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VTuber 2020.07.12

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(7月6日~7月10日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

モザイク消すAIでVtuberたちを実写化してみた結果……

役に立つようなそうでもないような、あらゆる実験に挑戦している三珠さくまるによる新たなる検証は、一旦Vtuberの顔にモザイクをかけて、それをAIモザイク除去を使ったらどうなるのか?というもの。AIが実写ベースのため、実質実写化イメージができるのでは…?

思いつきそうで思いつかない、絶妙な思考遊びを技術で見せてくれるチャンネルです。VR、AR、物理演算、統計などを駆使。「VtuberとAV女優の名前は区別できるか」「球体の鏡に入ったらどう見えるのか」「好きなところに大仏建立してみよう」などユニークなものばかり。はっちゃけたネタもしっかりした計算と技術で行われているので、安心して見られます。

また映像の編集も見事で、短い中に要点と見どころがわかりやすくまとまっている、間のとり方がうまい、演出がうまい、とかなりしっかりしたもの。ちょっとした時間におつまみ感覚で見られる動画群です。

大事なお知らせの「悲しい発表になる率」は、〇%でした。

おめがシスターズの検証動画は、Vtuberファンならほとんどの人が見たことがあるであろう、「大事なお知らせ」の文言について。Twitterにこの言葉があがると、ファンとしては引退するんじゃないか休止するんじゃないかと気を病む言葉なのですが、本当にそこまでみんなネガティブな意味で使っているのか? Twitterで実際今まであったものをピックアップし、調査しています。
怖さ抜群な題材ではありますが、大丈夫、おめシスです。まずは彼女らが引き出した事実を見てみてください。

当日のツイートが絶妙。この時生まれたであろう心理を、そのまま動画を見る時に重ねることができる構造でした。うそはついていない。やっぱりひやひやしますね。

クリムゾン × 小林尽 魅力的な 女性キャラクター の作り方


クリムゾン小林尽が対談しているってだけで、もうかつてからのファンであればどういうことなのか混乱させられてしまうのに、かたやyoutuberかたやVtuberなんだからちょっと頭が追いつかない。当時は考えすらしなかった対談です。

2人のファンのみならず、マンガやイラストを描いている人なら必見な内容。お互いの創作術について語り合っています。
また小林尽のチャンネルでは2人がyoutubeをやっている理由や考え方も聞くことができます。漫画家の2人ならではです。
この形式非常にユニークな上に、双方の表現の考え方も出しやすいので、もっと色々な漫画家の交流を二次元三次元問わず見てみたいところ。

【3Dアニメ】ア マ ネ カ ナ ッ タ【天音かなた/ホロライブ4期生】

念願の3Dお披露目を終えた天音かなた。早速彼女が3Dモデルでアップしたのは、アニメ「ポプテピピック」をパロディ化した「アマネカナッタ」。パッと見わけわからない部分多いですが、まずは百聞は一見にしかず。映像へのこだわりが尋常ではないです。

ゲストのホロライブメンバーも多数登場。本家「ポプテピピック」は、同じアニメを二回放送し後半は声優が異なるという変てこな構造で、「アマネカナッタ」もそこをしっかりリスペクト。CVの変わったホロライブメンバーは違和感すさまじく、インパクト抜群です。

【ドッキリ?検証?】どちらにも負け指示をしてた場合どうなる?【本間ひまわり/社築/葛葉】

たまにふとドッキリを仕掛けることがある、いたずらっ子本間ひまわり社築葛葉のスマブラの試合で「これドッキリだからわざと負けて」、という耳打ちを両方にしたらどうなるか?という検証動画。
2人とも普段ものすごくゲームがうまいだけに、わざと負けるため引け腰になっているのが素人目に見ても楽しい。この3人にドーラが加わって「ド葛本社」という家族ユニットが組まれており、かなり長い期間コラボも続いています。信頼感あってこそのいたずらで、微笑ましさ抜群です。

【#大空家ユメグラ】大空家といく!ユメノグラフィア

しぐれうい大空スバル舞元啓介の3人組「大空家」。今話題のいちから株式会社の新サービス「ユメノグラフィア(以下・ユメグラ)」に3人が挑戦しに行き、ミッションポイントを競う企画を行いました。一位には「大空家ユメグラ王」の称号が付されます。なお舞元啓介はこれでユメグラ3回目。

