スマートフォンなどで使用できるAR機能は、現実にデジタル情報を重ねて表示させることができます。今回、アナログゲームにARを活用した『バケタージュ美術館』が登場しました。プレイ人数は2人から4人。プレイ時間は10分からです。
『バケタージュ美術館』の内容は、真夜中の美術館に閉じ込められてしまった4人の観客。プレイヤーは出口を知っているオバケを見つ出し、全員を出口まで導くことが目的の協力型ゲームです。
遊び方については、プレイヤーは「顔を見られる人」と、「顔の変化を教えてあげる人」を交互に担当します。自分の番になったらダイスを転がして、4つの木駒(観客)のうち1つを時計回りに動かします。
プレイヤーは木駒が止まった場所のカードと、自分が選ぶカードを顔の前で両手に持ちます。他のプレイヤーは、スマートフォンのカメラを通してカードを引いたプレイヤーの顔を確認します。顔の表情が左右一致していればペアとなります。ペアを組むことができたカードの上の木駒は脱出成功となり、4つすべての木駒を脱出させられればゲームクリアです。
本ゲームのシステムは、2枚のカードのペアを当てるという神経衰弱に似ていますが、単なる記憶ゲームではなく、顔の表情を使って楽しく覚えることができるゲームになっているとのことです。
『バケタージュ美術館』は、ギフトテンインダストリ株式会社と東京大学との共同研究をアナログゲームに応用しているとのこと。専用アプリは、iOS(iPhone5s以降)/Android(4.1以降)に対応。
なお、2017年12月2日、3日に東京ビッグサイトで開催されるアナログゲームの祭典「ゲームマーケット2015秋」にて、『バケタージュ美術館』の体験・購入が行えます。価格は2,000円。予約はこちらより。
開発企業はVRボードゲームも制作
ギフトテンインダストリは、これまでに現実とVRの世界を融合させたボードゲーム『アニュビスの仮面』や『モニャイの仮面』を開発しています。
同社は11月16日に発売した、ARと知育パズルを組み合わせた『とびだす!AR恐竜パズル ディノバーン』の開発も手がけており、VRだけでなくARを上手く使ったアナログゲームが増えてきています。
イベントの概要
名称 |
ゲームマーケット2017秋 |
開催日 |
2017年12月2日(土) ~3日(日) |
開場時間 |
2017年12月2日(土) 10:00~17:00 |
場所 |
東京都江東区有明3-11-1 東京ビックサイト |
アクセス |
・りんかい線 |
入場料 |
会場マップ:1,000円 |
公式サイト |
(参考)
ゲームマーケット 公式サイト
http://gamemarket.jp/game/%E3%80%90%E6%96%B0%E4%BD%9C%E3%80%91%E3%83%90%E3%82%B1%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8/