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必見!今週のおすすめVTuber 2020.01.05

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月28日~1月3日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【自己紹介】苺病くすりという少女

ものすごくよく動くLive2Dと、独特の色味が非常にクセになるVTuber苺病くすりが本格的に活動を開始しました。どんなチャンネルなのか…というのがこの短い一本のインパクトでわかるはず。

彼女に関しては「SweetsArt SHOP「Jellymoa」を運営しながら旅をしているデザイナーの少女」という解説がなされています。チャンネルには他にも自作音楽もアップされており、ファッション、デザイン、音楽と多才な表現が楽しめる本格派のバーチャルアーティストなのがわかります。

https://www.youtube.com/watch?v=hd2A7nWBbAY

ただ彼女、どうにも不穏な空気がちらちら見える。大きなぬいぐるみを抱えたほわほわしたファンシーなトークもなされているのですが、本当にそれだけか? 作り込まれたビジュアルと、裏にありそうな世界観。どちらも魅力的な、これからに大いに期待したいVTuberです。

https://www.youtube.com/watch?v=gUHx2NzGiGA

初のASMR動画はかなり凝ったもの。画面からの圧が尋常じゃないので、ヤンデレ好きな人はぜひ。

【コント番組】「MZMのみなさんのおかげです。〜年越しスペシャル〜」

MonsterZ MATE「MZMのみなさんのおかげです。」は、数多くのVTuberと一緒に作るバラエティ番組。天開司朝ノ瑠璃ちゃらんぽらん隊など、多様なメンバーが集結。30分の短い時間の中に、これでもかと笑いを詰め込んだ濃厚な内容です。

MZMは普段の動画から、テレビ番組のような編集が見られます。画面のテロップの配置やカットの入れ方、BGMの切り替えやガヤの有無など、途中からパッと開いても面白いと感じられるよう、かなり気を使っているのが特徴。特にVTuberの数が多い今回は、コーサカのトークと編集で誰が見ても楽しめるように整理されています。
お笑いが好きな人にこそ、VTuberでこういうことができるんだ、というのを見ていただきたい構成の番組です。

年越しイベント「TUBEOUT! COUNT DOWN」ではMZMコーサカがMCをつとめ、非常に多くのVTuberを招いて、歌と踊りとトークの豪華なライブを行っています。長時間ですが、最初から最後まで見どころ満載です。

Twitterに上げた動画まとめ2

バーチャル楽器や玩具などを作って披露する技術系VTuber大田マトがアップしたのは、Twitterまとめ動画の二本め。今回はバーチャル空間内でのダメージや物理変化を、数値で可視化する試みです。

物体で何かを叩いた際、平らな面と尖った面では与えるダメージが変わるはず。これを数値化したことで、画面上で何かを叩いた時のダメージ補正を見せてくれる動画は、非常に明解。また熱伝導シミュレーションでは、温度の違う物体を触れさせることで熱がどのように移動するかを数値化。1000度のものを物体に乗せる、なんてシチュエーションは現実だとなかなか見る機会がないですし、そもそも熱の伝わり方は目では見えない。ゲームでも珍しいシミュレーションを見られます。

大田マトが見せてくれるシステムやシミュレーションは、全てバーチャル空間内の人物が動かし、完結しているのが面白い。バーチャル空間に入って、物を組み立てて回転させたり、包丁やヘラで料理したり…今後なにかに使える可能性が詰まっており、ワクワクさせられます。

【クロスカブ車載】たかにとあかりのタンデム日和【下呂温泉編】

たかじんちゃんねるがアップしたのは、ツーリングの風景を撮影し、一緒に出かけているかのように楽しめる旅行動画。ボイスロイドの紲星あかりと掛け合いをしながら、ツーリングを開始します。

実写を伴ったVTuberの旅行動画は少しずつ増えてきています。たかじんちゃんの作品は特に、かけあいから生まれるちょっとした茶番の数々が非常に楽しい。旅行先の解説動画としてのみならず、旅行気分を味わうのにももってこいの内容です。

日雇礼子さん達が占拠された旧あいりんセンターにゆくよ

日雇礼子が年末にアップしたのは、テレビに映ることが無かった、というか映せないであろう映像。今は閉鎖中のはずの旧あいりんセンターが、第三者によって占拠されている様子です。よく撮れたな…という危うさ満載。

