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VTuberイベントの新たな可能性か? よみうりランド×IRIAMレポ

9月23日(月)から、川崎市多摩区にある「よみうりランド遊園地」で「VTUBER LAND2019 IRIAM WEEK」がスタートした。バーチャルライブアプリ「IRIAM」で活躍するVライバーたちが、観覧車やジェットコースターなどの各アトラクションに登場するもので、乗車中に彼ら彼女らの反応やコメントを楽しめる。

残念ながら台風による強風の影響で、多くのアトラクションが運休となり、Vライバーたちの活躍ぶりを目にすることはできなかった。しかし、初日のみ開催されるIRIAMのHALL EVENTを取材してみると、VTuberのリアルイベントの可能性を考える上で、ひとつの興味深い回答を記者に与えてくれた。それは一体どのようなものだったのか? 詳しくレポートしよう。

(会場のよみうりランド。観覧車のコラボ企画も用意されていたが、残念ながら強風のため運休に)

Vライバーを取り戻すため、ファンは遊園地へ繰り出した

イベント前日まで、IRIAMはイベントで何を実施するのか明らかにしていなかった。ただし公式のNOTE記事に、スマホと充電器の用意が重要と書かれており、何かしらのアプリを使った企画が催されることだけは予想できた。


(しらすの帽子、まさかこれが後の伏線になるとは…)

会場に到着して渡されたのは、イリアムのマスコットキャラクター「しらす」の帽子と白紙数枚、ボールペンの3セット。その際、スタッフから妙に帽子の装着を勧められたことに違和感があったが、被って参加した。

(しらすは現実世界でちゃんと仕事しているらしい)

会場内で映像が流れ出し、登場したのは「しらす」のぬいぐるみだった。事務所の中で仕事をするかわいらしい姿が映されたと思ったのも束の間、煮干しを目にすると謎の煮干しウィルスに感染して突然の悪堕ち。Vライバーをよみうりランドの各所に閉じ込めたと宣言しはじめた。

(悪堕ちして人相の悪くなった“にぼしらす”が誕生)

(このとき「IRIAM」を起動すると、各ライバーのチャンネルは鎖で閉ざされていた)

ライバー達を解放するために、参加者は会場の外に出て、よみうりランド内を探索することに。自分の推しライバーごとにそれぞれ班をつくり、帽子をつけて出発。

(それぞれ推しのパネルの前に集合してチームを結成。みんな行動が早くて驚いた)

花壇や飲食店など周囲のスポットをウロウロ。すると、さまざまなスポットに、Vライバーのアクリルスタンドとスマホが設置されていた。

(すぐに推しの場所を突き止める精鋭たちの後ろ姿)

(あ、こんなところに!)

近づいて話しかけてみると、聞こえてくるのはそれぞれの声だ。全員を見つけ出すことで、無事解放できるらしく、参加者一同でバタバタと探し回った。

(スタッフの持つスマホからライバーの声が聞こえる。明るく挨拶してくれた)

まさかの探索に戸惑いはしたが、にぎやかな遊園地の中を巡りながらのミッションは好評で、夢中で探し回るファンの姿には、隠れんぼで遊んだ子供の頃を思い出した。

会場にこだました「すみません! みあちゃんの身長分かる人いますか!?」

(にぼしらすの出題する謎を元にキーワードを見つけ出すミッション)

無事、全員を見つけ出すとIRIAMのVライバーたちが配信できるようになった。しかし、次のミッションは悪堕ちしたしらすを正気に戻すこと。一旦会場に戻り、ライバーたちや公式Twitterが出すヒントをたよりにして、クイズに答える流れになった。正直ここまでは、そこそこ簡単な難易度の問題が出題されて、スムーズに終わるだろうと予想していた。

(渡された用紙とペンを使って、答えを考えるファンたち。画像加工:編集部)

(班を作って相談しながら考察する様子が見られた。画像加工:編集部)

ところが問題はかなり難しく、各ライバーの身長や年齢などのプロフィールをしっかりと覚えていないことには答えられないものばかり。自分の推しには自信のある回答者も、他のVライバーのプロフィールを答えるのにはひと苦労。いつの間にか、会場内では皆が積極的に情報交換していた。最初は大人しく座っていたファンが遠足の昼食時間のように活発に話し合っていた姿が印象に残っている。

(Twitterに投稿されたミッションを達成するため席移動。画像加工:編集部)

用紙にメモをとりながら、ライバーからのヒントを確認してクイズを解くキーワードを探していると、Twitter公式にも動きが。「200のスキを集めろ」「座席の○列を埋めろ」など、さまざまな課題が繰り出された。なかには会場の座席に隠された用紙を探し出す課題もあり、座席の下をのぞいたり、壁に何か貼られていないか確認したりもした。

