2017年2月28日に発売されたアダルトVRゲーム『VRカノジョ』。本作の全年齢版となる作品がPC向けゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて発売されました。
『VRカノジョ』は、主人公の近所に住む女の子「夕陽さくら」とのひと時を体験し、さまざまな交流をすることができるPC向けのVRゲームです。
本記事では、アダルト版から一般向けへと変わることで、どのような表現が変更がされているか?、楽しめる点はどこか?など、気になる点に注目しつつ、さっそくプレイしてみました。VRデバイスはHTC Viveを使用します。
「アダルト」な要素以外は既成品通りに進行
Steam版の『VRカノジョ』は「R-18レベルのアダルト要素」以外は既存作と同じように進行していきます。「夕陽さくら」の身体を触ったりスカートをめくったりといった行為は全年齢版でも行えます。
ゲームを起動すると言語がデフォルトで英語になっているので、「Config」→「Language」→「日本語」を選択しましょう。
本作は、既存作品と同じく「夕陽さくら」に勉強で分からない所を教えてほしいという理由で部屋に招かれます。プレイヤーが彼女の問いに「YES」と答えると……
さくらは棚の上にある参考書を取りに行きます。プレイヤーは動き回ることができるので、大人しく椅子に座っていることも、好きな位置にスタンバイすることも可能です。彼女の周りに見える「青いアイコン」は、プレイヤーが起せるアクションです。上記のシーンでは、3つの選択肢の中から好きなものを選ぶことができます。
ここでは、さくらの後ろに行って「くすぐり攻撃」をしかけてみました。そのほかにも、素直に棚の上の参考書を見つけてあげたり、足元にある扇風機のスイッチをONにしたりと、様々なリアクションを見ることができます。
なんとか参考書を手に取り、椅子に戻ると聞きたがってた問題を探し始めます。本棚には難しそうな本がたくさん並んでいるので、どんな問題が来るかと待っていると……「あっ!ここです!日本の首都って京都であってますか?」という質問。さくらの学力が心配になってしまいます。
ドキッとするシーンは健在
本作はアダルト要素はカットされていますが、ドキドキしてしまうシーンは健在です。例えば、さくらがお腹が空いたといってお菓子を食べるシーン。ここで、プレイヤーにもお菓子を食べさせてくれようとします。
しかし、手渡しではなく「ポッキーゲーム」のように口で渡してきます。さくらに顔を近づけてお菓子を食べていきます。顔の距離によってお菓子の長さが変わるなど細かい演出です。
Steamの『VRカノジョ』は、キスをするシーンで終了となります。全編を通してさくらが服を脱いだり、えっちな行為するシーンはありません。
2週目は、タイトル画面の「シーンセレクト」から分岐する場面を選び、まだ見ていないシーンを見たり、スマホ(右手グリップボタンで出現)を使って写真を撮影したりして楽しめます。
また、さくらの服装を変えてみると同じシーンでも違った楽しみ方ができます。服装は「ヘッドアクセサリー」や「下着の色」、「ストッキング」「靴下」などから選択できます。
『VRカノジョ』といえば、VRで美少女とあんなことやこんなことをするゲームとして知られていますが、「アダルト」要素が無くても楽しむことができました。その理由としては、自由に動き回れる「広いプレイエリア」や、時間をたっぷり使える「1シーンの長さ」から、美少女と一緒にいられる感覚が強かったからだと思います。
本作を開発するイリュージョンは、全年齢向けの取り組みとして『VRカノジョ』の教育向けプログラムの開始や、全年齢向けのVR専用ソフト「SUMMER VACATION」の発表などを行っています。
なお、本作の公式サイトには「エクスタシー強化パッチ」というダウンロードコンテンツが存在。こちらをダウンロードすることで、様々な表現が追加されるとのこと。パッチの入れ方はこちらです。
ソフトの概要
タイトル |
VRカノジョ |
価格 |
4,980円 |
対応デバイス |
HTC Vive、Oculus Rift、Windows MR |
公式サイト |