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VTuber 2018.12.16

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月8日~12月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【太田記念美術館さんご協力】花魁ファッション展語り:二次会【ゲスト:紗久楽さわ先生】

https://www.youtube.com/watch?v=xglZr42VJME

(12月15日)

皇牙サキが行ったのは、太田記念美術館で開催中の「花魁ファッション展」について、美術館協力のもと語っていくという、かなり珍しい配信。ゲストは漫画家の紗久楽さわ。実際の浮世絵を見せながら、どういう絵なのか、江戸はどういう文化だったのかを、がっちり解説しています。

美術館で学芸員が説明してくれるような内容を、自宅で見ることができるというバーチャル美術館めぐり。文化を真っ向から、知的に語るのは皇牙サキならではの配信です。企画準備が大変そうですが、こういう学術的配信はどんどん見たいところです。

推しメン選手権

(12月12日)

飛鳥ひなのチャンネルで行われたのは、男性のVTuberがどのくらい「推させ力(ファンが推したくなる力)」を持っているか、女性VTuberがいいところを見つけてジャッジしていく番組。イケメン男性VTuberの面白さ、かっこよさなどの魅力を、時に熱く、時に冷たく見ています。
参加しているのは、チェリ高帰宅部Re:Act男性チームにじさんじ男性チームなど。「即興で愛を囁やけ☆変則告白対決」「大喜利」などを行っています。

男性VTuberは、それだけでハンデなのではないかと言われるほど、現在は埋もれがち。しかし魅力的な男性VTuberは実際多く、みんな精力的に活動しています。
「男性VTuberファンの女性VTuber(飛鳥ひな)」が推すための大規模企画、というのは今までになかったもの。女性からの目線で楽しめる内容になっており、それぞれの男性VTuberの面白いところを知るきっかけにもなる企画です。
うまいのは、愛されいじられおじさんVTuber舞元啓介が参加していることで、いいスパイスになっているところ。美少女の中にいるばあちゃるのような立ち位置です。また審査員に1人、芸事に長けている男性のジョー・力一がいることで、冷静に審査も行っているのもGOOD。どうしても男女の性別の視点が入ると偏りかねない部分を、番組として成立させ、角が立たないように工夫されています。

ガンダム初心者にガンダムを説明した結果!?【リオちゃんでもわかる】

(12月9日)

おめがシスターズは、ガンダムナラティブの映画を見に行ったとのこと(注・おめシスはリアル世界に簡単にいけるらしく、頻繁に出かけています)。そこでテンションがあがりまくったおめがレイ(左の大きなリボンをつけている方)が、ガンダムを全く知らないおめがリオ(ツインテールの方)に、ガンダムのいろはをガチで教えるという、ガンダム布教動画になっています。

ガンダムを知るための内容が一通りそろっているので、勉強にもなるっちゃなるのですが、ヒートアップしすぎたレイのオタクトークがひたすらに面白い。リオはオタクではないので、ところどころ興味を失うのですが、それでも止まらない。「とりあえずエクバ2をやろう!」と、しれっと沼に引き込もうとするところまでがワンセット。分かる人には分かる、全力蟻地獄動画です。
おめシスは「暴走で引っ掻き回すリオ」「オタクトークと理系技術でのめりこむレイ」のやりとりが、最近さらに深化して面白くなっているので、今後ますます必見です。

【ドラゴンレース】オタクあるある!!【しないか】

https://www.youtube.com/watch?v=N3gW6V37h0E

(12月12日)

アズマリムのアップした動画は、VTuberファンの心をほっこりさせるものでした。本編は「オタクあるある」で、ネタも鋭く面白い。ただその前に短く入っている「アズリム劇場」で行っている、「ドラゴンレース」が、あまりにも(VTuber的に)ドラマティック。

少し前に、アズマリムはトラブルでTwitterに苦悩を吐露したことがあります。悲痛な叫びにファンもハラハラしていた時、半ばネタ混じりにアップした織田信姫の動画が「アズマリムを救いたい」でした。

どこから出てきたのかわからん「ドラゴンレース」ですが、言っていることは力強かった。今回のアズマリムの動画は、そのアンサーになっています。
織田信姫本人は出ていないし、コラボではないけれども、こういう映像でファンの色々な不安を昇華してくれるのは、本当に見ていて嬉しいものです。

【#SEEDsマフィア】憂う少女のアルカディア【声劇】

(12月16日)

「にじさんじ」数十人が「にじさんじプロジェクト」として統合されました。とはいえ今までのようなコラボやグループ自体は健在。元「にじさんじSEEDs一期生+α」が集まって行ったのが、声劇公演「憂う少女のアルカディア」。13人がそれぞれ役を受け持ち、役割分担をして行った演劇です。シナリオは緑仙社築
ストーリーは先にこの短編4つを、上から順に見てからだとより楽しめます。
【#SEEDsマフィア】憂う少女のアルカディア~学生編~
【SEEDsマフィア】憂う少女のアルカディア~警察編~
【SEEDsマフィア】憂う少女のアルカディア~マフィア編~
【#SEEDsマフィア】憂う少女のアルカディア~暗殺者編~

SEEDsメンバーファンならニヤニヤできたり泣けたりする題材てんこもり。と同時に完全にライバーから切り離されたパラレルの「マフィア」の物語なので、この動画だけ見てもしっかり「演劇」として楽しめます。練習風景の、青春の一ページ感もこれまたキュンと来る。
生放送演劇は、演技力や演出のみならず、万が一のトラブル等も含めて本当に大変。しかも今回大人数なので、スケジュールあわせや準備もかなり労力が必要だったのが感じられます。しかし、VTuber本人の性質と、演劇のキャラクター性が入り混じった、バーチャルが行う演劇の面白さが詰まっています。
脚本はかなり練り込まれたもので、かっこよさや切なさのみじゃなく、考えさせられる部分も。表現者集団としてのSEEDsを存分に味わえる作品です。

アイドル部3人3Dデビュー!そして…?