そして終盤、「しらす」の帽子に付記されたアルファベットの中から無い文字を見つけるという課題が登場。「こっちはAだ!」「Lはすでに出ているぞ」とリアルでもTwitterでも声が飛ぶ。誰かがひとつひとつ出た単語を塗り潰した画像をまとめて、参加者に共有。ここまで、10分も経たなかった。

(「そういうとこだぞ!」と呼びかけるも声が届かない)

ようやくミッションを解き終え、「しらす」に答えを呼びかける。これで終わりかと安堵する声が漏れていた。しかし、悪堕ちは戻らない。何かを見落としていたのである。慌ててこれまでの答えを整理し直す。そして、出題パネルのカタチがヒントとなって本当の答えに到達した。

(「大好き!」と会場が一斉に呼びかけると悪堕ちが解除され、このポーズ)

ファンの喜びようからも、このクイズの難しさが分かる。実際、リアルタイムにライバーのヒントとTwitterのミッション、施設に隠されたもの探しを並行して行うのは難しい。あらかじめ、全員で解くのにちょうどいい難易度になるよう設定されていたのである。

最後には、お互いを知らないファンたちがすっかり打ち解けている姿が多く見られた。あたたかい声を掛け合い、和気あいあいと交流する様子は、この企画の満足度の高さを物語っていた。

ライバーたちとミッション達成の喜びを“握手”で分かち合う

ミッション達成後は各ライバーたちとの握手会だ。IRIAMの握手会用アプリはニコニコ超会議ではじめてお披露目されたもので、画面にタップすると白い手が出現し、本人と触れ合っているような気分になれる。

(指で触れると、画面に白い手が表示される)

(タップに合わせて握手ができる。うれしい)

短い時間ながら会話もでき、今日のイベントの感想やライバーへの熱い思いを語り合っている。中には何度も列に並び直し、もう一度話そうとするファンも見られた。IRIAMではVライバーとファンの距離が近いという評判は聞いていたが、その熱量は予想以上だった。

VTuberのリアルイベントを成功させるためには?

HALL EVENTを振り返ると、Vライバーとファンの双方向的なコミュニケーションがかなり意識されていたと思う。受動的にVライバーたちのトークを聞くのでなく、彼らと一緒に課題を解くのがポイントで、ファン自身がイベントに参加している実感を得られやすい。バーチャルにいる側が情報を発信し、リアルにいる側が解決するという、それぞれの役割分担がうまく整理されていた。

今回のイベントは昨今流行しているリアル脱出ゲームの方式と共通するところがある。参加者同士が協力してミッションに立ち向かう点や空間内のあらゆるモノが解決のヒントに見えてくる点がそれに当たるだろう。しかし少人数が前提のリアル脱出ゲームに対して、大規模人数でこうした試みを行うのは通常難しいはずだ。ましてやイベントの時間を考慮しつつ、全員でうまく答えを出せるようなクイズとミッションを出題するのも至難の業である。IRIAMの運営チームが今回のイベントのために企画をかなり熟考したと想像できる。

また、この企画が成功した背景には「IRIAM」アプリの特性も深く関わっている。「IRIAM」はVライバーと非常に近い距離(ガチ恋距離)でコミュニケーションを交わせることを魅力にしており、配信者がファンの名前や性格を覚えていたり、ファン同士でも会話を交わしていたりする場面がよく見受けられる。そのため、リアルで出会う前からすでに仲の良いコミュニティが生まれており、リアルイベントでも協力関係が自然と生まれたと推測できる。

裏を返せば、この企画はIRIAM運営が自分たちのファンの規模感や熱量を熟知しているからこそ成功できたもので、他のVTuber運営事務所が同じことをしたとしても思うようにいかないかもしれない。さらに規模の大きいイベントであれば、ファン同士や運営を対象としたトラブルも生まれやすくなるだろう。(ファンの中にはVTuber以外とのコミュニケーションを望まない人もいるはずだ)

しかし記者は、今回の成功を機にVTuberのリアルイベントの可能性がさらに広がると考えている。従来のリアルイベントでは放送プラットフォームをただの中継先として捉える傾向があったが、何かを達成するためのツールという役割が生まれれば、ファンはリアルとバーチャルを適宜入れ替えつつエンターテインメントを楽しめるからだ。

IRIAMの企画を応用すれば少人数のリアルイベントにも幅が広がるだろう。例えば、リアル脱出ゲームを好きなVTuberに案内してもらいながら一緒にクリアするイベントや肝試しを一緒に巡っているうちにリアルとバーチャル両方で怪現象が起こるといった試みなど、さまざまなものが考えられる。

今後VTuber業界がこのままイベントの規模を拡大する方向に向かうのか、それとも別の道を模索するようになるかは分からない。ただIRIAMの挑戦には、まだまだ何かが生まれそうだという期待を感じられた。今後もリアルイベントの行方を追っていきたい。

執筆と撮影:ゆりいか


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