「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は8月15日~8月21日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 人気VRワイヤーアクションゲーム「Windlands」のQuest版が発売
2. 宇宙空間で目指せ100万都市!?新作VRゲーム「Spacefolk City」発表
3. 骨董品に隠された謎を追うVRアドベンチャー「Detective VR: NFT secret Files」発売
4. PSVR向け新作FPS「Fracked」日本語版が8月20日より販売開始
人気VRワイヤーアクションゲーム「Windlands」のQuest版が発売
Steam、Viveport、Oculus Storeで発売中のVRアクションゲーム「Windlands」のOculus Quest/Quest2版が2021年8月19日より、Oculus Storeで販売開始となりました。価格は税込1,490円。日本語には未対応です。また、本作は「App Lab」経由での発売のため、Oculus Storeの新作一覧ページには表示されていません。
「Windlands」は両手に持ったグラップリングフックを駆使して宙を舞い、隠されたアイテムを発見していくVRワイヤーアクションゲーム。木や天井などにグラップリングフックを引っかけ、その勢いで飛ぶ爽快感あふれるアクションと、僅かなミスで奈落の底行きになる緊張感抜群のゲームプレイを売りとしています。
天高くそびえ立つ遺跡や島が浮かぶ土地といったファンタジー色の強い世界観、淡い雰囲気のグラフィックも特徴のひとつ。古代人が残した秘密を探っていくストーリーも名作アニメ映画「天空の城ラピュタ」を匂わせるものになっていて、同作を知る人の琴線を刺激する要素も揃っています。
2018年には続編「Windlands 2」も発売。戦闘要素が加わるなど、さらに遊び応えのある内容へと進化しています。こちらのQuest版は執筆時点で未発売で、今後その予定があるかも不明です。
ソフトウェア概要
タイトル |
Windlands |
発売・開発元 |
Psytec Games |
対応ヘッドセット |
Oculus Quest/Quest2 |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
1,490円(Oculus Store) |
(参考)UploadVR
宇宙空間で目指せ100万都市!?新作VRゲーム「Spacefolk City」発表
新作VRゲーム「Spacefolk City」がPC、Oculus Quest/Quest2向けに2021年秋発売予定であることが発表されました。併せて本作のゲームプレイ模様を紹介するリベラルトレイラーも公開されています。
「Spacefolk City」はプレイヤーそれぞれが思い描く街づくりを楽しむVRシミュレーションゲーム。最大の特徴は舞台設定で、太陽活動の影響で惑星などが滅んでしまった宇宙空間上に残された生命たちの住処、並びに繁栄・持続可能な環境を建築していく形になります。また、街に住まう生命たちはそれぞれ異なる能力を持っていて、随所でプレイヤーの街づくりの手助けをしてくれるとのこと。頭部がバナナだったり、フライドポテトだったりと、その容姿も非常に独特で、思わずプレイヤーをくぎ付けにしてしまう存在感を放っています。
開発はVRパズルアドベンチャー「Down The Rabbit Hole(邦題:ダウン・ザ・ラビットホール)」、「Paper Valley」などの開発に協力した実績を持つVRゲーム開発スタジオMoon Mode。本作は同社初となるオリジナル作品で、VRゲーム初心者にも取っつきやすく、街づくりシミュレーションとしても風変わりなものを目指して開発が進められているとのことです。
(参考)UploadVR
骨董品に隠された謎を追うVRアドベンチャー「Detective VR: NFT secret Files」発売
新作VRゲーム「Detective VR: NFT secret Files」が2021年8月20日、Steamで発売されました。価格は税込2,050円。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)。日本語には未対応です。
「Detective VR: NFT secret Files」は、謎の失踪を遂げた友人兼美術品コレクターの行方を捜すべく、探偵の主人公に扮し、美術品にまつわる数々の謎に挑んでいくVRアドベンチャーゲーム。最新の電子機器と骨董品をそれぞれ調べ、仕組みを解明しながら解き明かすパズル、オカルト色強めのストーリー展開を売りとしています。ヒエロニムス・ボス、レオナルド・ダ・ヴィンチといったルネサンス期の美術家が残した傑作の秘密を探るという、映画化も遂げた推理小説「ダ・ヴィンチ・コード」が脳裏をよぎるイベントも用意。監視カメラの映像を始め、実写表現も随所に盛り込まれており、映画のような雰囲気を醸し出しているのも見所となっています。
操作も簡単に加え、本編とは関わりのない触れるオブジェクトも豊富に用意されているとのこと。2020年に発売され、高評価を得たVRアドベンチャーゲーム「The Room VR: A Dark Matter」を楽しんだ人には要注目の新作です。なお、2021年8月27日午前2時頃まではスペシャルプロモーションとして、15%割引の税込1,742円で販売されます。
ソフトウェア概要
タイトル |
Detective VR: NFT secret Files |
発売・開発元 |
MightyPlus |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
2,050円(Steam) |
PSVR向け新作FPS「Fracked」日本語版が8月20日より販売開始
PlayStation VR向け新作「Fracked」が2021年8月20日より、PlayStation Storeにて販売開始となりました。価格は税込3,080円。デジタルアートブック、サウンドトラックなどの特典を同梱した「Deluxe Edition」もあり、こちらは税込3,850円となります。また、プレイに当たってはPlayStation Move(PS Move)モーションコントローラが2本必須となります。
「Fracked」は「Phantom: Covert Ops(ファントム: 特殊工作員)」で知られるnDreams開発のVRアクションシューティングゲーム。人里離れた山奥の施設で遭難した主人公に扮し、異世界より現れた謎の敵と世界の命運をかけた死闘に身を投じていきます。
遮蔽物をフル活用する戦術がものを言う壮絶な銃撃戦、自由で滑らかなスキーとクライミングアクションが特徴。ストーリーと設定は名作アクション映画「ダイ・ハード」、「クリフハンガー」に着想を得ており、随所にその2作を匂わせる小ネタが散りばめられています。PS Moveモーションコントローラ2本を活用する操作もゲームパッドでは再現不可能なほどに独特。崖を登ったり、走ったり、スキーやジップラインで滑り降りる際にも直接上下に動かさねばならないなど、プレイヤーの体力が試されるスタイルになっています。
なお、PlayStation Storeの商品ページによれば、PlayStation 5(PS5)にも対応。解像度、フレームレートの強化が図られる模様です。
ソフトウェア概要
タイトル |
Fracked |
発売・開発元 |
nDreams |
対応プラットフォーム |
PlayStation 4、PlayStation 4 Pro、PlayStation 5 |
対応コントローラ |
PlayStation Moveモーションコントローラ専用(2本必須) |
プレイ人数 |
1人 |
価格(税込) |
3,080円(PlayStation Store:Standard Edition) |
CERO |
C(15歳以上対象) |
(参考)PlayStation Store、PlayStation Blog