日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!
【怪奇】∴番外「窓の女の話」【怪談朗読】
(6月17日)
オカルトや怪奇現象をメインに扱うバーチャル新聞記者の一葦ととと。今回は怪談「窓の女の話」を披露。画面演出がテンポよく、最後まで飽きずに見入ってしまう内容になっています。
独特で目に焼き付く色の使い方や画面の、ざらつき、フォントの使い方、細かなところまでこだわっている映像のバランス。非常に見応えのある動画になっています。怪談の不気味さと不安感を映像が増幅しており、怖さ・悲しさが刺さってきます。
語りは軽快でわかりやすく、かつどこかいい意味で胡散臭いのも魅力。完成度の高い怪奇エンタテイメントとしてオススメのVTuberです。
キズナアイちゃん 誕生日間近の想いを描き語る【中の人 魂の話 最近の企画 について】
(6月18日)
いぬじまちゃんねるがアップしたのは、分裂したキズナアイを巡る世間の話と自分の感想。キズナアイは「キズナアイな日々」シリーズで、本来の身体から分裂し、4体になりました。これは「バーチャル」「実在」とはなんなのかを問う哲学的な内容で、これからの「キズナアイ」のあり方を考えるであろうもの。
分裂キズナアイは声が別物。これでファンの意見はぱっくり賛否わかれました。
いぬじま氏は、この取組にとてもワクワクしつつも、どこか少なからず不安になっているのも否定はできない、という旨をイラストで描きながら語ります。
現状でファンから賛否があること自体面白い。おそらく多くの人の中に刺激もあっただろう。これこそキズナアイという存在のあり方だし、VTuberのユニークなところ。
ぜひこの熱のこもった語り動画を見た上で、自分のキズナアイへの思いを探してみてください。
【秋葉原】1時間でVTuber何人見つけられる?
(6月17日)
ぽんぽことピーナッツくんが行った、二人の得意の実写企画。
今VTuberの姿は、秋葉原だとあちこちで看板やポスター等で見られるようになりました。そこで、二人が別々に探索して、VTuber何人見つけられるかで対戦するというもの。実質、秋葉原のVTuber宣伝効果調査の検証にもなっています。
単純数値だと、にじさんじ、ホロライブのような「箱」で活動している企業勢がとても大きいのがわかります。アトレのホロライブイベントの様子もちらっと見られますが、かなり大々的。
その他にどんなVTuberが出てくるかは、見てみてください。今はここまで並ぶのは秋葉原くらいかもしれませんが、そのうち山手線のポスターにVTuberが貼られる時代もくるかも……?
【ASMR】犬山たまきが隣でゴロゴロする動画【360度VR】
(6月18日)
犬山たまきがアップしたのは、360度VR動画。スマホVRやHMDでの視聴推奨。
「男の娘」な犬山たまきが、人懐っこく寄り添ってくる様子は、普段の彼のはちゃめちゃな言動を知った上でも、なかなかドキドキさせられます。
この動画は必ず最後まで見ましょう。
360度VR動画は、グラビア業界などで今とても人気のジャンル。VTuberはグラビアモデルとしての相性が抜群にいいので、こういう遊び方はぜひ増えてほしいところです。
【麻雀最強戦2019】6月15日�近畿・四国予選【アイドル部】
(6月15日)
夜桜たまは「麻雀最強戦2019」のゲストとして、地方予選に緊急参戦することが決定。さっそく試合配信も行われました。プロ雀士ともコラボし、麻雀専門サイトにインタビューを受け、麻雀解説本も出版する彼女。今回のゲスト参加で、大盛り上がりのようです。
配信方法が普通ではなかった。
序盤の試合では、自分の画面ではなく、時間に数分のラグがある観客画面をうつしています。つまり対局を進めながら、数分前の自分の実況をしている、というむちゃくちゃなテクニック。
彼女は以前、自分4人麻雀や、四面同時打ちなど、マルチコアな思考回路を披露していました。見ていてわけがわからなくなります。
【響木警察19時半】渋谷の街を悪魔の鏡号で巡回パトロール【LIVE】
(6月17日)
女優になって清楚度が上がったかと思われた響木アオが、また妙なことをやらかしました。
以前作った、子供用の車、マネキン、響木アオステッカー、謎の点滅ライト。悪ノリのすぎる「悪魔の鏡号」を作り、それを渋谷の町中に持ち出す、という悪夢のような企画を行いました。交通ルールは守っていますが、めちゃくちゃ不審です。
マネキンもどきの顔の部分にタブレットが貼られており、そこから中継で響木アオと語ることができます。マネキンも車もいらないのでは……?
響木アオは以前から、街に飛び出し、タブレット端末を通じて会話をする、バーチャルな活動を生放送で行ってきました。今回のは、見ていてトラブル起きないか心配になるのも含めて、ガチンコでとても面白い。
制作の様子はこちら。どうしてこうなったんだろう…。
【でんきのほぼ日刊】「ヴィジュアル系がお化粧する必要性」から考える「VtuberがVirtualである必要性」
(6月21日)
詭弁の弁論で、虚も実も突く。言葉のセンスが巧みなでんきの新作は、「VtuberがVirtualである必要性」というみなが一度は抱くテーマ。
これを読み解くために、「ヴィジュアル系」という、音楽ジャンルそのものではないけどくくられるジャンルを、引き合いに出して語っています。
途中途中ギャグめいたノリで軽やかに語っていますが、後半はかなり納得させられるものがあります。短い内容で新しい視点の切り口を作ってくれるVTuberなので、要チェック。
タピオカミルクティがヤクザのしのぎになってるって本当?