無邪気で元気いっぱいな女の子・大空スバル、女子高生が大好きで仕方ないイラストレーターしぐれうい、ユメグラに行くとなぜかはしゃいでおじさんが漏れ出す舞元啓介。バラバラな3人だからこそ、ユメグラ内での反応がまるで違うのがとても楽しい。3人とも見どころがかなり多い濃密すぎる内容なので、是非全部見て比較してみてください。
同時に対応してくれたユメグラスタッフの3人の濃さも必見。一見普通の優しい女子高生なのに石と宇宙の話になると暴走が止まらない観影みゆ、大空スバルとボクシングを繰り広げた超ハイテンション吸血鬼・宝生てあ、大暴れする舞元啓介のノリに負けないタフネスと不思議さを持ち合わせる苺ノ森こひな。こんな子がいるなら行ってみたいと感じさせてくれる内容です。なおこれは案件でもなんでもなく、趣味とのこと。

【調査】これ誰の願い事?にじライバー達の願いを集めてみた!【星川サラ/フミ/山神カルタ/にじさんじ】

にじさんじ箱推しのファンにはこういう企画はたまらない! 星川サラフミ山神カルタの同期ユニット「織姫星」が行ったのは、にじさんじライバーから七夕の短冊を募り、その3つのヒントから誰のものか当てていこうという分析企画。

個性的なライバーが100人近く集まっているにじさんじならではの配信です。3つのヒントは大体誰かが読めるような、ギリギリわからないような、絶妙なラインです。それぞれ性格はガッチリ出ているので、にじさんじに詳しい人なら一緒に考えるだけでもかなり楽しいです。
この手の「にじさんじ箱紹介系企画」は、全く対象のライバーを知らなくても、知るきっかけになるのがポイント。そんなに詳しくないけど…という人こそ、ワイワイトークを聞きながらにじさんじ箱の面白さを味わうチャンスになる配信です。

【3Dお披露目】Mayuzumi_XYZ【黛灰/にじさんじ】

黛灰がついに3D化。元々落ち着いている彼なだけあって、3Dなのにキーボードを使ったゲームをやるというあまりにもいつもどおりな、安心できる内容でした。
ところがラスト、あいさつ中に黛灰が倒れてしまいます。そこから意味深な映像が流れ始め…。

これにはファンも大騒ぎ。ここから先は実際に見たほうがいいと思うので説明は避けますが、3Dだからこそこういう表現もできる、というのを見せた配信になっています。
多数の伏線が明かされましたが、今回の事件が気になる方は、黛灰新衣装配信と「HAVE Not」も見ておくのをおすすめします。もっと掘り下げたい方は「OD組」の話も絡んでくるので、「OD組・黛灰・2434system関連パートまとめ」リストを参考にしてみてください。
特集:物語化するVTuber① にじさんじSEEDs「OD組」が紡ぐ”劇場型青春” | Mogura VR

花譜 #58 「アンサー」【オリジナルMV】

花譜の新曲「アンサー」はアニメ「ブラッククローバー」のEDに起用されている楽曲。フルMVの映像は非常に壮大で、今までそしてこれからの花譜を知る上で必須とも言える作品に仕上がっています。

街と少女の存在感を生かした映像が多かった花譜の楽曲。今回は立ち並ぶビルの真ん中に花譜が立ち、空を巨大な“らぷらす”が悠々と飛んでいく、不思議な構図が印象に残ります。
アニメの旅の世界観を活かしながら、変化していくこと移ろい変わりゆくことをなだらかに歌い上げています。ところどころ「quiz」に応答しているようにも感じられますが…? バラード形式の歌ですが花譜の声は切なさに寄ることなく、今回は常時力強いのもポイントです。

やられちゃった女の子 / 月ノ美兎 (cover)

月ノ美兎がウクレレ弾き語り配信をした時に歌った、小島麻由美の名曲。ACのコマーシャルで聞いたことがあるかもしれません。

原曲のテンポが一定でなく、情感にあわせて揺れるタイプの作品なので、弾き語りでしかできない曲。月ノ美兎はかつてから小島麻由美のファンなのもあり、リスペクトを強く残しながら、彼女なりの「やられちゃった」の意味を模索し、壊れ物に触れるかのごとく歌い上げています。
面白女子なイメージの強い月ノ美兎ですが、こういうところで確実に伸びている歌唱力とアーティスト性を見せてくれると、今後のメジャーでの活動にも期待せざるを得ません。

