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ゲーム・アプリ 2021.02.04

SteamでVRデバイス使用率が全ユーザーの2%に上昇 Quest 2が躍進

2021年1月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。データからは、調査月にVRヘッドセットを使用したユーザーの割合が、Steamの全ユーザーの2%に達したことが確認できます。また、合わせて使用されているヘッドセットの内訳のデータも公開されました。

Oculus Quest 2は、今回から独立した機種として集計。シェア率は17.4%となっています。“初代”Quest(7.67%)と合計すると、使用率は、全体の約4分の1に達する計算です。フェイスブック製のVRヘッドセット(Oculus Rift、Oculus Rift S Oculus Questなど)を合計したシェア率も、昨月から増加しました(約51%→約56%)。

HTC製のVRヘッドセットのシェア率は、HTC VIVE Eliteが微増(+0.14%)しているものの、全体的には、依然として下がる傾向。フェイスブックでもOculus Rift S単体のシェア率もやや下がっています。一方でWIndows Mixed Reality系ヘッドセットは、ここ8ヵ月間で初めてシェア率が上昇に転じました。「 HP Reverb G2」のリリースが影響した結果と思われます。

また、米メディアRoad to VRが行っている、SteamにおけるVRヘッドセットの利用総数の推計によれば、2020年12月から60万台が増え、260万台に到達したとされています。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)Road to VRUploadVR


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