2017年12月7日、東京・池袋に新たなVRアトラクション施設『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』がオープンしました。『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』は、池袋駅からサンシャインシティへ向かう道中にあるゲームセンター内にあります。アドアーズ株式会社が運営する、渋谷にある『VR PARK TOKYO』の2号店です。
『VR PARK TOKYO』でも大人気なものから新作まで全部で11個のアトラクションが置かれています。渋谷で遊んだことがある人でも1回ですべてを遊ぶことは難しいかもしれません。
アトラクションは1人でも遊べますが、友人同士大勢で参加した方が盛り上がって楽しいですし、クリアもしやすいアトラクションばかりです。
チケット
予約優先ですが、当日販売もあり、カラオケやボウリングに行くように友人を誘って気軽に遊べます。
事前予約 |
当日入場 |
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平日(90分遊び放題) |
3300円(税込)/1名 |
3500円(税込)/1名 |
休日(90分遊び放題) |
3500円(税込)/1名 |
3700円(税込)/1名 |
90分入れ替え制です。
土日祝日は混みやすいため予約をしておいた方が確実に遊べます。
アトラクション
GOLD RUSH VR
『GOLD RUSH VR』はトロッコに乗り、遺跡内部を移動、降りた場所で宝探しをするアトラクションです。
ジェットコースターのようなトロッコが止まると、自分の足で歩いて降りて、お宝を探します。背中に背負った掃除機のようなアイテムで見つけた金銀財宝を吸い込み、すべて取り尽くすとまた次の場所へトロッコで移動をする、ジェットコースターのスリルと自由に歩いて探索する楽しさが同時に楽しめるアトラクションです。
体験記事はこちら
プレイ人数:1~4人
VR+/DEATH ROOM
VR+シリーズはVR体験施設向けに展開するコンテンツブランドです。仲間とコミュニケーションを取り、戦略を工夫しないとクリアが難しいやりこみ要素が強いです。
『DEATH ROOM』は悪霊がとりついた家に閉じ込められた仲間同士が協力し、襲ってくる死霊から生き残るアトラクションです。最大8人で体験可能です。
テーブルの周りに座って体験します。室内では物が突然壊れたりするポルターガイスト現象が起こり、死霊がどこから現れるかはわかりません。
死霊を退ける方法は死霊と目を合わせること。しかし死霊を見ることができるのは幽体離脱をした人、死んだ人、死霊のターゲットになってる人だけです。
幽体離脱は各体験者がランダムに体験します。幽体離脱した瞬間に魂が体から引きはがされるように天井まで浮かび、上から悪霊が誰を襲おうとしているかを見ることができます。大きな声で誰のそばに死霊がいるかを伝えますが、慌てるとうまく伝わらず襲われた人は死んでしまい復活することはありません。
次々と恐ろしい声を上げて死んでいく仲間を前にして、勇気を出して死霊に立ち向かいます。
プレイ人数:4~8人
VR+/DEAD PRISON
『DEAD PRISON』は囚人や看守がゾンビ化した刑務所で唯一残った囚人達と1人の看守が脱出を目指すゲームです。プレイヤーは囚人となり刑務所から出られるドアの鍵を看守が開けるまで、襲ってくるゾンビを銃で撃ちまくって撃退します。
銃はショットガン、マシンガン、ハンドガンの4種あり重さは本物と同じです。それぞれの銃の特性を生かし、立ち位置や戦略を考えないとクリアは難しく、ゾンビの餌食になってしまいます。
ゾンビは前半こそ前からゆっくりと近づいてきますが、後半になると鳥のゾンビに上空から襲われ、1発では死なない巨大ゾンビが現れ、連射をしても次々と後ろからゾンビがやってくるようになります。
ショットガンは1発ごとに装填するポンプアクションが必要なため腕が後半になるほど辛くなります。看守が襲われない限り、囚人は死んでも数秒で復活しますが、ゾンビは撃てば血や肉片が飛び散るので、ゲーム感覚で楽しむ人よりも、グロテスクさと恐怖で悲鳴が絶えない人が続出になるでしょう。
プレイ人数:3~5人
VR+/Get Out of My House
『Get Out of My House』は街の人をゾンビ化したロボットを倒すための方法を知っている博士を守るため、襲ってくるゾンビを撃つアトラクションです。
