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VTuber 2024.08.26

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~8月24日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルクリエイターの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。特にユニークな作品や技術力や企画力の高い作品、時事性のある作品などをさらに深掘りし、今のVTuberの面白さ、頑張り、才能をキャッチしていきます!

【バレたら即帰宅】相方に気づかれずにニューヨークまで着いていくことはできるのか!?

ぽんぽこのYouTuber魂が異常すぎたため、戦慄したファンが多数。トレンド入りまでしたのがこの動画です。
先日ピーナッツくんはライブツアーのご褒美として、じっくりと好きなだけアメリカ旅行をプライベートで楽しんでいました。相方のピーナッツくんにドッキリを仕掛けるのが大好きなぽんぽこはそれを尾行して、ニューヨークでばったり顔をあわせて驚かせる、というドッキリを仕込みました。
近所ならわかるけどアメリカまで行ってやることじゃない。かかっている金額と労力を考えると、一本の動画のためにしてはコスパが悪すぎます。このアクセルの踏み方が、ぽんぽこのエンタメスタイルです。

英語が話せるかどうかも気にせず飛び出し、なのに現地では何人かと意気投合しちゃうあたりのコミュ力の高さにも驚かされます。
しかも今回ぽんぽこが移動の際の災難に巻き込まれまくっており、全然ピーナッツくんに追いつけないというトラブルも。動画としては面白いのですが、タイムロスが尋常じゃないことになっていて背筋がゾッとします。

そしてピーナッツくんを驚かせたらその場で即去っていく、というYouTuberスタイルの徹底っぷり。
「驚かせたい」の一心がここまで人を動かすのかと、驚かされること自体が最大のエンタメかもしれません。この地球規模ドッキリ、オチもぽんぽこらしいですし、ご飯を食べているシーンもふたりらしいやり取りでほっこりするので、ぜひ最後まで見逃さずご覧ください。

【映画紹介】閲覧注意!?映画『クライモリ』6作品で個人的に好きなグロシーンTOP10発表!(ネタバレあり)

映画が大好きな戌神ころね。今までもしばしば感想をXでつぶやいていたのですが、それを動画でまとめよう、という新しい試みを始めました。この回では彼女が大好きな『クライモリ』シリーズについてかなり軽快に、知らない人でもわかりやすく魅力を紹介しています。はじめてこの動画を見る人は、キュートなのりで楽しそうにグロ話をすることにびっくりするかもしれませんが、彼女のファンならこれが平常運転なのがわかると思います。

スプラッター系ホラー映画の話なので出てくる話は終始血なまぐさいのですが、死に方ベストテンをとても楽しそうに「おもしろ表現」として話してくれるので、ホラー苦手な人でも笑いながら楽しめます。ホラー映画の楽しみ方のひとつの切り口を知ることができるような、視点のヒントを与えてくれる動画です。

その他にも『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』や『地面師たち』の感想もアップされています。戌神ころねはただゲラゲラ楽しむだけではなく、映画の構造や演出をかなりしっかり分析しており、きちんと作品としてロジカルに評論しているあたり、頭の良さと映画愛がとても良く伝わってくる動画になっています。
彼女の映画感想と論評はエンターテイメントとして成立しており、トーク部分だけでも戌神ころね節が伝わるほどに十分面白いので、ホラーが苦手な人でもこの動画はぜひ見てみてください。

応募総数700名から選ばれた熱狂的なファン達とVRChatで握手会をするぷるる【スタンミ/天鬼ぷるる/切り抜き/VRChat/握手会】

これはVTuberとVTuberファンの夢がかなった瞬間だと思います。スタンミによる企画で、天鬼ぷるるの握手会がVRChatで行われました。と言っても天鬼ぷるるは3Dモデルを持っていません。そこでスタンミが準備したのは、既存の販売モデルを改変して限りなく天鬼ぷるるに近い状態にしたアバターでした。ベースになっているのはルーシュカ素体で、その他いろいろな衣装を組み合わせた改変モデルです。ヘイローと尻尾はオリジナル製作とのことです。あまりにもそのままで、本人もファンもびっくり。

握手という都合上VRHMD(三点トラッキング以上で手を動かせること前提)を持っている人限定のイベントでしたが、それでも700人の応募があったというのも驚き。普及率が意外と高いのか、あるいは今回のために買う人もいたのか気になります。

VRChatでのVTuberの握手会は、本当の意味で「バーチャルなVTuberと出会っている」状態を作ることができています。VTuber側がリアルイベントに出るときは限りなく観客との距離は近くなりますが、触れることはできません。でもVRChatであれば、間違いなく握手ができます。

現時点でもすでにメタバース上で握手会・ファンミーティングをやっているVR活動者は多数存在します。たとえば「サンリオVフェス」でキャラクター・デルミンがゲリラファンミーティングをしましたが、そのときも長蛇の列ができました。
今配信メインでやっているVTuberがVRChatで握手会をやれば、バーチャルな存在のエンターテイメントのひとつとしてこんなにも盛り上がるのだ、という成功例を見せてくれる夢のある配信でした。

