ツイッターで宇宙と物理の普及活動を行う「宇宙物理たんbot(@astrophys_tan)」がバーチャルYouTuber(VTuber)としてデビューしました。投稿した動画では、難しい「宇宙」や「物理学」を分かりやすく、コミカルに紹介しています。
「宇宙物理たんbot」は、Twitterで2013年6月より特定時間に自動でツイートする「bot」として活動を行っていました。今回、2018年6月3日にバーチャルYouTuberとしてデビューし、宇宙および物理学を紹介する動画の投稿を開始。解説からおよそ3週間が経過した6月28日現在、チャンネル登録者数は3,000名を突破しています。
2本目の動画「【宇宙物理たんbot】相対性理論で浦島効果を検証してみた【特殊相対論】」では、アインシュタインの特殊相対論による運動する物体の時間の遅れについて解説。難しい内容ではありますが、多数のスライドとテンポの良いトークが光ります。
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科学の普及活動の一環として
VTuberとしての活動開始に関し、宇宙物理たんbotは「アウトリーチ」に触れています。アウトリーチとは科学技術分野における普及・周知活動を指しており、専門家以外を対象とした成果発表会や講演、施設公開なども含まれています。
エンターテインメントを主体として活動するVTuberが多数デビューしている一方、このような形での試みも今後進んでゆくことが予想されます。
ツールは「Hitogata」を使用
なお、宇宙物理たんbotの3Dモデルは、様々なカスタマイズもすることができる簡単顔認識アニメーションソフト「Hitogata」で制作されています。
「Hitogata」は、WEBカメラによる標準的な顔認識のみならず、動画を読み込んでの表情認識することが可能。まばたきの頻度や、左右反転のミラーモードなど、細かく設定ができます。
このほか、Mogura VRでは手軽にVTuberになれるツールも紹介しています。