登場するゾンビはブロックでできた人形のような見た目で、街自体もカラフルでポップな可愛い世界観になっているためリアル寄りのゾンビが苦手な人でも楽しめます。
銃の見た目はポップなデザインですが、形ごとに発射できる弾の特性が違い撃つと反動で手元に衝撃が走るようにできています。
博士は最前線にいるため仲間とコミュニケーションを取りつつ、上から襲ってくるドローンや前だけでなく左右からもやってくるゾンビを効率的に倒す戦略が必要になっています。
プレイ人数3~5人
BLACK BADGE
『BLACK BADGE』は未来の宇宙船内で反逆したロボット・ドローンから脱出を目指すシューティングです。自由に歩き回ることのできるフリーロームアトラクションです。
バックパックPCと本物のような重い銃を抱えて、宇宙船内で襲ってくるロボットたちを指示に従って撃ち尽くします。
スタートするとブリーフィングルームで仲間と一緒に銃の撃ち方をレクチャーされた後、ヒーローが着るようなパワードスーツを瞬時に装着できテンションが上がります。宇宙船の中は高い場所にかかった細い足場を通らなければならず、慣れてないと恐怖で足がすくむことも。
見えない位置から攻撃されることもありますが、撃たれたり斬られると衝撃が走るベストを着用してプレイしているため、気づかずダメージが蓄積して死んでしまうようなことはなく、痛みで背中側が撃たれていることに気づくことができました。
ただし後半になるほど襲ってくるロボットも増え、攻撃を受け続けているとベストの振動がまるで強い電気マッサージ器を着けているように感じます。
筆者は3人でプレイしましたが、最大プレイ人数は4人の本アトラクション、3人では人手が足りず全滅。人数が少ないほど難易度が上がるようです。
プレイ人数:1~4人
DIVE HARD 2 VR
『DIVE HARD 2 VR』は『VR PARK TOKYO』で展示している『DIVE HARD VR』の2作品目です超高層ビルの屋上で襲ってくるドローンを撃つところは一緒ですが、巨大ロボットや、爆弾解除などの要素が新しく追加されています。
赤と青のどちらのコードを切ればいいのか、残り時間が減っていく中で悩むなど、映画の主人公のような展開を味わえます。
プレイ人数:1名
ようこそパニックマンションへ VR
『VR PARK TOKYO』でも展示中の、洋館の中で可愛いオバケを倒すシューティングです。
自分の顔を使ったアバターでのプレイや、2人でプレイする場合は必殺技を撃つためにお互いに近づかないとならないなどコミュニケーションを重視したアトラクションです。
体験記事はこちら
プレイ人数:1~2名
サークルオブセイバーズ(2人用)
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『サークルオブセイバーズ』は、水晶を壊そうと襲ってくるモンスターを剣や魔法で倒す、渋谷の『VR PARK TOKYO』で大人気のコンテンツです。
本施設の『サークルオブセイバーズ(2人用)』は『サークルオブセイバーズ』からの変更点が2つあります。1つは攻撃が当たると衝撃を受けるベストをプレイヤーが着用しモンスターと戦うことで更に臨場感が増したこと。2つ目は1人がヘッドマウントディスプレイを被ってプレイしている間、モニター越しにボウガンでモンスターを撃つことでサポートできるようになったことです。
ボウガンに付いたモニター越しにVR内の映像を見ることができ、プレイヤーに襲ってくるモンスターを撃って倒すことができます。ボウガンにはボタンを押すと望遠鏡のように拡大して見ることができる機能もあるのでシューティングが苦手な人も安心です。
VR内で戦っているプレイヤーが着用しているベストはモンスターの攻撃だけでなく味方が撃ったボウガンの矢が当たっても衝撃を受けます。味方に当たらないようよく狙って撃ちましょう。
飾られている衣装は希望すれば貸出可能とのこと。
プレイ人数:2人
T3R
『T3R』は本格ドライビングシミュレータ『T3R』に乗り、カーレースを体験します。カーブするときにはGを感じ、路面の状態も振動で伝わってきます。
レースするだけでなく、車から降りて車の外観や周囲を眺めることもできます。
体験記事はこちら
プレイ人数:1~2人
トリップトラップトラベラーズ
『トリップトラップトラベラーズ』は直径1m以上のトラバサミや、一抱えもありそうな刃が振り子のように通路を塞ぎ、骸骨戦士が襲ってくる迷路から脱出するアトラクションです。
1人でもプレイできますが、複数人いた方がヒントに気づくこともありクリアしやすいです。
