バーチャルタレント専用配信プラットフォーム「V-TIPS（ブイチップス）」が、弁護士の全面監修のもと、VTuber向けの専用相談窓口を設置しました。
本窓口は、誹謗中傷・ストーカー行為・契約トラブルのリスクを抱えるクリエイターが、トラブル発生時に迅速な対応が難しい状況を踏まえ、「業界全体の支援体制を整備することが急務である」という認識のもと、V-TIPSを運営する株式会社アイ・ピー・エルが設置しました。起業家やクリエイター等の伴走支援で経験豊富な小野田峻弁護士（東京弁護士会・小野田総合法律事務所）が全面監修しています。
VTuber活動をしている方なら個人勢・企業勢問わず誰でも利用可能で、相談フォームから申請し、内容に応じてオンラインヒアリングや専門家の紹介を行います。
【相談できる主な内容（一例）】
・誹謗中傷・荒らし行為（ネット上での嫌がらせ・虚偽情報の拡散など）
・名誉毀損や信用毀損、個人情報の漏洩等の権利侵害
・ストーカー・つきまとい行為（個人情報の特定・不審者対応など）
・金銭トラブル（未払い・貸し借り・ファンとの金銭問題など）
・契約・権利関係（事務所・企業との契約、著作権・商標権等の知的財産権、肖像権やパブリシティー権など）
・その他、活動に関する悩み（スランプ・メンタルヘルスなど）【具体的な相談の流れ】
1.相談フォームから申請（連絡先と、具体的な悩みやトラブルを記載）
2.各種情報の提供、または、必要に応じてDiscordサーバーへ招待（状況に応じたフォローを実施）
3.内容に応じて、無料オンラインヒアリング（初回30分）や弁護士や精神保健福祉士等の専門家の紹介等、支援メニューを提案 （なお、外部機関や専門家を紹介し、当該専門家等が対応をされる場合は、以降は関係各法令等に従い、当該案件にアイ・ピー・エル社は関与しないとのこと。）
にじさんじやホロライブ、ぶいすぽっ！、ななしいんくといった大手VTuber事務所では、専門の窓口や対策チームを設置し、誹謗中傷や権利侵害などの対策に乗り出してきました。悪質なケースでは、法的措置や情報開示が成立したケースもあります。
本件は企業所属VTuberだけではなく個人VTuberも相談しやすい形となっており、このような窓口が増えることで、業界全体での支援体制が拡充していくと期待されます。
相談窓口の利用方法
| 運用開始日 | 2025年4月23日（水）（予定） |
| 相談フォーム | 回答リンク |
| 対応時間 | 月曜から金曜、10:00~18:00 |
（参考）プレスリリース
