自動車部品メーカー株式会社ジェイテクトは、10月30日から11月8日まで東京ビッグサイトで開催される第44回東京モーターショーで、Gear VRを用いたJTEKT 360 VIRTURL REARITY 「JGOGGLE」を展示します。このコンテンツは、GearVRを用いた実写360度全天球動画です。
事前に開催されたプレス向け体験会にて、いち早く体験してきました。
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体験時間は約2分、ジェイテクトが持っている伊賀試験場のテストコースを自動車の助手席に乗って走行するというもの。
カーブの多いコースを走行中、東京ドーム約10個分の敷地面積があることや色々な路面での走行試験が行われてることなどナレーションによるこのテストコースの説明が流れます。
また説明は音声だけでなく、「左を向いてください」と指示され左を向くとドアガラスの前にスクリーンが現れ図や動画による説明が入ります。
試験場の説明が主な目的となっているため、迫力は少なめですが、楽しめる要素も盛り込まれています。。
中でも、印象的だった演出は水深50cmの冠水した道路を通過する瞬間でした。シーンが切り替わり、上昇するドローンから見た視点から、水しぶきをあげて向かってくる自動車を見下ろした瞬間、水を跳ね飛ばして進む自動車の助手席に戻るというもので、まるでディズニーランドのスプラッシュマウンテンのような演出でした。(ただし、この助手席前方の映像のみ全天球ではなく大きいスクリーンのに映る映像です。一瞬なのと前方の派手な水しぶきに目を奪われるためスクリーン外が黒くても特に気にはなりませんでした。)
8個のカメラで撮影した動画を繋げ、360度全てをカバーできていないため、空間に継ぎ目が見えたり、左隣にいるドライバーの頭が上半分消えていますが、映像は綺麗で酔いにくく仕上がっていました。
自動車に乗るVR体験では、自動車メーカー・ジャガーのディラー店で体験できるVRコンテンツがありました。こちらはジャガーがいかに凄い自動車で乗ると楽しいかを消費者にアピールするためのものでした。一方、ジェイテクトの体験は部品メーカーとして取引先に対し自社の施設の規模やどのような試験が行われているかを体験してもらうことで、自社製品に対する信頼を高める効果のあるプロモーションです。
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口頭の説明や写真、モニターで見る動画よりヘッドマウントディスプレイを被った方がわかりやすく説得力があります。現地に行けば同じことですが顧客側に時間と費用がかからない利点があります。
現在は録画ですが、今後リアルタイムにVRで試験場や工場の見学ができるようになることにも期待できそうです。