初めての場合クリアすることが困難な、やりこみ要素の強いアトラクションです。
プレイ人数1~4人
おそ松さんVR
『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』はアドアーズサンシャイン店3階にありますが、2階では人気TVアニメ『おそ松さん』のVRコンテンツ『おそ松さんVR』を別料金で楽しむことができます。
『おそ松さんVR』はアドアーズ株式会社によるオリジナルVRコンテンツです。松野家の六つ子と一緒に銭湯に入っていると、いつもの騒動が巻き起こりアニメのような展開を目の前で見ることができる視聴・体験型アトラクションです。コントローラを使わず、椅子に座ったままアニメのように展開していくストーリーを眺めて楽しみます。
プレイヤーがPlayStation VRをつけたまま湯船に浸かっていると、一緒に湯船に入っていたおそ松さん達から不審がられて声をかけられるところから始まります。
アニメを見ているようですが、アニメと違う点は六つ子達が話かけるとき自分の方を向いてくれる点。ファンにはたまらない、VRならではの大事な要素です。
本作は『おそ松さん』を制作しているアニメ制作会社株式会社ぴえろが監修し、セリフもアニメと同じ声優陣により新規レコーディングされている点もファンには嬉しいところ。
体験ブース自体も銭湯のような作りになっており、体験する前から期待が膨らむようなデザインです。
『おそ松さんVR』はアドアーズサンシャイン店2Fに特設会場が作られており、『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』とはチケットが別になっています。
体験するには特設会場前の券売機でチケット(800円)を購入します。
また、『おそ松さんVR』はアドアーズサンシャイン店だけではなくアニメプラザ町田店でも体験できます。
おそ松さんVR概要
体験料金 |
1PLAY 800円 |
稼働スタート日 |
2017年12月7日~ |
稼働スタート時間 |
10:00~ |
設置店舗・台数 |
アドアーズサンシャイン店 25台 |
公式サイト |
初デートにも最適
2017年12月6日にはオープン発表会がありモデル・タレントの鈴木奈々氏とお笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気氏と松野家の6つ子が登壇しました。
鈴木氏は仕事ですでに多くのVRコンテンツを体験しているとのことですが、岩井氏と『BLACK BADGE』を体験したところ、怖くて手を繋いで欲しいと岩井氏にお願いしたことを披露し、緊張してしゃべれない初デートに『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』は最適だとおすすめしました。
ゲームやアニメに詳しい岩井氏はVR体験は今回が初めてとのこと。『BLACK BADGE』では、敵が360度からくるし、下手なので衝撃がめちゃくちゃくると興奮していました。
また、アニメ『おそ松さん』の大ファンでもある岩井氏は、『おそ松さんVR』の体験に、いつもは俯瞰して見ているアニメをその世界の住人になってキャラクターと一緒にお風呂に入っている。夢が叶ったとコメントしました。
施設概要
名称 |
VR PARK TOKYO IKEBUKURO |
営業時間 |
営業時間 10:00~23:20 (土曜日10:00~23:30) |
場所 |
東京都豊島区東池袋1-14-3 アドアーズサンシャイン店 3F |
営業面積 |
443㎡(133坪) |
設置マシン |
10機種13台 |
アクセス |
JR池袋駅東口下車、サンシャイン60通りを通って徒歩約5分 |
チケット予約 |
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公式サイト |
100万人動員を目指す
オープン発表会で登壇したアドアーズ株式会社 取締役安藤史博氏によると、渋谷の『VR PARK TOKYO』はカップルが中心の店舗、池袋の『VR PARK TOKYO IKEBUKURO』は大人数が一緒に遊べるグループをターゲットにした店舗です。
2017年12月20日にはサテライト展開として、北海道・札幌「アドアーズ札幌狸小路店」6階に「VR PARK TOKYO satellite 札幌狸小路 × MEDIAFRONT JAPAN」 がオープンします。
今後、さらに店舗を展開し、同社はVR施設のみで年商30億円、年間動員数のべ100万人を目指すとのことです。