弾き語り配信は月ノ美兎が好きなものを全力で集めてきた純度100%のものなので、彼女の頭の構成要素が気になる人は必見。たまの曲を歌う弾き語り配信はVtuber・YouTuber全体を通じてかなりレアだと思います。

【#まつりっか3D】ピアノ伴奏でお送りするライブ!【夏色まつり/律可】

夏色まつり律可が、また一歩夢を叶えました。生ピアノ伴奏にあわせて、3Dモデルで、男女ハモリデュエットをするというもの。歌もかなり準備が必要でしょうし、何よりなんにでもあわせ修正もできるピアニストうぃんぐ氏がすごい。

2人のコンビ「まつりっか」はかなり気を使った上で活動の幅を広げています。というのも男女でのデュオはアイドル事務所のホロライブでは珍しいからです。特に最初期、男性アイドルの「ホロスターズ」は、女性アイドルの「ホロライブ」とは全く関わりません、と銘打っていたことがあります。しかしそれが変更され、今は全て統一された「ホロライブ」事務所となり、男女コラボもちらほら行われるようになってきました。
アイドルとして活動しているため、異性が接点を持つことには色々な考え方が出るとは思います。ただ夏色まつりは、男女の声でなければ表現できないものがあるから、どうしても挑みたいという思いを抱え続けていたようです。ホロスターズ律可と組んでからは、すでにMVを何本か制作、精力的に活動しています。それでいて近づかないことを宣言して「安心してください」と両方のファンに気遣いをしているのが、彼女の矜持なのでしょう。
男女のデュオユニットはVtuberでもちらほら存在します。まつりっかの2人も開拓者として力いっぱい活動し続けて、表現し続けてほしいところです。

【歌ってみた】天使/ 雲ケ畑やや【オリジナルPV】

雲ケ畑ややがアップしたのはボカロ曲の原曲をかなり噛み砕いて再解釈し、オリジナリティあふれる表現で歌い上げたもの。部屋で一人つぶやいている様子を盗み聞きしたかのような空気感がドキドキさせてくる。脳に響き渡るタイプのウィスパーボイスによる繊細な歌い方は攻撃力抜群です。

萬古生香(cover)【花丸はれる/花寄女子寮】

花寄女子寮の花丸はれるが歌ったこの作品、中国のVOCALOID洛天依の曲を日本語歌詞で歌ったもの。中国楽器の音が魅力的な疾走感抜群な曲です。

サビのキーがめちゃくちゃに高い。上がったと思ったらもっと上がる、さらに上がる。人間の歌うレベルじゃないところまで行っています。それをのびやかに、力強さがぶれることなく歌いきっているから見事。序盤の低音が低い分上下幅が尋常じゃないです。
他にも中国曲を日本語で歌っている作品がいくつかあるので、是非見てみてください。

Ghost City Club feat. 隣町本舗 / BOOGEY VOXX

BOOGEY VOXXがアップした新曲は、アッパーなダンスチューンだけれども、ちょっとエモも含んだ味のある作品。幽霊の街を歩く光景とバーチャルな生き方がクロスしていくようなラップが特徴。現実の中でなにか演じているなら、現実をこえた現実の中なら何になりたい?というニュアンスの歌詞が耳に残ります。
バーチャルアンデッドユニットだからこそ綴れる歌詞は、様々な見え方で耳に届いてきます。

ExxSiS -PSY.parΛDRUXX

https://www.youtube.com/watch?v=YTAnW9txUTU

顔が隠れるほどの長い髪に、かわいらしい日傘。綴目日傘がアップしたのは、見た目からは想像できないようなハードコアトランスのオリジナル曲。祈るように歌う声で、耽美な言葉をデジタルに溶かしていきます。

https://www.youtube.com/watch?v=jszaXSPE02s

普段は配信をしている彼女ですが、時折音楽の他にストーリーもアップしています。どうやらかなり複雑な裏事情があるようで、こちらもあわせて楽しみたいところ。

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