2019年12月にリリースされた、Oculus Quest(オキュラス クエスト)向けの映像視聴アプリ「Quill Theater」が注目を集めています。
無料で利用可能
「Quill Theater」は、VRペイントツール「Quill」で制作されたVRコンテンツを視聴できるアプリ。ダウンロードは無料で行えます。同アプリをインストールするには、事前に映像視聴アプリ「Oculus TV」を最新版にアップデートしておく必要があります。「Quill Theater」はインストール後、「Oculus TV」内に組み込まれます(Quill Theaterのアプリから直接起動することも可能)。
2020年1月現在、「Quill Theater」ではVRアニメ「The Remedy」と、いくつかのVR短編(VR向けに作られた3Dモデルや短いアニメーション)作品が視聴できます。「The Remedy」は、約10分程度の短編。コミック調の演出が特長のタイトルです。アニメーターのDaniel Martin Peixe氏が制作しました。
各VR作品は6DoF(※)に対応しており、好きな角度や位置から楽しむことができます。ハンドコントローラーのスティックを使用した移動も可能です。「The Remedy」の場合はAボタンでシーンを進行させることができます。
(※6DoF:デバイスの向きと位置情報を認識するトラッキング。VR内で自由に動くことが可能。)
普及の一翼を担えるか
「Quill」はOculus Rift向けのアプリとして2016年にリリースされましたが、現在に至るまで大きな注目(と流行)を作り出すことはできませんでした。米メディアRoad to VRは、作り手とユーザーの両方に困難(コンテンツ配信、検索の難しさ)があったと評しています。「Quill Theater」の登場によって、これらの問題が解決されていくことが期待されます。
ソフトウェア概要
タイトル |
Quill Theater |
開発元・パブリッシャー |
Facebook Technologies, LLC |
対応VRヘッドセット |
Oculus Quest |
価格 |
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公式サイト |
(参考)Road to VR
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