VR移動用デバイス「VRGO Mini」のクラウドファンディングがKickstarterで開始されました。
「VRGO Mini」は、イギリスのデザイナーJoe Ryan氏が開発。椅子に装着して使用する機器です。同デバイスの上に座って身体を傾けることで、身体を大きく動かすことなくVRで移動できるというもの。出荷日は2020年3月です。
幅広いVRヘッドセットに対応
「VRGO Mini」は、2015年にRyan氏がクラウドファンディングによってリリースしたVR移動用デバイス「VRGO」の発展版です。「VRGO」は同デバイスとは異なり、椅子全体が専用のデバイスとして設計されていました。
「VRGO Mini」には、慣性計測装置(IMU)が搭載されており、同機器がユーザーの動きを認識します。IMUは、加速度計、ジャイロスコープ、磁器センサなどの部品で構成されています。
公開された映像からは、「VRGO Mini」を使用して前進移動を行い、敵キャラクターと遭遇後、右方向に平行移動する様子が確認できます。
KIckstarterのページによれば、「VRGO Mini」は、SteamVR対応のVRヘッドセット(HTC VIVEやValve Indexなど)すべてで使用可能で、現在販売されているヘッドセットの大多数に対応するとのこと。詳細は不明ながら、100種類を超えるVRコンテンツで同デバイスを使えるとKIckstarterのページは説明しています。
「VRGO Mini」は最大130kgの重さ(ユーザー)に対応します。同デバイスは連続8時間の使用が可能で、バッテリーの充電はおよそ1時間で完了します。
クラウドファンディングは順調に進行中
今回のクラウドファンディングの目標額は、2万ポンド(約260万円)です(2019年9月27日終了)。8月29日現在、すでに1.6万ポンド以上を集めており、順調にいけば目標額を達成できると思われます。
「VRGO Mini」は、KIckstarterのページから予約注文できます。現在早期予約特典が実施されており、通常版は119ポンド(約15,000円)から、ハプティクス(触覚フィードバック)対応版は149ポンド(約16,000円)から注文可能です。
(参考)Road to VR
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