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VTuber 2019.12.15

【VTuber音楽特集】オリジナル楽曲20選まとめて紹介その8

このまとめはVTuberのオリジナル曲を集めたものです。一般的なアーティストとはちがい、キャラクターソング的な雰囲気の曲が多く、MVではリアルアーティストにはできないような表現も見られます。どれも魅力的な曲ばかりですが、VTuberの数が増え続けるのと比例してオリジナル曲も増加。全体を把握するのは難しくなっているのが現状でしょう。

だからこそこの連載を通して、読者により多くの楽曲を知ってくれるとうれしいです。きっとあなた好みの曲が見つかるはずだから。それでは今回の20名を見ていきましょう!

※この記事は「VTuber オリジナル楽曲まとめ⑧」を元に再構成しています。

目次

1. 悪魔の狐
2. ベルバラード
3. Blasha
4. ギティ&姫仮倶錬
5. 羽咲らび
6. X→LIST+(Mer Ivy)
7. ちくわ
8. カティア
9. 乙女おと
10. 荒木パカ
11. 市松寿ゞ謡
12. カフェ野ゾンビ子
13. アマクサナナシ
14. レグナ
15. ソルト
16. 橋本真実
17. シャルロットシュガー
18. 皆守ひいろ
19. 夜乃ネオン
20. 久遠千歳

1.悪魔の狐

魔王きゅうさんと黒狐さんの2人でやっているチャンネルです。オリジナル楽曲はとてもシンフォニックな感じで魔王を感じさせる曲です。ただ魔王きゅうさんがすごいのはこれだけではないのです。みなさんは「ハモ○プ」とか「○スペラーズ」とかお好きですか? それとも「全部俺」といった方がピンとくる人が多いでしょうか? いわゆる多重録音を使い、声だけで曲を作ってらっしゃる方で、カバーも作ってます。「アカリがやってきたぞっ」のアカペラカバーは圧巻です。多重録音についての講座も行っています。

2.ベルバラード

「楽しいと思ったらなんでもやる!」をモットーに活動しているクリエイターチーム「ベルバラード」。Vカツやボカロを使用するスタンスで、ちゃんと可愛いし、曲作りもしっかりと面白いものを作っています(高低差のあるメロディライン厨には刺さると思います)。自身の声で歌い上げた歌ってみたもあげています。チェックする時間がない? なんと、1分もいりません。50秒でわかります

3.Blasha

バンドものとしては音質や技術のクオリティも申し分ないし、バーチャル上での演奏様子のMVもしっかりしています。ダウナーロックな感じで、ベースの暴れもいいので低音好きにも刺さるかなと思います。どうもメンバーは4人らしいのですが、1人はまだ「???」となっています。現在、この楽曲以外の動画は投稿されていませんが、メンバーのTwitterはちゃんと更新されていますので、じっくりと進展を待ちたいと思います。

4.ギティ&姫仮倶錬

めかり ぐねるさんと読みます。ちょっと過激な表現あるので、グロやホラー苦手な方は少し注意してくださいね。ただ世界観の在り方は絶対ハマると思うんですよね。ディープな愛情な歌が多くあり、曲もかっこよく、言葉選びもすごく丁寧で、絵柄も00年代ギャルゲー感があります。バ美肉勢であり、イラストも作曲も歌唱も全部本人が手掛けています。普段の配信もかなり落ち着く内容となっています。

5.羽咲らび

MVのこだわりもさることながら、聴いているだけでキュンキュンしちゃいます。「きみのむねいっぱいに ほんの少し居てみたいんだもん」という歌詞があるのですが、作詞は納得のらびさん本人です。ちなみにこの曲と、もう1つのオリジナル曲である猫音すずさんとの「Pounding love」もあわせて収録されたCDがあります。ジャケットで気付いた人もいるかもしれませんが、X enc’ountさんというクリエイターが関わっています。

6.X→LIST+(Mer Ivy)

