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必見!今週のおすすめVTuber 2019.11.24

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(11月16日~11月22日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

緑仙、快進撃

先週はにじさんじ緑仙が、多様な企画配信と歌動画をアップ。緑仙という人物の魅力があふれるバリエーションになっているので、一部をまとめてみます。

普段から歌動画をかなりの頻度でアップしている緑仙。オリジナル曲「エヴァーグリーン」がこの度公開されました。緑仙の声は音の伸びも言葉のキレもよく、力強いのにちょっと寂しそうな空気感も持っているのが魅力。今回の曲はその歌声を最大限に活かしつつ、疾走感あふれる曲調で、バーチャルで不安定な緑仙の姿を描きあげています。

緑仙は「全部僕の声」にも挑戦。Cesiliaが作った多重録音の仮歌を元に、四方八方から緑仙が聞こえてくるような歌を披露。まるで抱擁されているかのような感覚に陥ります。大サビの高音の伸びは必聴。

緑仙、夢追翔加賀美ハヤトのユニット「le jouet」でもカバー曲「IMITATION BLACK」を披露。セクシーで大人びた加賀美ハヤトの声、力強く爽やかなロック系の夢追翔の声とまじることで、緑仙の声はさらに甘くてしなやかなものに映えていきます。3人のユニットバランスが抜群にいいので、女性向けアイドルユニットとしてこのまま売り出していけそう。

かと思ったら心底意味のわからない企画をするのが緑仙。早瀬走宝鐘マリンエリー・コニファー社築轟京子ドーラらを巻き込んで「劇場版バケットモンスター」をアドリブ小芝居で配信。原作のアレとアレに似すぎている早瀬走とホロライブから出張してきた宝鐘マリンに全部持っていかれつつ、小ネタだらけでファンなら隅々まで楽しめること間違いなし。

かと思えばオフラインコラボでうがいを競う、「うがい選手権」なる企画も。こういう突発で謎だらけの企画を、多くの人を巻き込んでやれるフットワークの軽さで実行する。数多くの企画における緑仙のディレクション能力は、ファンから高く評価されています。

そんな緑仙がついに3Dモデルを手に入れました。初披露は「にじさんじMusic Festival」。ママである小金井コガネ氏の絵柄を活かしながら、中性的なセクシーさが見事に生かされたモデルです。後半のライブパートは緑仙が3D化した意義を強く感じさせてくれるものになっています。

「最初は友達を沢山作るための活動だったけど、今では君をもっと近くで触れるための活動になったよ」と語る緑仙。デビュー時は友達がいないことを憂いていましたが、今は歌動画や突発の雑談、仲間と行う数多くの企画配信で、ファンがどんどん増え続けています。
表現者として、企画屋として、アーティストとして、緑仙の活動はますます加速していくばかり。3Dの身体ができたことで、次は何をしてくれるか楽しみです。

けつおくん – VR迷路【360度VR】【キッズ向けVTuber】

https://www.youtube.com/watch?v=VcqmpBQE7so

360度VRの自己紹介動画で鮮烈なデビューを果たした、キッズ向けVTuberのけつおくん。その二作目は、立体迷路。360度カメラであることを生かし、視聴者の周囲すべてを覆う迷路をたどって遊ぶことが出来ます。

どこかで聞いたことがある声そのまんまなけつおくん。しかし内容はがっちりとキッズ向けになっていて、子どもが楽しめるようになっています。子どもはうんち好きだしね!
最近YouTubeで子ども向けコンテンツ規約が改正され、「子ども向け」と「子ども向け動画ではない」にわける必要が出てきました。このけつおくん、キッズ向けとして保ち続けられるのかどうかもかなり気になります。少なくとも「教育的」とかの単語がつくベクトルに全く向かっている感じはありませんが…。

子ども向けコンテンツ規約変更、Vチューバーはどうなる?

なにか新しい事が起きた時は、おめがシスターズに聞こう! 今回はYouTubeの「子ども向けコンテンツ規約変更」について、きっちり解説しています。自分たちの動画を題材にして話しているので、とても具体的。どこからがキッズ向け判定されるかも検証しています。YouTubeチャンネル持っている人は必見。

解説動画で二人いるというのは本当に強い。レイちゃんはネット文化やガジェットに強いため、基本解説側に回ります。聞き役に徹するリオちゃんは、視聴者側視点。時々鋭いツッコミで不安な点を挟んでくるのもうまい。

VRやスマホなど新しいガジェットが出ると即レビューしてくれる貴重なVTuberです。しかも毎回ネタを仕込んでいるので、エンタメとしてとても楽しく見られます。それこそ子供と一緒に家族で見たいVTuber。うんちも出てくるしね。

【解説】音ゲーマーって、なんでわざわざ落ちるスピードを速くしてんの?【弐寺×Vtuber】

「beatmaniaⅡDX」が大好きで、プロゲーマーともコラボしたことがある社築。彼がアップしたのはⅡDXプレイヤーが行う不思議行為についての解説動画。音ゲーマーならわかるけど、そうでなければ珍妙に見えるあるあるを紹介しています。

実際のⅡDXの画面を使い、何がどうプレイしやすくなるのかをかなりわかりやすく説明しています。元々の実況配信も使用許可が出るまでかなり時間がかかったそうなので、こういう動画を作れるようになったのは、彼の継続の賜物かも。
彼のプレイはプロにも認められる腕前なので、実況配信の数々もぜひ御覧ください。しゃべりながらフルコンとる様子は必見。

【無事死亡】死ぬほど疲れると話題のゲームやってみた。【Pistol Whip】

猫宮ひなたが今回プレイしているのは、VRゲームで人気急上昇中の「Pistol Whip」。「ビートセイバー」のように音楽に合わせて動くタイプのゲームですが、こちらは銃で次々あらわれる敵を倒していきます。弾を避けるには自分が動かないといけないので、めちゃくちゃハード。

