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必見!今週のおすすめVTuber 2020.02.16

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月8日~2月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【積みアバターを無くそう!】ふぃぎゅあばたープロジェクト始動!

動く城のフィオのチャンネルにアップされた「ふぃぎゅあばたープロジェクト」は、VRChat用アバターを自分でまとうだけではなく、新たな使い方の提案をする革新的な内容。VRChat内でアバターを、こちらの行動に反応する、動くフィギュア・アバターにしようという内容です。

アバターにモーションと声をつけて、VRChat内でフィギュアのように愛でることができるという代物。大好きなアバターと擬似的に話せるとなったら、こんなに楽しいことはない。
これが普及したら、モーションやオリジナルボイスをこの「ふぃぎゅあばたー」用に制作して販売できる可能性も。可能性を感じさせるプロジェクトです。

【バレンタイン】食虫植物をチョコにして食べる!?!? ウツボカズラチョコを作ってみた!!【食虫植物TV】

VTuberネアらが活動する、食虫植物チャンネルは食虫植物をメインに紹介しているチャンネル。今回はバレンタインデーということもあって、ウツボカズラをチョコでデコレートして食べよう、という企画。なぜそうなった?

冗談抜きでガチガチに「食べられる」ようにウツボカズラを調理。ウツボカズラチョコを本気でつくっています。もちろん実食あり。誰がこんなことを思いついたのか。食虫植物チャンネルじゃないとやらないような企画でした。

【いかがでしたか?】赤月ゆにの中の人は?年収は?彼氏は?調べてみました​

赤月ゆにが調べたのは、「調べてみました」系サイト。タイトルにもありますが「中の人は?◯◯は?◯◯は?調べてみました」という定型文的な情報紹介サイトが現在増殖中。では赤月ゆにの中の人は?

この手のサイトは噂メインからはじまるので時に非常に曖昧だったり、「わかりませんでした」というまとめになっていたりすることも多々。今回は「三森すずこ」説に行き当たった赤月ゆに。実際にそう書いているところ、あったりする。
ネットの中の文化を、笑えるテイストでちょっと厳し目に切りこんで、ネタにするのが赤月ゆにスタイル。「いかがでしたか」系サイトに対する皮肉が盛り込まれた内容になっています。

【VRChat】漫画の世界を作って入ってみた – 少女終末旅行VRその2

小江華あきが挑んだのは、「少女終末旅行」の世界をVRペイントで模写し、漫画の世界に入ってみようという試み。実際映像を見てもらえば、どういう趣旨かがわかると思います。中に入っちゃっています。
VRペイントの3D性を活かしつつも、漫画のコマの配置レイアウトも活かしつつ、世界観を再現しています。雨の表現が白黒ゆえに巧み。「漫画」に「入る」というSFの話が、VR技術で実現されつつあります。

3Dで動画を作るのではなく、あくまでも「VR空間に漫画を描く」ことにこだわっているあたり、非常に強い漫画への愛を感じます。進むごとに漫画が展開しているワールドは現在公開中。

GYARIが作る新しいVtuberの進捗報告会

VTuberをこよなく愛するGYARIは、自身でアバターを制作して、誰かにVTuberになってもらうよう仕込みを始め、魂を募集していました。最初は1人だったはずが、気がつけば3人に。今回はほぼ決まった魂とアバターデザインを紹介しています。

興味深いのはオーディションで起用した理由を紹介しているところ。ゲーム実況がみたいというGYARI氏はそこを鋭くチェックしているのですが、どこが魅力だと感じたのか、起用した決め手はなんなのかが1人ずつ紹介されています。聞いてみるとなるほど納得の内容。これはぜひ、今後VTuberのオーディションを受けてみたい人は参考になると思うので、ぜひ見てみてください。

あなたのインターネットはどこから?

月ノ美兎が視聴者から募集して行ったのは、それぞれがインターネットを経験した過去体験や黒歴史などをあれやこれを紹介し、みんなで懐かしもうというもの。幅の広さ歴史の深さ、まさにインターネット老人会。

テレホタイムなどインターネット黎明期の話からははじまり、エロサイトまわりや2ch、今カルト的人気を誇るARuFaなど多彩な「インターネット」の話題で盛り上がります。
興味深いのは、同じ「インターネット」とはいえ住み分けがあり、文化圏がかぶらない場合はそれぞれのコロニーで独自の文化が育っている点。インターネットの申し子のような月ノ美兎も、小中学生がゲーム機で接続していた「うごメモ」文化の特殊さには触れてこなかったようで、その中で極まった文化にはびっくり。
かなり濃い内容です。老若男女問わず見ておくべき価値のある配信。だってインターネットの文化って資料価値的なものが残らない、口頭伝承的世界だから…。

【#郡道エジプト旅】エジプトから帰りました!ただいま感想雑談配信!【にじさんじ郡道】

郡道美玲は長期の間エジプトに旅行に出ていました。帰ってきてから行われたエジプト感想
配信が行われたのですが、これが教育資料として十分価値があるものになっています。

エジプトの文化風俗、遺跡と歴史、地形と風土などをものすごく調べた上で、旅行中の写真とあわせて紹介。しっかり整理して話している上に、噛み砕いてわかりやすい言葉で解説しているので、このまま教材に使えるのではないかというくらい。郡道美玲はトークにも熱が入り抑揚があるので、聞いていてテンションが上がること間違いなし。
先生である郡道美玲は、他にも知識的なものを紹介する配信では、その教育技術とトーク力を発揮しています。教科書で学ばない事実までリアルに語ってくれるので、一見の価値あり。

