「週間振り返りXRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VRやAR、MR、そしてメタバースに関する最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1. スマートグラスEven G2のEven Realities、テンセントらから1.5億ドルの資金調達(7.7)
2. テンセント、新AIモデル「Hy3」をオープンソース公開(7.8)
3. 「Unity IAP 5.4」リリース ノーコードD2Cウェブショップ構築に対応(7.7)
4. フィジカルAI、国の戦略17分野に選出 2040年度まで官民10.5兆円投資(7.8)
5. 脳卒中患者がVRリハビリで腕の感覚を取り戻す チューリッヒ医科大ら臨床研究で改善を確認(7.7)
6. 【参加無料】XR Kaigi Hub名古屋のチケット受付開始! 今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」
7. Mogura VR「スマートグラス」の独自調査レポート発売、サマリーを無料公開
1. スマートグラスEven G2のEven Realities、テンセントらから1.5億ドルの資金調達(7.7)

中国のEven Realitiesは、テンセントなどが主導するPre-Bラウンドで1億5,000万ドルを調達し、企業評価額が10億ドルに達したと発表しました。同社はカメラを搭載しない「ディスプレイファースト」のスマートグラスを追求しており、ユーザーの視界に必要な情報を直接表示することでプライバシーを保護する設計で他社と差別化を図っています。
フラッグシップモデルの「Even G2」は重量38gという軽量さを実現しており、連携するスマートリング「Even R1」を用いた直感的な操作が可能です。利用者の1日平均着用時間は8〜10時間にのぼり、ユーザーの半数以上が米国にいるなど広く支持を集めています。調達資金は、プラットフォーム開発やAI統合の強化などに充てられます。
2. テンセント、新AIモデル「Hy3」をオープンソース公開(7.8)
テンセントは、独自のHunyuanチームが開発した新しいオープンソースAIモデル「Hy3」を発表しました。複数の専門ネットワークを切り替えて処理するMoEアーキテクチャを採用しており、総パラメータ数295Bのうち21Bが実際に稼働します。本モデルは4月に公開されたプレビュー版をもとに学習データの質を高めて開発されました。
専門家によるブラインド評価では、比較対象のモデルを上回る成績を収め、特にフロントエンド開発やデータ管理のタスクで高い性能を示しています。また、ハルシネーションの発生率が大幅に低下し、長い会話でも文脈を見失いにくくなるなど実用面も改善されました。Apache 2.0ライセンスのもとで公開されており、APIの利用価格も引き下げられています。
3. 「Unity IAP 5.4」リリース ノーコードD2Cウェブショップ構築に対応(7.7)
Unityは、アプリ内課金SDKの最新版である「Unity IAP 5.4」をリリースしました。今回のアップデートの最大の目玉は、AppleやGoogleといった従来のネイティブストアを経由せずに、開発者がプレイヤーへ直接商品を販売できる「D2Cコマース機能」が統合された点です。
開発者はダッシュボード上から数回のクリック操作でブランドウェブショップを構築でき、ゲーム内のアイテムカタログとも自動的に同期されます。決済にはStripeなどのサードパーティプロバイダーが利用可能で、価格や対応通貨、LTVといったデータもクロスプラットフォームで一元管理できます。ウェブショップの利用自体に追加費用はかからず、手軽に導入可能です。
4. フィジカルAI、国の戦略17分野に選出 2040年度まで官民10.5兆円投資(7.8)
日本政府は、国内投資を優先的に支援する「戦略17分野」の主要技術として「フィジカルAI」を選出しました。2040年度までに官民合わせて10.5兆円の投資が見込まれており、関連する半導体や領域特化型のバーティカルAIを含めると、想定額は101.6兆円という大規模なものになります。
フィジカルAIは、各種センサー情報を統合して現実世界を理解し、物理的なタスクを遂行するAIであり、あらゆる機械への実装が期待されています。今回のロードマップは市場の急拡大が見込まれるAIロボットを中心に策定されており、政府は日本が強みを持つ産業用ロボットや主要部品の競争力を活かして、2040年には世界シェアの3割を超える市場獲得を目指す方針です。
5. 脳卒中患者がVRリハビリで腕の感覚を取り戻す チューリッヒ医科大ら臨床研究で改善を確認(7.7)
ウィーン医科大学とETHチューリッヒの研究チームは、VRと神経刺激を組み合わせた脳卒中患者向けのリハビリプラットフォーム「MultiSensy」を開発しました。このシステムは、没入型VRゴーグルの映像に合わせて皮膚上の電極から神経を刺激することで、バーチャル空間内の物体に実際に触れているような感覚を再現します。
発症から3カ月以上経過した患者34人を対象とした臨床試験では、MultiSensyを使用して日常動作を模した訓練を行ったグループは、通常のリハビリを受けたグループと比較して上肢の運動障害が約2倍改善しました。患部の触覚や身体認識の改善も見られており、患者の回復を後押しする新たな手法として今後の発展が期待されています。
6. 【参加無料】XR Kaigi Hub名古屋のチケット受付開始! 今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」
Mogura VRの企画・運営する大規模カンファレンス「XR Kaigi」について、お知らせです。
2026年8月6日、愛知県名古屋市のSTATION Aiにて開催される「XR Kaigi Hub 名古屋 2026」の無料チケット申し込みの受付を開始しました。今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」です。
同イベントは、2019年から続くカンファレンス「XR Kaigi」のローカル版として位置づけられます。2026年は大阪・名古屋・福岡の3都市で開催され、各地域でのビジネスマッチングや知見共有の場となります。
なお、本イベントはオフラインのみでの開催となり、セッションのリアルタイム配信やアーカイブ配信は予定されていません。
詳しくはこちらをご確認ください。
7. Mogura VR「スマートグラス」の独自調査レポート発売、サマリーを無料公開
Mogura VRからのお知らせです。スマートグラス市場は近年、グローバル市場で多くの新製品が登場しユーザーの関心が一層高まっています。2026年以降、日本国内でも新製品の発売が相次ぎ、SNSや検索数をはじめとする情報へのアクセスが急増していることから、情報ニーズが急増し、市場が本格的な普及フェーズへと歩みを進めていることがわかります。
Mogura VRは、スマートグラスを含むバーチャル領域特化型のメディアを12年間運営してきました。2025年から2026年にかけて、確実に「スマートグラス」カテゴリーへのアクセスが急増しており、一般ユーザー・法人とも非常に関心が高まっていることを感知しています。
市場規模や売上高などのマクロなデータはすでに調査会社等から推計が登場しています。一方で、この市場を構成するニーズは一般ユーザーと法人、それぞれどこにあるのか? そして、このスマートグラスの市場は将来どこに向かうのか? 新たな成長市場に向けた戦略を検討する際に、机上の数値ではない肌感覚の情報は重要です。そこで、2026年7月14日より「Moguraマーケットレポート スマートグラスのtoC、toB市場の実態と展望」を発売します。
本レポートでは、こうした市場の大きな潮目を解像度高く捉えるべく、一般的な市場調査レポートにはない、Mogura VR独自の4つの強みとなるデータや考察を提供しています。
マーケットレポートの無料サマリーはこちら
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Mogura VR News / MoguLiveでは、注目ニュースやトピックについて解説する音声番組「もぐラジオ」を、毎週月曜日に更新。編集長のすんくぼ、MoguLive副編集長のゆりいかが、XR/メタバース/VTuberを含むテックやコンテンツの最新ニュース・業界動向について深掘りしていきます。誌面では語りきれなかった内容も盛りだくさん!
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