Meta社がMRで遊ぶゲームデモを公開将来的にはリリースの可能性も？

5月13日（木）Meta社（旧フェイスブック）は、パススルー機能（※）の活用方法を示すデモ映像を公開。この動画では、VRヘッドセットMeta Quest 2（旧Oculus Quest 2）と「Project Cambria（コードネーム）」に対応する新MRコンテンツが複数、お披露目されました。

（※：VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能）

動画に登場したMRデモは3作品。Resolution Gamesが開発した「Fish Under Our Feet」は、ハンドトラッキングで、ハンマーを使って穴をあけるアクションができるようです。

また、Schell Gamesの「I Expect You To Die: Home Sweet Home」が映るシーンでは、パススルーを起動した状態で、“バーチャル電話ボックス”を使うカットが登場します。さらに、VR制作ツール「Gravity Sketch」がMRで使用される様子も確認できます。

今回動画に登場したコンテンツが実際に配信されるのかは不明です。米メディアUploadVRによれば、Schell Gamesは「I Expect You To Die: Home Sweet Home」の正式リリースの可能性があるとコメントしているとのこと。

なおMeta社自体は、来週（5月第3週）CEOのマーク・ザッカーバーグ氏もプレイしたMRデモ「The World Beyond」を「App Lab」でローンチする予定です。

「Project Cambria」は現在、Meta社が開発中のVRヘッドセット。2022年内の発売が予定されており、これまでに「一体型VRヘッドセット」「パススルー機能はカラー映像」「フェイストラッキングを導入」といった情報が公開されています。4月には、（Meta Questシリーズとは異なり）主に業務での使用を想定していることも発表されました。