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開発 2025.04.03

指さしでテキスト表示&音声読み上げ 日本発のウェアラブルデバイス企業がAIを活用した視覚情報サポート

ViXion株式会社は、視覚障害者や弱視の方々の日常生活をサポートする新しいAI技術を開発しました。この技術搭載のデバイスを装着して周囲の物体を指さすと、文字をリアルタイムで認識し、音声で読み上げます。同社は暗所視支援眼鏡「MW10 HiKARI」への実装を視野に入れており、視覚に課題を抱える人たちの自立した生活を包括的にサポートすることを目指しています。

ViXionは、東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」の支援のもと、AI技術を活用した視覚情報サポート技術を開発しました。

この技術を実装したデバイスを装着すると、日常生活における周囲の物体や文字情報を認識し、音声で案内することが可能です。視覚情報だけに頼らずに周囲の状況を把握できるため、視覚障害者や弱視の方々にとって大きな支援となることが期待されています。

このAI技術の中でも「ゆびさしアイ(AI)」は特徴的な機能です。ユーザーが指差しで対象を選択すると、AIがリアルタイムで認識し、画面にテキストが表示されると同時に音声案内が流れます。商品や物品の選択、周囲の状況把握を視覚情報だけに頼らず行えるようになり、視覚障害者や弱視の方にとって、自立した生活への大きな支援となります。

今後、ViXionは「ゆびさしアイ(AI)」技術を「MW10 HiKARI」へ実装することを視野に入れています。これにより、暗所でも明るく広く見るだけでなく、周囲の状況を知る支援までを含めた、包括的な視覚サポートを実現することを目指しています。同社は「特に夜盲症や弱視の方々に対し、これまでにない形での生活の質向上に貢献できる」とコメントしています。

MW10 HiKARIは、ViXion開発の暗所視支援眼鏡です。独自開発の高感度カメラを搭載しており、わずかな光を増幅し、自然な色彩で映像を再現することで、夜盲症や視野狭窄など、暗所での視認が困難な方々の生活をサポートしています。

2種類のカメラレンズを搭載しており、手元を的確に捉える「標準カメラレンズ(水平最大27度)」と、景観などをワイドに視認できる「広角カメラレンズ(水平最大142度)」を目的に合わせて使い分けることができます。また、色調は標準(カラー)、ハイ・コントラスト(白、黄色強調)、白黒(単色/反転)に変更可能で、暗所でも昼間のように、カラー(約1677万色)で画像を再現できます。

この技術は、視覚障害者の方々がより自立して生活を営むための支援を目的としています。同社は展示会等での技術デモを通じてフィードバックを収集しながら、外部提供や製品への実装に向けた検討を進めていく予定です。

日本初のハードウェアスタートアップ ViXion

株式会社ViXionは「テクノロジーで人生の選択肢を拡げる」というパーパスの実現に向け、次世代の視覚サポートデバイスの社会実装を目指すハードウェアスタートアップ企業です。2021年1月に設立され、東京都中央区に本社を置いています。

主力製品であるオートフォーカスアイウェア「ViXion01」シリーズは、自動でピントを調節する革新的な技術を搭載し、眼の酷使や加齢にともなう視覚の課題解決をサポートするデバイスです。2023年および2024年に実施したViXion01シリーズのクラウドファンディング累計支援額は5.5億円超を達成し、2024年の「CEATEC2024」にて総務大臣賞を受賞しています。

(参考)プレスリリース


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