(6月19日)
今週は、タピオカミルクティー屋がヤクザのしのぎになっているのでは?というニュースが大いに話題になりました。もっともそれ自体は「説」なので事実があるわけではないのですが、聞いて「ヤクザの資金に加担しているのでは?」と不安になった人はネットで多数見かけました。
そこを、犯罪者側・ヤクザ側の目線から、懲役太郎がバッサリ切っています。
視点を変えるのはやはり重要。カタギ側から見たらそわそわすることも、ヤクザ側からの観点含む大きな視野で考えると、実は大したことがなかったりする。
ニュースが気になった方は、必見。それよりもっと大事な部分が語られています。
【本人希望】引退したメンバーでエピソードゲーム【#アズマを偲ぶ会】
(6月20日)
先日にじさんじを引退した名伽尾アズマ。彼女が残した言葉は、「緑仙へ あたしの葬式配信してくれよな」でした。
ということで、サバサバ大胆なネタを爆発させてきた本人希望の、葬式配信が行われました。
6人のライバーが集まり、「名伽尾アズマにまつわるエピソード」を回顧するという設定で、作り話をする内容。いわゆる「ダウト」。本当と嘘を混ぜて、嘘を見破れるかどうかという心理戦です。
この手のネタは非常にセンシティブなのですが、元々の名伽尾アズマというキャラクター性、本人からの希望であること、集まったメンツが「そういうネタをエンタメに昇華するのがうまい」ことで定評があることもあって、痛快な内容になっています。
スケルトンはロマン!SKS Audio Musiwewe Light Purple Delay【23】
(6月19日)
樫野創音は多様なエフェクターを紹介し続けているVTuber。今回はスケルトンボディのエフェクターを手に入れたとのことで、かつてのゲームボーイ風に画面を再現し、自分もその中に入ってしまいました。
懐かしさあふれる色合いの映像の中、いつもどおりレビューしているのが面白い。
内容はガチのエフェクター解説になっているので、興味がある人はもちろん、知らない人でも聴き比べてすぐ納得できる動画になっています。
様々な演出で、エフェクターの面白さを紹介している、凝ったチャンネルです。オリジナル曲もエモーショナルな作品ぞろいなので、こちらも必見。
何が起きても絶対に配信をやめないVtuber
https://www.youtube.com/watch?v=-k3cLMDV4xs
(6月17日)
脱獄班寺がアップしたのは、タイトルのとおり「何が起きても絶対に配信をやめないVTuber」の姿。
非常に短くてシンプル。そしてネタはぎゅぎゅっと濃縮。思い切りのと勢いのいいネタ動画であると同時に、デビューしたての「脱獄班寺」という存在が、いかにひょうひょうとした人物なのかがこれだけでわかる動画になっています。
鷹森ツヅルの自己紹介 (的)ソング – Official Video
(6月15日)
シンガーソングライターの鷹森ツヅルは、かなり前からTwitterでギターのコード弾き動画をアップしていて、Live2Dの指の動きは多くの人を驚かせていました。ところが今回、フル版では、演奏どころじゃなかった。しれっと歩き出してしまった。ギターを置いて踊りだしてしまった。
部屋での録音からはじまり、道を歩いて季節を越えて、大きなステージまで。背景も本人もぐいぐいアニメーションして動くクオリティには、ただただびっくり。
明るく前向きな歌詞と曲調、優しいトーンの声が、ひまわり畑や雪景色とうまくシンクロしています。MVらしい演出が見事。
どんな技術で作られているのかとんと見当がつかないこの動画。2DVTuberMVの可能性を見せてくれる作品です。
【歌ってみた】ピ ピカソ【手書きPV】
(6月17日)
さえきやひろが一周年記念につくった動画は、モダンチョキチョキズ「ピ ピカソ」のカバー。手描きアニメーションで、さえきやひろ本人が、踊ったり芸術の海に飛び込んだりしている、楽しいMVになっています。
アニメ部分はとても丁寧。芸術家の名前が出てくるところの「さえきやひろ」アレンジオマージュが凝っており、隅々まで見どころ満載。また、自分が素敵だと思うものは周りの評価によらず自分で決める、という歌詞と、さえきやひろの「ものづくり」の活動方針が、がっちり重なった、スタンスがはっきりよく見える一周年らしい内容にもなっています。
やきもち☆ハートブレイク【樋口楓オリジナル曲】
(6月21日)
樋口楓がアップしたのは、昨年ショート版を投稿した作品のフルMV。樋口楓のやきもちを表現した、胸キュンなアイドルソング風の曲です。
樋口楓は非常に頻繁に、ファンメイドのイメージソングを取り入れて、自ら歌い上げています。つくり手にとってこれ以上に幸せなことはない。
特に「やきもち~」は、彼女のキャラクター性に対しての二次創作的な部分が強いため、扱いが難しい作品。ですが、今回見事に「アイドル性」に昇華させ、普段はかっこいい系のイメージが強い彼女の、かわいらしい一面を描いたMVにしあがっています。
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