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イベント情報 2017.06.12

【体験レポ】VRフィットネスも アキバのアイ・カフェでVRを1時間遊び放題な「VRデキル!!BOX」ガイド

VRという単語は知られてきたようですが、ハイエンドなVRデバイスや、映像に合わせて動く筐体となると購入することはまだハードルが高いです。

2017年6月12日にVR体験常設施設「VRデキル!!BOX」が秋葉原のアイ・カフェAKIBA PLACE店株式会社カジ・コーポレーション)にオープンします。

https://taiken.tv/facilities/24

「VRデキル!!BOX」で体験できるVRデバイスは5つです。

・VRフィットネスマシン『ICAROS(イカロス)』
・VRライドシミュレーター『SIMBA』
・PC向けのVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)『FOVE』
・モバイルVRHMD『Gear VR』
・モバイルVRHMD『Pico Neo Light』

『ICAROS』


『ICAROS』はドイツのスタートアップICAROS社が開発したVRフィットネスマシンです。膝から下と手首から肘までを接地する四つん這いのような態勢になり、映像にあわせて左右上下に傾く装置で体を鍛えます。

体験者はVRヘッドマウントディスプレイGear VRを装着し、メニュー操作や射撃は『ICAROS』の右側の持ち手についたリモコンを使います。

体験できるモードは以下の3つです。

FLY 自由に空を飛ぶモード
RACE 空中のリングを通過するモード
BATTLE 飛行しながら敵飛行機を撃墜するモード

いずれのモードでも体験者は海に囲まれた岩山のある島を飛行します。高所から眺めるのも楽しいですが、地上すれすれを飛行すると迫力があります。スピードはボタンを押し続けることで加速していきます。

心配だったのが岩や地上に激突した場合の衝撃と酔いですが、ぶつかってもスピードが落ちたり止まることなく、岩肌や地上を滑るように進むため酔いにくく怖くない工夫がされています。

行きたい方向には思いっきり体重をかけないと傾かないので、自由に移動をするためには練習が必要です。

 

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BATTLEモードでは目の前に表示されるレーダーを見ながら敵機を発見、撃ち落とします。敵機に近づかないと当たらないうえ、自分も敵もスピードが速いため近づいてもすぐに離れてしまいます。3つのモードの中で一番難易度が高いとのこと。敵機に当てるために左右の旋回や、上下の高度変更など激しく動くので短時間で筋肉が限界を感じました

 

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VR内で飛行する場合、座っている状態で加速や旋回といった動きをすると酔いが発生しやすくなりますが、『ICAROS』では自分が動きたい方向に体を傾けることで映像内で移動する仕組みで酔いを防止しています。旋回に関しては、自分の動く方向と映像の方向が合致するため、酔いにくくなっています。スピードをあげると空気中の風の強さを表現するようなエフェクトが前方から飛んでくるため、進行方向に意識が集中するので酔いにくい工夫を感じました。また、筋肉を張った状態になるため体勢が辛いことでも酔いを感じにくくさせているようです。

『ICAROS』のコンテンツは制限時間はありません。体力が続かなくなったときがやめ時です。長時間は体が限界を感じるので制限時間を設けていないとのこと。平均して2~3分で限界になるとのことです。

降りるときに思った以上に足がふらつくので気をつけてくださいとのことです。楽しいからと体力の限界までやった結果、筋肉は相当疲労します。

『SIMBA』


これまでも何度か紹介してきたVRライドシミュレーター『SIMBA』で体験できるのは映像に合わせて動く椅子に乗って体験するシューティングゲームです。高所から飛び降りたり、武器は破壊力があるのでスリルと爽快感があります。

『FOVE』


『FOVE』(FOVE, inc)は視線追跡が可能なVRヘッドマウントディスプレイです。視線追跡を体験したことがないとイメージがわきにくいですが、顔を正面にしていても目を左右に動かすことでカーソルを移動させたり、見てしまった場所によってストーリーが分岐するなどのゲームが可能になります。

