2021年3月16日、今年はVRを活用する形でのオンライン開催が決定していた、2021年の「サウス・バイ・サウスウエスト（SXSW）」が開催されました。
SXSWは、アメリカ・テキサス州で例年実施されている、大規模な複合フェスティバル。“VR開催”は、ソーシャルVRアプリ「VRChat」を使用して行われます。PCのほか、Oculus Quest（オキュラス クエスト）などのVRヘッドセットから体験可能。ライブパネルやミートアップなどのイベントが実施されるほか、複数の360度映像や2D映像を楽しめます。
公開された映像からは、現実世界のSXSWが開催地が、大きくアレンジされつつも、特長を残した形で、バーチャル空間に作り上げられていることが確認できます。
米メディアVRScoutによれば、会場内はテレポート移動が停止されており、見て回るためには実際に移動する必要があるとのこと。フィールド内は広大で、ゴーカートや移送用ドローンが用意されていると同メディアは説明しています。
XRとフィルムプログラマーの Blake Kammerdiener氏は、今回のバーチャル開催について、以下のようにコメントしています。
来場者は、集まったり、（バーチャル）ワールドを探索したり、VR世界向けに作られた、あるいは、SXSWのオンラインビデオチャンネルから（用意された）各種コンテンツを見ることができます。パラマウントシアターで、友達とレッドカーペット上で写真を撮ったり、パーティーのため Red River Cultural Districtに赴くこともできます。ぜひ、演奏するテオン・クロス（チューバ奏者）を見つけたり、コンテンポラリーの屋上バーで、ライブセッションに触れてください。
360度映像も視聴可能
オンラインSXSWでは、「Space Explorers: The ISS Experience Episode 2: Advance」「Finding Pandora X」「Making of Reeducated: A VR New Yorker Documentary」「Once Upon a Sea」「Welcome To The Other Side – Cryptoart」といった、360度映像を見ることができます。
2021年のSXSWは、3月20日まで開催中。チケットの価格は339ドル（約37,000円）となっています。
（参考）VRScout
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