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ゲーム・アプリ 2017.12.14

スター・ウォーズの世界を体験できるVR/ARコンテンツまとめ

世界的な人気を誇る映画「スター・ウォーズ」シリーズは、2017年12月15日に日本でも最新作『スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ』が封切られます。公開直前にはひときわ盛り上がりますが、VR/ARコンテンツも多くのものが作られています。

映画のVR/ARコンテンツは、主にプロモーション目的で登場していますが、スター・ウォーズをテーマにしたものはコンテンツの数も多く、1つ1つの体験自体もやり応えのあるものが多いという印象です。

それもそのはず、スター・ウォーズを制作するルーカスフィルムは、VFX専門のILMと共同で没入できる体験型のコンテンツ制作を研究するためのILMxLABを設置し、コンテンツ開発に取り組んでいます。

さっそく紹介していきましょう。

目次

Lenovo『STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ』
『Star Wars: Droid Repair Bay』
『ローグ・ワン Xウィング VRミッション』
『Trial on Tatooine』
ディズニーリゾート『Secret of Empire』
日産×スター・ウォーズ
ディズニーアプリでのARキャンペーン

Lenovo『STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ』

https://www.youtube.com/watch?v=e__9IUpdj8Q

『STAR WARS/ジェダイ・チャレンジ』は、向かってくる敵に対してライトセーバーを構えて実際に振り回して戦うことができる、ファン垂涎のARコンテンツです。2017年末の『最後のジェダイ』公開に合わせて発売されました。スマートフォンをはめたARヘッドセットを頭に装着し、ライトセーバー型のコントローラーを振り回して体験します。一連のキットがセットになって価格は税込29,800円。

通商連合のバトルドロイドやストームトルーパーなどの通常戦から、ダースモールやダースベイダーとの戦いまで、6つの惑星を舞台にした、合計18のミッションを体験できます。開始すると、部屋にホログラム上に敵が出現し近づいたり、ブラスターやライトセーバーの攻撃に対して身体を動かして防ぎ、戦う感覚はこれまでになくリアルな体験です。

惑星を進むごとに敵の攻撃が熾烈になり、アクションも増えていきます。なおライトセーバーを振り回すジェダイ・チャレンジモード以外にも戦略ゲームやホログラムのエイリアンを動かして戦うホロチェスの計3種類のモードを楽しめます。ジェダイ・チャレンジ自体にも、オプションで使えるフォースやジェダイのスキル、ライトセーバーの色変更などのアンロックが多く、やりこみ要素も充実しています。

『Star Wars: Droid Repair Bay』

『Star Wars: Droid Repair Bay』は、反乱軍の戦艦に乗り込んだ整備工となって、故障したドロイドたちを直していくVRコンテンツです。『ジェダイ・チャレンジ』と同様に、2017年末の『最後のジェダイ』公開に合わせて公開されました。Steam、Oculus Sotreにて無料配信されています。HTC ViveとGear VRに対応。

『フォースの覚醒』でおなじみになったBB-8など、次々運び込まれるドロイドたちのパーツを交換し、直していきます。ライトセーバーでの戦闘のような派手さはありませんが、戦闘ばかりを見てきた裏にあるであろう“反乱軍の日常”を体験できるという意味ではこれまでと違ったコンテンツかもしれません。HTC Vive版では実際に手を動かしてドロイドたちの修理ができるため、HTC Vive版の体験をオススメします。

修理が終わり、目の前でコロコロと転がるドロイドたちを見ていると、何とも言えない和やかな気持ちになります。

『ローグ・ワン Xウィング VRミッション』

『ローグ・ワン Xウィング VRミッション』は、Xウィングのパイロットとなり帝国軍と宇宙戦を繰り広げるPlayStation VR専用コンテンツです。PlayStation 4用ゲーム『スター・ウォーズ バトルフロント』の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として、『ローグ・ワン』公開と併せて2016年末に無料配信されました。本編である『スター・ウォーズ バトルフロント』の購入が必要となります。


ゲームのDLCということでスコアやサブミッションなどもあり、ゲーム性が高くなっています。何より、Xウィングの操縦席に座っているという感覚が非常に強く印象的です。味方船からの救援要請を受信して出撃する際は、シリーズでおなじみ星の光が線上になる「ハイパースペース」への突入も。さらに襲撃される際に、敵艦の巨大なインペリアル・スター・デストロイヤーが目の前に立ち塞がりタイファイターが無数に向かってくる図は映画でも何度もあったシーンで、自然とテンションが上がります。

レビュー記事はこちら
http://www.moguravr.com/star-wars-rogue-one-vr-review/

『Trial on Tatooine』

2016年にSteamで無料公開されたHTC Vive専用VRコンテンツです。世界観はエピソード6と7の間、ジェダイの素質のある候補生を探すルーク・スカイウォーカーの手伝いをしているハン・ソロが、砂の惑星タトゥイーンで…プレイヤーは候補生となり、ハン・ソロの操縦する宇宙船ミレニアム・ファルコンと帝国軍の戦いに巻き込まれます。

ライトセーバーを振り回すシーンもあり、15分ほどではありますがストーリーも完結する非常に完成度の高いコンテンツです。

ディズニーリゾート『Secret of Empire』

『Secret of Empire』は、ディズニーと施設型VR体験のThe Voidが提供する完全没入型のVR体験です。2017年末から2018年にかけてアメリカ・フロリダとカリフォルニア、そしてイギリスのロンドンの3箇所のディズニーリゾートでオープンします。

プレイヤーはVRヘッドセットとバックパックPCを身につけて4人チームで体験します。帝国軍の施設にストームトルーパーの格好をして潜入し、極秘任務を体験する内容。完全没入型ということで、実際に歩き回りながらの体験となります。現実の壁とVR内の壁も一致します。

日本のディズニーランドでのオープンがあるのは不明ですが、待ち遠しいところです。

日産×スター・ウォーズ

プロモーション用のVR/ARコンテンツもこれまでいくつか提供されてきました。自動車でおなじみの日産はスター・ウォーズとこれまでも何回かコラボしています。

2017年春には車種「ローグ」とスター・ウォーズシリーズの「ローグワン」がコラボし、ローグに乗ってスター・ウォーズの世界を疾走する360度動画がYouTubeで配信されました。(現在は公開停止)

また、2017年冬には、アメリカの日産店舗にて、スマートフォンを使ってショールームに隠されたスター・ウォーズの戦闘機を探すARコンテンツが提供されています。

今後もどのようなコラボが実現するのか楽しみです。

ディズニーアプリでのARキャンペーン

ほかにも、ディズニー公式スマホアプリなどでもVR/ARコンテンツが配信されています。2015年には映画の前日譚となる360度動画の配信が行われ、2017年には現実に巨大戦艦が登場するAR機能「Find the Force」の機能が期間限定で提供されています。


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