体験可能なコンテンツはテクノブラッドが提供するネットカフェ向けのサービス『VIRTUAL GATE』です。360度動画のコンテンツもありますが、そのうち視線追跡に特化したFOVE対応コンテンツは以下です。

『アスナと会える FOVE VRホーム』

ソードアート・オンラインのヒロインアスナがコンシェルジュとなり、視線を合わせることで微笑んだり、無視すると怒ったり、コンテンツの説明をしゃべってくれます。

『Grandma’s Doll』 


ホラーコンテンツです。夜の洋館の一室で起こる不思議なことが視線を向けている間は変わらないが目を離すと変化する。例えば人形の位置が見てる間は変わらないのに、目を離すと移動してしまうなど定番のホラーものです。

 

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『Judgment』 

スパイとしてテロ組織に捕まったという設定で尋問されるゲームです。どこを見てるかは赤い点で表示されます。尋問役の質問に対し、隠さなければいけない情報につながる写真や物をうっかり見てしまう、などといった自分の「見る」行為でその後の展開が変わってきます。いつ分岐がしたのかわからない視線追跡の魅力がわかりやすいコンテンツです。

『Rainball』 

目の動きを活かしたパズルゲームです。目をつむると消えるブロックが配置されたパズルで、ボールをゴールまで導きます。

 

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『Project Falcon』 


近未来風の街中で、大型ロボットに乗り銃撃戦を行います。移動は自動で進みますが、ロックオンは視線で行います。他のVRヘッドマウントディスプレイに比べ首を動かさずともロックオンできるため、ロボットアニメの主人公になったような感覚で体験ができます。

『Pico Neo Light』

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『Pico Neo Light』(Pico北京小鳥看看科技有限公司)はPCやスマホがなくても使えるスタンドアローン型のVRヘッドマウントディスプレイです。色が可愛いのが目を引きます。

体験できるコンテンツ『透明少女』はどこかにあるかもしれない世界にいる女の子と一瞬だけこちらの世界が交差し、部屋で一緒に過ごせるようになります。近接実写VRという、目の前の女の子が立体的に見える実写映像作品です。映像が美しく、別れ際は切なくなる作品です。

『透明少女』の詳細レポートはこちら
想像以上の近さ、立体感!女の子と2人だけの空間を味わえるVR体験

『Gear VR』

VR THEATER』(インターピア株式会社)は360度動画ポータル「VR CRUISE」の作品を楽しめます。

アイ・カフェグループは2016年12月10日から2017年4月30日にかけ全国18ヶ所の店舗でVR体験会『VR デキル!!』を順次開催しましたが、体験会にくる参加者はVRという言葉を知っている人はいても体験したことがある人はまだまだ少ないため今回の展開に踏み切りました。

VR体験をした人をさらに増やすため常設施設を考えたとのこと。

秋葉原という立地、1 時間1080円という値段も比較的手頃です。気軽に体験してみてはいかがでしょうか?

施設概要

名称

VRデキル!!BOX

営業時間

10:00~19:00 1回60分予約入れ替え制
①10:00~11:00、②11:20~12:20、
③12:40~13:40、④14:00~15:00、
⑤15:20~16:20、⑥16:40~17:40
⑦18:00~19:00

定員

1回4名 4名を超える申込のある場合は適時対応

料金

通常利用料金 60分遊び放題、ドリンクバー付 1名1,080円(税込)
会員登録が必要(入会金・年会費無料※アプリ会員)

予約

web予約 http://kaji-icafe.com/vrdekiru/?page_id=65&ymd;=1499126400
予約がない場合は当日利用可

店舗

アイ・カフェ AKIBA PLACE店

店舗住所

〒101ー0021東京都千代田区外神田3ー15-1アキバプレイス7-8F

休業日

年中無休

特設サイト

http://kaji-icafe.com/vrdekiru/

 

https://taiken.tv/facilities/24

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