(12月11日)

アイドル部のヤマトイオリ八重沢なとり神楽すずがついに3Dデビュー!アップランドのアイドル部がどんどん3D化が進んでいます。
ヤマトイオリは小さい体と、意外と豊満な胸にどっきりさせられる和装。脇…横…!視線の向けどころに困る…!
八重沢なとりは風紀委員らしく、元の制服をアレンジしたかっこいいものに。フォーマルでユニークなスタイルです。
バイオリニスト神楽すずは演奏家風の舞台衣装、アップランドならではの大きく開いた背中がセクシー。
早速いつもの「ツンデレ動画」もアップされ、配信も開始。残る牛巻りこ、木曽あずきも今年中に3D化するか、期待大!

それにあわせたのかどうなのか…? 織田信姫も14日に新モデルティーザームービーを公開しました。ほとんど「Prologue織田信姫」。見た感じ、全身顔まで作り直したようで、かわいらしさとかっこよさ倍増し。

2019年に向けて、個人も企業もどんどんモデルチェンジや新衣装を発表しはじめています。来年以降さらに、技術面でVTuber界隈全体が一回りグレードアップされていきそうです。

【 裏方大集合 】裏方ワードウルフ

https://www.youtube.com/watch?v=75QkWxXS7PY

VTuberの裏方だけを集めてワードウルフをするという、ちょっと変わった番組。
先日のぽんぽこ24リターンズで「じゃない方の会」が行われていましたが、それのグレードアップ版のような内容。かしこまりの相方としてのパンディが中心となって開催されました。

参加しているのはときのそらの裏方・親友えーちゃんYuNiの生放送で登場する清らかな乙女丸富士葵が召喚した友達・スタッフのキクノジョーWEATHEROID type_A Airiのマネージャー・お天気キャスターの山岸愛梨。一部ツッコミどころがあるのも含めて、まあよくぞそろったものです。

VTuberのスタッフや補助役がマスコットキャラクターとして登場する機会は、増えてきました。特にパンディが顕著ですが、メインVTuberとの掛け合いができるのはとても強い。普段から司会業をこなしているえーちゃんの回し方がうまいのもあって、今回のコラボではトークも弾みます。

キクノジョーが、裏方でありたい、しかしどのくらい出たほうがいいのか、出るべきなのかなどなど、葛藤している話を正直に語っているのはとても興味深い。パンディはガンガン前にでているのに対して、キクノジョーがあまり出ないので、ファンもパンディも「出て欲しい」という熱い思いを投げかけていました。
パンディとキクノジョーの類似性はかなり以前から言われていました。初対面の2人が仲良く会話している様子を見られるというのは、極めて貴重です。

転生組とはなんぞや【#YOUは何しにバーチャルへ】

(12月9日)

VTuberはゼロから始めた人ばかりではありません。YouTuberやゲーム実況者、ニコ生主など、もともと配信をしていた人たちもたくさんいます。そのような「転生組」の人達を集めて話を聞くという珍しい番組になっています。司会は歌衣メイカ天開司

一番気になるのは「なぜバーチャル化したのか」という部分。バーチャルだからこそよい、という部分があるから転生してVTuberを続けているはず。このあたりのリアルな話を聞くことができます。一方で「これができなくなった」という話は興味深い。
いわゆる「前世」と呼ばれる、アクターの存在が比較的オープンな「転生組」。覆面生主とVTuberはどう違うのか、というのを理解するヒントにもなるコラボ動画です。

”おとりざ”っていう個性つよつよVtuberグループを知っていますか!?

(12月12日)

小町ノノが行ったのは、VTuberグループ「御伽りざれくしょん」(通称・おとりざ)メンバーの紹介動画。
御伽りざれくしょんはちょっと変わった運営形態をしており、「夢」「和」「麗」の3チームそれぞれ5人ずつの15名で編成。おとぎ話がリザレクションする、というモットーで動いています。

最初はレース制で3D化を競うスタイルでしたが、大きく方向転換。現在は15人全員をサポートする体制になっています。それぞれのチャンネルに「1分ちょっとでわかる」がアップされていますので、入門としてはそちらもぜひ。なんせモチーフがはっきりしているので覚えやすい。
小町ノノは平安の猫耳女子。大好きな百合について、テンションがあがるとヒートアップが止まらないのが面白いVTuberです。

【誕生日企画!】部室の中心でアイを叫んだたまこ~Hope you have a blast.~

(12月8日)

あおぎり高校ゲーム部はスマブラ好きの真面目な熱血漢・音霊魂子と、超ハイテンションな水菜月夏希の二人組。普段はスマブラやアズールレーンなどのゲーム実況を行っていますが、時折演劇と言うか茶番というか、2人のネタ動画がアップされます。今回は魂子の誕生日動画ということですが…これTV版エ◯ァ最終回ですよね…?

曲のなりそうでなれていない感じが楽しい。
あおぎり高校ゲーム部は動画アップ頻度も高くなり、魂子と夏希の2人の性格と関係性が見えるところもニヤニヤさせられます。他のゲーム部とのつながりは一切明示されていませんが、ゲーム部のノリが好きな人なら安心しておすすめできます。

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