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VRで走る「Omni」、アーケード向けに展開加速 eスポーツに照準

ランニングマシンのような外見を持つ歩行型デバイス「Omni」を開発するVirtuixは、室内アトラクションを手がけるFunovationと提携し、VRアーケードゲームの4人同時プレイが可能な「VR ARENA」の提供を開始したことを発表しました。

「VR ARENA」は、世界最大のゲーム大会eスポーツのVRアーケード部門コンテンツに向けた筐体として開発されました。単一のデバイスではなく、eスポーツ向けに開発されたOmniの新型「Omni 2.0 モーションプラットフォーム」を4台設置した19畳の「VR体験コーナー」そのものです。

VR ARENAの前身となるOmniとは

家庭用に開発された「Omni」は、ジムにあるランニングマシンのような形状のコントローラーで、狭い室内にいても歩いたり走ったり実際に動いて操作し、VR内を自由に動き回ることができるように設計されています。

Virtuixは、2014年までに「Omni」の開発を行うため数百万ドルの資金調達に成功しましたが、製品開発期間が大幅に伸びたことに加え、2016年には配送コストが予想より上回ったことから米国国外の出資者への出荷ができないなどの困難な状況に陥りました。2017年からは日本国内でも販売開始するなど、ようやく世界市場へ乗り出しました。

しかし、家庭用の業績が振るわないことから、室内アトラクション分野への参入を開始しました。現在、Omniが設置されているアーケードは全世界で500以上にのぼります。今回提携したFunovationは、室内アトラクションを29か国350か所へ提供している実績をもつアメリカの企業です。

常時大会を開催し市場を拡大

「VR ARENA」では、毎週と毎月の大会が開催されており、各大会の優勝者には年間合計50,000ドルの賞金が振り分けられます。

2016年からeスポーツのトーナメントに携わっていたと語るVirtuixのCEO、Jan Goetgeluk氏は競技ゲームは、莫大な収益となると以下のようにコメントしています。

賞金を賭けた複数の大会を開催することによって、ゲームをプレイするリピーターが増えています。また、ライトユーザーとヘビーユーザーそれぞれのコミュニティが作られ、両タイプのユーザーから人気を集めています。自分の好きなゲーム空間内を走り回れることは本当に楽しいことですし、この大会では誰でも優勝する可能性があります。VR ARENAは、2年間かけてユーザーからのフィードバックを集め改善に努めてきました。これまでに世界45か国、500会場で3,000件以上のOmniシステムを提供しており、500,000回以上Omniゲームがプレイされています。

VirtuixとFunovationは、11月13日から16日までの間に米オーランド開催する世界中のテーマパークや常設アトラクションの展示会IAAPA2018で、「VR ARENA」を特別割引価格にて販売する予定とのことです。なお、正規バイヤーであれば、月額1,790ドル(約20万円)から導入することができます。

(参考)VentureBeat

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