もともとは「X→LIST+(エックスリストプラス)」という音楽とイラストを主体に活動されていたクリエイターユニットでしたが、Mer Ivy(メル・アイヴィー)さんをボーカルとして、Vtuberとしてかじを切りました。以降はカバー曲の投稿がメインなのですが、amazarashiさんの「空に歌えば」Aimer with chelly (EGOIST) 「ninelie」Eight「とても素敵な六月でしたを歌いました」など他ではあまり見かけない選曲センスは光ります。かっこいい系の女性ボーカルなので、今後の楽曲も何が歌われるか楽しみです。

7.ちくわ

ちくわさんの超高次元絵描き歌です! 途中でちくわさん自身が笑ってしまっているのが、すごく可愛らしいですね。そして、絵描き歌ではネタ動画すぎて歌唱力が分からないかもしれませんが「Flamingo」や「ロミオとシンデレラ」など難しい楽曲もさらっと歌い上げるほど上手いです! 声色の使い分けの幅が広く「ロキ」では1人2役であることを忘れてしまいそうになりますし、合間の遊びで癒されます。

8.カティア

メインはDTM(デスクトップミュージック。パソコンと電子楽器で音楽をつくること。)で活動されています。再生リストを見ると分かりますが、「Water Music」というシリーズで、深海や魚をテーマに曲を作っているようです。基本はボーカルの無いインストなんですが、チップチューンよりだったり、シンセっぽかったりとかなり幅広いので、聴いていて楽しめますね。「カティアの生き物調査隊」では生き物について解説したり、「カティアのVRChatツアー」というシリーズを投稿したりしています。着眼点が鋭く、どれも楽しみながら見られます。

9.乙女おと

5000兆円欲しい!とにかくお金が欲しい!ということをひたすらに歌っている楽曲です。シリアスになったり、ノリがよかったり、効果音が散りばめられていたり、コールがあったりと、電波曲として考えても色々な要素が混ざった曲だと思います。中国翻訳チームによる有志たちが作成したPVもあります。またカラオケ音源も公開しており、それを歌って動画をあげている人もいます。オリジナル楽曲はこちらだけですが、「砂の惑星」など歌ってみたもいくつかあげています。

10.荒木パカ

ダウナー系のサウンド好きなら、きっと好きになると思います。予定もなく、財布も空っぽのまま、あてもなく、ふらつきながらこの曲をずっとリピートしてたい。そういう魅力がこの歌にはあります。以前紹介したデスメタル系の藍葉じるあさんとのコラボ曲もあります。上記の動画のあと、新しい肉体を手に入れていて、そちらの姿もかわいいのでぜひご覧ください! また「可愛い声だけを切り貼りして作った曲」という一風変わったEPもBOOTHにて販売しています!

11.市松寿ゞ謡

この歌を聴けば、もう名前を忘れることはないでしょう。市松人形Vtuberとして2つの姿を使い分けており、人形の姿は一見ホラーチックですが、その実態はギャグ要素過多なので大丈夫です。サイケデリックな世界観を持ち合わせており「ハッピー地獄」や「SZK’sDRIVE」など他のオリジナル楽曲も少し驚くような描写もありますが、楽しいものになっていますのでぜひ最後までお聴きください。「ワールドイズマイン」などの歌ってみたもMVまで凝ってあるので、おすすめです。

12.カフェ野ゾンビ子

ゾンビ子さんの存在は知っていても、歌を聞いたことはない人という人もいるのではないでしょうか? 本編はシーズンごとのダイジェストがあるので、こちらを見ていただけるとよいと思います。楽曲はゾンビ子さんが作っているわけではなく、有志のファンがイメージソングとして作り、それをゾンビ子さんが歌っています。ファンメイドといってもかなりのクオリティですし、ファンが作っているということで世界観を大事にされた歌だと感じます。上記の歌以外にもいくつかあるので、気になった人は他の曲もどうぞ!