閉鎖されたはずのセンターに潜り込んで占拠する人、それを阻止しようとシャッターを溶接するなどして抵抗する市。本当にヤバい場所は撮影されていませんが、話の内容は思いっきりアンダーグラウンド。こういう日本の状況がある、と知ることができる極めて貴重な映像なので必見です。
日雇礼子が紹介するものは、普段見る機会が少ない日の当たらないものが多め。それをVTuberというスタイルで紹介することで、マイルドでわかりやすくなっています。

けもみみおーこく とは

けもみみおーこくのねこます氏が、バーチャル思想について一本映像をアップしました。と言っても現在は、VTuber「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」ではありません。あくまでもバーチャルを楽しむ1人の人間「ねこます」氏としての発言ですので、それを押さえた上でご覧ください。

以前から「けもみみおーこく」という概念を推奨しているねこます氏。これはテーマパークに行ってその日だけなりきるイベントごととは異なり、「なりたい自分になる」という日常の一部に潜り込ませる思想であることを語っています。「生きたい自分を生きる」ことは、創作活動であり、生活そのものです。
短い中に、論理的でわかりやすいバーチャル論が詰め込まれた内容。ねこます氏の「なりたい自分になる」情熱は、「のじゃおじ」活動を始める前から今まで、ずっと変わっていません。

新年なのでいまから時空を歪めます

月ノ美兎が正月早々多くの人を大混乱させました。バーチャル世界では「サザエさん時空」で年を取らない彼女。大人の姿を求めてタイムマシンに乗るも、誤って過去にタイムスリップ。そこに現れたのは…。

6年前にさかのぼって10才の女児月ノ美兎が登場。視聴者はPCの中から彼女に文字で語りかけ、会話をしていくという構成になっています。当然にじさんじデビューの話は知るはずもなく、2013年時の知識しかない無知な月ノ美兎と視聴者はトークをすることに。
この「機器内のコメントとの会話」スタイルは以前鈴木勝なども配信で披露していました。物語の一環として視聴者が取り込まれるのが特徴の、劇場型配信。女児月ノ美兎に視聴者が言ったコメントの一つを、現在の月ノ美兎が覚えていることで、時空改変される展開も。
バーチャルライバーは、自身の発信だけでなく、視聴者のキャラクター的イメージと組み合わせられて成長していく、まだまだ未知の可能性を秘めたコンテンツ。月ノ美兎は以前の魂入れ替わり配信といい、新たな視点に挑戦し続けています。
なお幼女月ノ美兎の姿がツボだったようで、ロリコンを自称するもちひよこ剣持刀也がすかさずスパチャしているのもまたエンタメ。

【#桐生ココ】あさココライブNEWS【ホロライブ4代目会長】

https://www.youtube.com/watch?v=6Y8cEnbk1I4

桐生ココが、ホロライブ4期生としてデビューして瞬く間に話題をかっさらっています。彼女が毎日行っているのは「あさココライブNEWS」というニュース番組。早朝6時から生配信されており、主にホロライブ内の出来事を紹介しています。

といっても普通のニュースではなく、メンバーと運営いじりがメインのエンタメ番組。同期の特徴やミスを思い切り弄り倒して「クソダサパワーポイント」「毛玉」と辛辣に扱ってニュース化したり、先輩ライバーを自身の「ケツモチ」と称したり、やりたい放題。
彼女は日本留学している最中らしく、ところどころ日本語がたどたどしくなる部分があります。その喋り方でハイテンションに毒舌を吐くもんだから、きつさがいい具合に薄まり、面白さが強まっています。
またニュース紹介の際はテレビ番組のように、かなりきっちりした仕込みを準備。随所に細かいネタを潜ませる手の込みよう。いじられている同期もノリノリで、インタビュー出演していたりします。運営も先輩たちも嵐のような彼女のネタを楽しんでいる状態。「あさココでネタにされそう」という雰囲気自体が楽しくなってきており、ホロライブがダイナミックな悪ノリの渦に巻き込まれています。
早朝6時といえばほぼ他のVTuberが活動していない時間帯。そこで同接視聴者数が数千人以上。毎回新鮮かつ凝った内容なので、どこから見ても面白いはず。時間が20分くらいで、きちっときれいに収められているのも魅力的。なんでも丁寧にネタにできる技術と勢いのある彼女の存在は、ホロライブ全体の活性化につながっていきそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=9Ib7RAR_2iE