元々猫宮ひなたはFPSが得意な子。ただし引きこもっているので体力がない。必死になって動いて撃ちつつ、ひーこら状態。
しかしラスト、彼女は最高難易度の面をガチプレイでクリアしています。動きがキビキビしており、エイムも完璧。お見事。
VRゲームはやはりこういうスタイルで、「画面」と「本人」の動きの両方が見られると、動画としての楽しさ倍増し。ひなたのうまいプレイを見たあとに、わちゃわちゃ動くひなたを見る。二倍楽しめる動画です。

ベースとギターなにが違うの?~見た目編~【ほぼ日】

花奏かのんがアップしたのは、ギターとベースの違いについての解説動画。楽器を触ったことのある人ならわかるものの、意外と知らない人が多いであろう細かい違いを、非常に丁寧に紹介しています。

初心者向けなので万人におすすめできるのですが、特に絵を描く人には今回の動画は是非見てほしい。何がどう違うのか、見た目の細かい部分まで差異を説明していますこの動画はパーツやサイズ比などかなーり参考になるはず。自身と比較しているパートは特にわかりやすいです。

【運営】ホロライブ社の秘密大暴露アンケート!!【許可済み】

https://www.youtube.com/watch?v=5NtNvKuQWr4

大空スバルが行ったのは、ホロライブ社員の意識調査。ホロライブのVTuberではなく、運営の人たち対象のアンケートです。ホロライブという会社がよくわかる内容になっています。ちなみに配信でしばしば出てくる「YAGOO」というのは、代表取締役CEOの谷郷(たにごう)元昭氏の愛称。

会社の男女比の他、ホロライブに入ったきっかけ、働いていて一番うれしかった事など、質問は結構ガチめ。解答はおふざけもあるものの、半分以上はおそらく本気。「そらと2人だけでなんとかしていた時期を考えると、なんでも嬉しいです」という、名前は書いていないけれども友人えーちゃんだとひと目でわかる解答は、ときのそらが苦労していた2017年を知っているファンには心にくるものがあるのでは。
「ホロライブ以外の推しているVTuber」のアンケート結果がかなり面白い。いろいろなVTuberの名前が出てくるのですが、最も人気なのは……? おそらく納得の結果ではないかと。
アイドル性の高いVTuberグループ「ホロライブ」運営の様子が非常によくわかる内容。ノリの良い社員が多く、仕事は大変そうですがライバーとも仲が良いようで、応援したくなります。

【料理選手権】リスナーさんからの愛の料理をみんなで採点しちゃいます!【ホロライブ/夏色まつり】

https://www.youtube.com/watch?v=N7fGRyvAqHc

夏色まつりが行ったのは、視聴者参加型の料理選手権。作った料理を写真で投稿し、紹介。みんなで優勝を決めていきます。

「プロ部門」「家庭部門」「ネタ部門」に分けたことで、かなりバリエーション豊かなコンテストになっています。この手の参加企画はクオリティそのもののみならず、どういうタイプのリスナーがそのVTuberに付いているかもわかるので、見ていて楽しいです。夏色まつりのファンはこれを見た感じだと、パワフルな人が多いですねえ。

サービス終了ゲーム紹介 高速脱衣育成リズムゲーム『アイドルDTI』

今も昔も、世の中の文化の穴をのぞき込む、バーチャルネットアイドルちゆ12歳。今回扱うのはサービス終了したリズムゲーム「アイドルDTI(脱衣)」の話。
もうタイトルの時点だけで興味深いんですが、ちゆ12歳のすごいところはその源流まですべてさかのぼって紹介していくところです。

ホームページでも動画でも、資料を集める能力が尋常じゃないちゆ12歳。今回の「アイドルDTI」のゲーム写真自体はまだしも、単行本化されていない原作コミックをまとめたり、アニメショップでの展開をピックアップしたりと、どこから資料を集めてきたかわからないような情報を集積。これにからめて、カリスマ編集者マシリトの話までまとめ、一部の漫画雑誌の変遷まで紹介。ちゆ12歳は全部雑誌を取っているんだろうか。
令和になってもちゆ12歳のサブカルチャーセンスは全く衰えていません。

PSYQUI feat. Marpril – Girly Cupid

Marprilが披露した新作MVは、聞いたら身体が踊りだす、跳ねるようなダンサブルなナンバー。作曲は様々な音ゲーなどで活躍しているPSYQUI

元気な2人のボーカルもさることながら、きびきびしつつもキュートさあふれるダンスが見ていて気持ちいいのなんの。画面を立体的に盛り上げる演出がテンションを上げてきます。
2人は自分たちの関係を「ビジネスフレンド」とよく言っていますが、ここまで楽しそうに歌って踊って皆を盛り上げてくれるなら、世界最強のビジネスフレンドになってくれそう。曲はどこまでかっこよくなっても、2人の「女の子」感は決して失われず軸としてあるので、見ていて幸せな気持ちになれる作品です。

富士葵 『MY ONLY GRADATION』 MV

ファーストアルバム「有機的パレットシンドローム」をリリースした富士葵。疾走感抜群、ゴリゴリのロックに仕上がっています。タイトルのように、色がテーマになった映像は、次第に変化。力強さとかっこよさ倍増しです。

富士葵はオリジナルソングもカバー曲も、メッセージ性を常に重視してきました。芯として通っているのは「応援するVTuber」としての強い意思。今回の歌詞も、自らを受け入れて認めていくように進めるよう、手を差し伸べています。今まで以上に凛々しい顔でたくましい歌を歌っている彼女ですが、そのあり方は普段の優しい応援団長・富士葵の姿につながっています。

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