13.アマクサナナシ

力強くて、そして儚い、とても表現力のある男性ボーカルで、作曲メインで活動されています。雑談したり、ゲームしたりもしているので、スタンスが気に入った人はぜひそちらも覗いてみてください(弾き語りをしているところに出会えるかもです)。カバーアレンジもされていて、「ネトゲ廃人シュプレヒコール」の感情に訴えてくる感がすごくよいです。「産声」というアルバムも制作されたので、クロスフェードを聴いて気に入った人はどうぞ!

14.レグナ

あまりインスト系、つまり歌詞なし曲を聞きなれていない人でも、すんなり聴き浸れるタイプの作品だと思います。じんわりと盛り上げていくムード作りや音遊び、ブレイク(音が一瞬なくなったりすること)などが卓越しており、ループでずっと聴いていられます。「夜桜」や「早起きの休日」など雰囲気に合わせた楽曲も良いですし、七草くりむさん天鳥ココロさんとのコラボ曲もおすすめです。アルバム「Feathers」も発売しており、BOOTHから購入できます。

15.ソルト

「動いてしゃべる不思議なドール、ソルトですよー!」という口上通り、日本刀も使える器用なドールのソルトさん。器用すぎてMedlyというアプリを使い作曲し、それに歌も載せています。「ドレミファロンド」や「甲賀忍法帖」、「ロキ」など歌ってみたもいくつかあげているので、歌声が気に入った人はこちらもチェックです。「ソルトと呪いのお人形」というストーリーや漫画も発表されています。

16.橋本真実

オリジナル楽曲は現在、上記の「花がらな現に」と「金木犀の夢は」の2つがあるのですが、どちらもMVや歌詞を含め不思議な世界観を作りだしています。表現の仕方に色々な意味が込められているのと思うので、それを考察するのも楽しそうですね。「想像フォレスト」など歌ってみたもあげているのですが、そのMVにも気になるところが出てきます。普段の活動はかなり特殊なので、まず自己紹介を見てほしいですね。

17.シャルロットシュガー

https://www.youtube.com/watch?v=RVUM-N58LGM

ダウナーロックとか、歪んだギターサウンドがかき鳴らされてるような音楽が好きな人はぜひこの方の音楽を聴いてほしいです。The pillowsとかが好きな人は特に「サマーオブラヴ」や「star score」あたりの曲にはまるのではないでしょうか。greendaySiaなど洋楽のカバーを歌う方は貴重なので、洋楽好きにも届いてほしいですね。オオカミホステスVTuberということで、ケモノが好きな方もぜひ。

18.皆守ひいろ

ひいろ隊員(ファン名称)の方が作詞作曲して、それを本人が歌うというファンメイド楽曲です。作詞もファンメイドなのですが、『つらい時の合言葉「頑張らないで、頑張ろう」』というひいろさんの在り方をよく表現した歌詞となっています。オリジナル楽曲は現在これのみですが、「ビースト・ダンス」や「glow」などの歌ってみたや歌枠などで歌声を聴かせてくれます。

19.夜乃ネオン

「しゅきしゅきぴっぴっぴ♡」や「いい波乗ってんネオンNIGHT」など、VTuber界のインターネットミームとして広がった言葉の大元の曲となります。求人広告トラックで流れていそうなメロディや大学生の飲み会で聴きそうなフレーズが盛り込まれており、ころころと曲調が変わるのに一回聴いただけで頭に残る曲となっています。作曲が電波曲で有名なIOSYSのまろんさんなのにも納得できる仕上がりです。普段の様子が知りたい人には、観覧車デートの動画がおすすめです。

20.久遠千歳

2019年8月31日をもって引退されました。不老不死の女の子ということもあってか「幸福な死を」など、生死や不老不死などをテーマとした歌が多かったように思います。現在チャンネルには雑談などのアーカイブは残っていませんが、歌はいくつか残っています。この「Zero In Zero」はsamayuzameさん書き下ろしの楽曲で、久遠千歳さんの世界観をそのまま歌にしたような曲となっているような気がします。そう、ゼロになれ。

執筆:ひかげつきみ

参照記事:VTuber オリジナル楽曲まとめ⑧


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