ところで、視聴者を早起きさせて健康にさせるための朝番組のはずだったのですが、急激に話題になったことで、逆に起きっぱなしで徹夜する人が続出。この回はCMも凝っているのでチェックしてみてください。

Q – 《楓刀京明雨葛》Cover

にじさんじヤンキー組の、樋口楓剣持刀也轟京子三枝明那葛葉雨森小夜が集結。カバー曲「Q」をアップしました。最初に集まった時の「ヤンキーボーイ・ヤンキーガール」は、歌のうまさのみならずキャラクター性の魅力も相まって、ファンの間で今も大人気の作品です。

この歌をアップしてからまもなく、主要メンバーの久遠千歳が引退。今回は「ヤンキーボーイ~」で動画作成を担当していた雨森小夜がボーカルで参加しています。
にじさんじは集団としての物語作りができるグループ。若者が多いので「ヤンキー」という青春の歪みを、グループで再現できているのは非常に見事。今回は続編的な作品として仕上げられていますので、両方あわせて御覧ください。

クラブ=マジェスティ/nyanyannya (cover by 楓アキ花咲リリ刀也ギル)

にじさんじの樋口楓鈴谷アキ森中花咲夕陽リリ剣持刀也ギルザレンⅢ世による、聖職者と悪魔を描いたシリーズのカーテンコール的な曲がアップされました。「エル・タンゴ・エゴイスタ」から始まり、「ノエル・デ・フィガロ」「シスターセクトルージュ」とストーリー性が高い映像とボーカルで演出されていますので、順に見るのがベストです。
今回はにじさんじセクトシリーズの中でも、かなり自由度が高く迫力満点の、スピーディーな曲。ストーリー的に直接絡むのかは不明ですが、考察の余地が多いシリーズなのでじっくり読み解くのが吉です。なおギルザレンⅢ世が歌を披露している貴重なシリーズでもあります。

【歌ってみた】翼をください【バイノーラル】

響ゆいが披露したのは、バイノーラルマイクを使った「翼をください」のアカペラ歌唱、という珍しいもの。普段からASMR動画投稿を行っているだけあって、バイノーラルマイクの使い方はかなりのもの。左右にゆらゆら揺れる歌声が楽しめます。
元々の歌唱力が抜群に高いのもあるからこその企画なのですが、なによりブレスがバイノーラルマイクだと、普通よりもよりしっかり録音されるのがポイント。呼と吸がしっかり伝わることで、歌の空気の振動が伝わってくるかのような、ユニークな試みです。

WINDING ROAD / 朝ノ瑠璃×乾伸一郎×バーチャルゴリラ【歌ってみた】

朝ノ瑠璃×乾伸一郎×バーチャルゴリラの三人のコラボMVは、曲の入りから歌唱力が問われまくる難曲「WINDING ROAD」。実力を広く認められている3人だけあって、開始数秒で引き込まれるはず。全音域をカバーしている朝ノ瑠璃の声量と音の響きが、安定したバリトンのバーチャルゴリラに支えられ、きれいなハモリと超高音ボイスを入れてくるテノールの乾伸一郎で飾られていく様は必聴です。

バーチャルゴリラはオリジナルソング「まるでゴリラ」のフルMVも公開。タイトルだけだとなんのことやらですが、歌詞は色々な捉え方のできる深いものなのでこちらも是非。

【アニメ?】しんでしまうとはなさけない!歌ってみた【夏色まつり×百鬼あやめ / ホロライブ】

夏色まつり百鬼あやめがアップしたのは、横暴な王様と振り回され勇者を描いた「しんでしまうとはなさけない!」のカバー曲。印象に残るのは、王様役の百鬼あやめがめちゃくちゃ生き生きとした顔をしていること。かわ余。

声が高い2人、この歌の異常に高いサビ部分をすんなり歌いこなしているのは見事。演劇的な要素の強い曲なので、2人のかけあいがミュージカルのように楽しめます。

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