【MV】ヘテロスタシス / ChroNoiR【オリジナル曲】

にじさんじの葛葉のユニットChroNoiRのチャンネルが今年に入ってスタート。そこにオリジナル曲がアップされました。これがあまりにも意味深すぎる。歌詞とイラストと、途中入るセリフ、全てに何かを感じてしまう内容です。

言葉を多くかわさずとも通じあえるようなくらいに、仲の良い二人。ハードコアゲーマーとしてのライバルのような戦友のような、特異な関係です。しかし叶は人間で、葛葉は吸血鬼。今後二人はどうなっていくんだろうか? 壮絶な時間の流れが、映像と歌詞に織り込まれています。「何もかも笑えなくなって全部全部嫌になったなら世界征服でもしよう」「だけど今はまだ藻掻いてる途中」というノリが、なんとも二人らしい。
「俺はお前を何度看取れば許される?」など気になる言葉が飛び交うMVです。パッと見では追えないスピードで勢いよく文章が流れるのですが、一連の物語になっているので、一時停止推奨。
このMVを作ったのはCNR+というクリエイター集団。今後参加者が増えたり減ったりしつつ活動は続くようなので、ChroNoiR関係の新たな展開に期待です。

【オリジナル曲】HOWL【天開司/Vtuber】

男女ともに人気が伸び続けている天開司の魅力は、哀愁と優しさを感じさせるようなエモーショナル感と、常に熱さを忘れないけど焦らない生き方、なんじゃないかなと感じさせられるオリジナルソングが披露されました。

不器用な自分と、それを認めていく自分。焦らずマイペースに生きようとする思いが詰まった歌詞は、ちょっぴりやりきれなく、だけどポジティブ。元気いっぱいの曲ではないからこそ、刺さる歌です。
この正直に自分を保ちつつペースを崩さない生き方が、天開司というVTuberにかぶります。ギターロックがよく似合う彼の魅力をご覧あれ。

【歌ってみた】脳裏上のクラッカー / ずっと真夜中でいいのに。covered byみなかぜアメ

かわいらしい博多弁や、ハイクオリティなASMR配信で人気だった「そよかぜアメ」は、現実社会での事情で2019年12月31日に卒業しました。「アメ」を継ぐべく、新しい魂が活動を開始。名前をみなかぜアメと改名し、モデルは「そよかぜアメ」の顔や髪の毛などの遺伝子を受け継ぎつつ新規作成。
今回は3曲めの音楽動画。初の3Dモデルお披露目になります。

かつてからの「そよかぜアメ」ファンは彼女のDNAを感じつつ、しっかり新たに歩みを踏み出した「みなかぜアメ」の魅力を見ることができるはず。安定した確かな歌唱力と音質の高さが、これからの活動への期待を高めてくれます。

引き継ぎ時の動画では、「vocal/movie:みなかぜアメ」「lyrics by :そよかぜアメ」というコラボも見せ、二人の「アメ」への愛情を強く見せていました。
なおファンから渇望されているASMRですが、すでにTwitterではチラ見せされています。ダミーヘッドマイクを使用した録音、この数秒だけで期待できるはずです。

【U.S.A替え歌】P.P.T【天音かなた/ホロライブ4期生】

https://www.youtube.com/watch?v=-NWWNyzQfMo

天音かなたはホロライブ4期生の中でもなぜか不憫が雪崩のごとく押し寄せてきて、ネタ的にはおいしいけど苦労し続けているVTuber。パワーポイントを利用した少々古臭い画面づくりが特徴だったため、多くの人から「PP天使」と呼ばれています。本人は「かなたん」と呼ばれたいらしいが…。そんな彼女が、自らの辛酸をなめた日々と今の迷走を、「U.S.A」の替え歌で表現しました。

ダサいと言われ続けているTシャツ、なぜか通らなかった収益化、ネタにされっぱなしのソーラン節、コラボの際オウム返ししてしまうクセ。不憫さを味方につけて戦うブルース感あふれる替え歌です。
もっともこの歌や他の配信を見ると、彼女が機転を効かせてみんなを盛り上げるエンタテイナーなのがわかるはず。周囲からのいじられも信頼されている証。

【#レヴィらん】レヴィちゃんとお歌コラボするよ【早瀬走/レヴィ/にじさんじ】

早瀬走レヴィ・エリファのカラオケコラボは、二人のハモリが特徴。にしてもおかしい、普通ディスコードで会話をするとラグがひどくて合唱するのはほぼ無理。実はこれ、通話相手が音楽とあわせて歌い、そこに配信者側を歌を相手にはミュート状態で歌い、音をあわせて流す、という歌唱力の力技の配信。つまり通話相手は相手の声が聞こえないまま、1人でハモリパートを歌っていることに。

そんなややこしいテクを感じさせないくらい、オフなんじゃないかと感じるレベルで完璧なハモリカラオケ配信になっています。ふたりともアルトのパンチのある声量で、パワフルに歌うタイプのシンガー。必聴です。

レヴィ・エリファは歌動画もアップ中。「白日」のカバーは彼女の個性的な声を存分に生かして曲を自分のものにし、ソウルフルなムードで歌い上げています。

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