スタンミの立ち位置も見事です。いわゆる「はがし」として動いており、いじり・いじられ役として配信の面白さを引き立てていました。また後半、天鬼ぷるる脱出ゲームも主催し、彼女があまりにもうまくできなくて振り回されるのもユニーク。ファンサービスと配信エンタメがマッチした、誰もが笑顔になれる企画でした。
バーチャル握手会自体は見ての通り簡単にできますので、3Dモデルがある方はもちろん、規約を確認して改変アバターで行うのも、Vroidでモデル製作して行うのも可能です。ぜひ多くのVTuberに挑戦してほしいイベント形式です。今回の映像の中でファンが喜ぶ姿は、他のVTuberのファンミーティングでも必ず見られるはずです。

【東京】ヘリコプターの遊覧チケットを貰ったので空を飛んできた!

ヘリコプターの遊覧チケットをもらったとのことで衛星ライトジンゾウさえきやひろのクリエイターVTuber3人が空中遊覧をしたときの動画をアップしました。このチケットの送り主は、ぽんぽこでした。YouTuberの一番欲しいもの、撮れ高をよくわかりすぎています。

ノリノリのジンゾウ、おっかなびっくり大騒ぎなさえきやひろ、そして淡々と見渡し噛みしめる衛星ライトのトリオは、今回の企画のバランスにはぴったりでした。ジンゾウの「わー!」という歓声とさえきやひろの「怖い!怖い!」という声のコントラストが終始楽しいです。
自身も映り込んだ状態で撮影している衛星ライトの遊覧映像は非常にきれい。見ていてこちらも乗っているような感覚になります。なので大きく旋回するときの傾きや低空飛行の様子のドキドキも一緒に体験できます。
ヘリコプターの窓ガラスに衛星ライトが反射しているなど、撮影の芸も細かいです。楽しみながらもじっくりと味わい、ひとつひとつの景色を堪能する衛星ライトのスタイルは、かなりエモーショナル。三者三様の反応が素敵な体験記になっています。

【VTuber/VRChat】Round2 – LilTOP99【ラップ/MV】

アマトプa.k.a.LilTOP99がアップした作品のタイトルは「Round2」。重く響く狼の魅力的な声から紡がれるリリックは迫力満点です。
では何のラップなのかというと「仕事終わりにジャージ着て VRつけて乗り込むゲーム」「向かう先はボクシング 見慣れたチャンピオンの写真」とあるように、VRボクシングがテーマです。

新しいスポーツとして話題になりつつあるVRCボクシングは正式な大会なども行われる本格的なもの。全身を使い、想像を超えるほど激しく動く真剣勝負。生半可では勝てない迫力があります。アマトプa.k.a.LilTOP99がヘビーな声で歌うことで、この競技の熾烈さがひしひしと伝わってきます。

公式CMを見るとその激しさがわかると思います。勝ち上がるには相当な技術と体力が必要。その中で生まれる闘志と、自分に向き合う感情を、ぜひ歌の中から感じてみてください。

数多くの作品をアップしているアマトプa.k.a.LilTOP99は、多様なライブでも活躍しています。このライブでは等身大の自分の思いを率直に綴るラップが多く、急に消えたVの仲間や、連絡が途絶えた中学のときの友達などナイーブな話も直球で歌っています。だからこそ前向きに、ポジティブに変えていこうというヒップホップスタイルを見せる一匹の狼の姿は、よく響く低音ボイスの激しさと温かさの両方を感じさせてくれます。

〖 歌ってみた 〗東京サマーセッション/ HoneyWorks┊#花京院ちえり #神楽すず #カルロピノ #もこ田めめめ #ヤマトイオリ #リクム

どっとライブのメンバーから花京院ちえり神楽すずカルロピノもこ田めめめヤマトイオリリクムによるカバー曲がアップされました。HoneyWorksの『東京サマーセッション』といえば直球の青春恋愛ソングですが、このメンツでそれをどう表現するのかと思いきや…?

6人中3人が男装することで淡い恋愛を表現するというウルトラCを披露してくれました。花京院ちえりがかわいさど真ん中な歌い方なのに対して、お相手のもこ田めめめは元気のよさそうな好青年を演じています。可憐さが目立つヤマトイオリに対して、リクムは低音の効いたイケボボーカルでドキッとさせてくれます。しっかりしたお姉さんみのある文学少女として歌う神楽すずに対して、カルロ・ピノは少年っぽさ全開のかわいらしい男の子を演じ、キュンキュン度急上昇です。
どっとライブファンならたまらないシーンしかないMVに仕上がっていると思います。ぜひ歌詞の中のセリフひとつひとつの演じ方をチェックしながら、恋模様をイメージしてみてください。

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