2020年1月にサムスンからの出願が確認された“昆虫型MRヘッドセット”の特許に、新たなイメージが追加されていることが判明しました。
追加されたイメージからは、独自のハンドコントローラーと思われる、未確認のデバイスが確認できます。
公開されているイメージからは、現在主流となっているOculusのハンドコントローラーやVALVE INDEXのコントローラーとは異なるデザインが確認できます。メニューボタンやスティック、トリガーなどは盛り込まれているものの、その他のボタンは存在しない模様。トラックパッド(と思われる部分)の存在も注目に値します。
米メディアUploadVRによれば、ハンドコントローラーのトラッキング・リング部も注目点であるとのこと。リングには多くの場合、トラッキングに必要なLEDなどが内蔵されています。例えばOculusのコントローラーでは、ヘッドセット側のカメラが認識するように、リングは上部に、飛び出すように取り付けられています。
サムスンが腕輪を彷彿とさせるデザインを採用した意図は不明ですが、何らかの新しいソリューションがテストされているのかもしれません。
2021年1月現在、サムスンは特許に含まれているデバイスについて、正式な発表は行っていません。最近の同社は、ARに対する取り組みに注力する傾向を見せていますが、今回の画像追加が何を意味するのか、続報を待ちたいところです。
(参考)UploadVR