顔で、卒業後も仲良くしようねと語り合うようにしながら去っていく最後の最後の部分まで、是非見てみてください。エンタメ精神とエモーショナルにあふれる、清々しい卒業コラボでした。

【オリジナル】Shooting stare -見ツメル先-【Vtuber/バフコ】

バフコは六ヶ月連続のオリジナル曲制作企画「#バフ歌PROJECT」を行っています。その5曲目が今回アップされたキラキラのテクノポップソング。バフコとデバフコ、二人の淡い関係が漫画のコマのようにちりばめられたMVは、あたたかい空気に包まれていて見ていてついニヤニヤしてしまいそう。

しっとりした歌詞とメロディに乗せて、等身大の少女の感情を歌い上げた作品に仕上げられています。流れる星を見つめるように、お互いの顔を見つめ合うふたり。かわいさと優しさであふれた心地よい作品です。

【オリジナル】斜陽 – ヴィヴィアン・ケンジントン / Sunset – Vivienne Kensington【MV】

ギター弾き語りでものすごい数のMVをアップし続けているVシンガー・ヴィヴィアン・ケンジントン。柔らかく滑らかな少女性の強い歌声が特徴の彼女ですが、だからこそ今回の曲は力強く響く曲と歌詞になっています。
夢が消えてしまう斜陽の中でも、強く歩んでいこうとする決意を描いた歌詞を、情熱的に、だけれどもどこかストイックに歌う彼女の歌声は印象に残ります。
彼女の1stアルバム「三日月船」に収録されている作品で、こちらはOTOTOYのハイレゾランキングのウィークリーチャート1位を記録しています。

【オリジナルMV】迷宮ロンリネス(feat. HAMA) / BΣretta Crossrain

音も映像も壮大で豪奢。BΣretta Crossrainの新曲MVはファンタジー空間の中に高らかに歌を響かせる、まるでボス戦がはじまるかのごときインパクトのあるゴシックソングです。かたい鎖を解いて己の力で進まんとする、勇気と決意に満ち溢れた歌は、映像に出てくる羽ばたく翼そのもの。
華やかな歌声もさることながら、ここまでド派手なMVを作れてしまうことにびっくり。天空の島も水面の上も、雪の山も迷宮も行けてしまうのがバーチャル歌姫の強みです。

【鬱マリン船長】夜な夜な夜な cover【ホロライブ/宝鐘マリン】

宝鐘マリンがアップしたのは、かなり前に歌枠で彼女が披露した時にファンが騒然となった倉橋ヨエコの曲のフルカバーMV。あまりVTuberがカバーするタイプのポップな曲じゃないこともあって、今回の気合の入ったMVには国内外問わず反響が大きいようです。

倉橋ヨエコファンの宝鐘マリンは、彼女のアルバムもしっかり概要欄で紹介しています。宝鐘マリンは多彩な趣味の持ち主で、オタク・サブカルチャーに精通している人物。このような形で新しいファン層へと文化を引き継いでいく存在がいるのは頼もしい限り。
元々明るくポップで、アニソン系の歌がうまい宝鐘マリンですが、今回は鬱々としたダウナーな作品。彼女の独特な「女性」の強いファルセットを含んだ声をフル活用して、強烈な憂鬱を表現しています。

カムラ祓え歌 -Kamura’s Song of Purification/桜庭ありあ(cover)MH Rise

桜庭ありあがカバーしたのは、今モンハンに夢中な人なら耳から離れないほど聴いているであろう「カムラ祓え歌」のカバーソング。元々の幻想的な空気をそのままに、彼女の優しい歌声で再現することで、新たな異世界への叙情曲に仕上げられました。

異言語ソングは歌うことそのもの自体が困難なジャンル。これを森の中の妖精のアイドル歌姫的なイメージで表現することで聴きやすくし、優しくホッとするような、迎え入れてくれる感覚を与えてくれる作品に仕上げています。彼女の柔らかなダンスも注目してみてください。

【MV】Think of Me(ミュージカル『オペラ座の怪人』)をAVG「MazM: オペラ座の怪人」の場面を合わせて歌ってみた◆ラウル不在◆《矢木めーこ》

矢木めーこが、実況をしていた「オペラ座の怪人」のゲームにあわせて、ミュージカルのアンドリュー・ロイド・ウェバー版の「Think of Me」を歌ったMVをアップしました。この曲はソプラノ歌手が歌う曲という設定なのでめちゃくちゃな高音が特徴ですが、ミュージカル愛あふれる彼女によって見事に歌いこなされています。

以前矢木めーこはミュージカル「キャッツ」から「ガス―劇場猫」を歌ったMVもアップしていました。またミュージカル「アリージャンス」を見に行って、物語性や演じ方の感想をまとめた動画もアップ。VTuberという存在と、自分ではない誰かの物語を「演じる」ミュージカル・演劇は相性が抜群によさそうなので、ぜひともこのようなミュージカル関連の動画をこれからも期待したいところです。

【歌ってみた】何にでも牛乳を注ぐ女

NHK「びじゅチューン!」で歌われた迷曲を、わざわざフルアニメーションで描き起こし、一人で9人分の声を出して合唱している、という鏡見みらの情熱に拍手を送りたい。なぜやろうと思ったのか。なぜ全力を尽くしたのか。こういう人がいるからYouTubeは面白い。

アニメーションでは注いでいるのがちゃんと鏡見みら本人になっています。9人分の合唱も「めちゃくちゃ歌の上手い人がちょっとずらして歌っている」のがよくわかるハイクオリティさです。

なお、普段はかっこいい曲やかわいい曲の方が圧倒的に多いです。この活動の幅の広さと、全てに同じくらい情熱をつぎ込む姿勢、実に見事です。

過去のおすすめ記事はこちらから:
必見!今週のおすすめVTuber


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード