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VR内でカメラを構えて撮影 学生ら疾走感溢れる本格的なCG映像制作

2人の大学院生が制作した作品『Runner』は、エクストリームスポーツ「パルクール」をテーマにした映像です。『Runner』では、人間と赤いロボットが入れ替わり立ち替わり映し出され、見事な技をキメています。疾走感がありながら実写とCGがシームレスに繋がっています。

まずはカッコイイ本編から

https://www.youtube.com/watch?v=n95HXQunmW8

パルクールは、道具を使わず壁へ登ったり、高い場所からジャンプしたりといった、日本で言うと「忍者」のような動きを行います。身体能力のみを使って地形を活かしながら目的地へと進むフランスで発祥したスポーツです。

若者たちを中心に人気が高まっているパルクールは、映画『YMAKASI』や『アルティメット』といったアクションムービーに取り入れたものとしても有名です。

「Runner」ではパルクールの身のこなしや技がしっかり表現されており、流れるように障害物をこなしていくスピードある躍動感が感じられます。また、人間ではできない崖からのジャンプといった離れ技も、3DCGキャラクターに行わせるなどのテクニックが光ります。

VRを使って“撮影”

この『Runner』は、大学院のプロジェクトチーム「VR Media Research Project」で研究開発されました。今後制作するVR映画の練習を兼ねて制作したとのことです。過去に実写のアクション映画『金太郎-Resurrection』の制作を行っています。

疾走感の溢れる本作ですが、本動画に含まれるメイキング映像では、VRデバイス「HTC Vive」を使用して何やら操作しているシーンが確認できます。

実は『Runner』のCGパートの撮影には、VRが活用されています。今回Mogura VRでは、アクター出演とシステム制作を担当した筒井氏(@jackass_PK )と、監督を努めた市田氏によると、3DCGやマップにはゲームエンジン「Unreal Engine 4」を使用しています。モーションキャプチャーデバイスを体に装着した状態でアニメーションを撮影し、UE4上でキャラクターを動かしていった、とのこと。

VR空間での動画撮影については、仮想空間上でバーチャルカメラを用いて、リアルタイムでカメラアングルや画角を作って撮影を行っています。本動画内における3DCG
シーンはすべてVR内で撮影されています。

VR内での撮影シーン

これまでCG映像を制作するには、PCモニター上で物体を3次元に配置しマウスとキーボードを使ってカメラの位置を調整するといった作業が必要でした。VRで撮影を行うと、現実で撮影をするようにカメラ(コントローラー)を構えて直感的に撮影ができてしまいます。

『Runner』はCG映像制作のあり方が、VRで変わっていくことを予感させる作品となっています。

VR空間内での撮影についての取り組みは、VRコンテンツ制作のディレクターのMuRo氏が開発した制作ツール『映画ツクール』なども登場しており、徐々にその可能性が示唆され始めています。

この記事を書いた人

みたらし

ゲーム紹介メディア「もぐらゲームス」でライターをしています。Mogura VRではライティングなどを担当しつつ、VRの魅力を伝えられればと思います。

Twitter:@MD5ch_com

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