中国企業Play For Dream開発のMR/VRヘッドセット「Play For Dream MR」のデモ映像が公開されました。MRモード状態が低レイテンシ(遅延)で使用できることをアピールするため、自動車レーサーが、ヘッドセットを装着したまま運転する様子が映し出されています。
今回デモに使用された「Play For Dream MR」は、VRとMRの両方に対応したデバイス。その形状がAppleの「Apple Vision Pro」に似ていることが発表当時に話題となりました。レンズには、パンケーキレンズを搭載、ディスプレイはOLED(有機EL)で、解像度は3,840×3,552です。操作にはアイトラッキングにも対応していると説明されています。「Play For Dream MR」のレイテンシ(遅延)は14ms程度になるとのこと。Meta Quest 3のレイテンシは30ms以上なので、“約2倍ほど快適”な計算になります。
なお、これはあくまでデモンストレーションです。VR/MRデバイスをつけたままでの自動車の走行は危険ですので、絶対にお止めください。
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なお、XR向けチップ「Snapdragon XR2 Gen 2」を手掛けるクアルコムは、同チップを搭載したヘッドセットでは理論上、MRモードのレイテンシを12msまで短縮できると説明しています。なお独自のチップセットを搭載する「Apple Vision Pro」については、すでにレイテンシを12msまで短縮することに成功しているとアップルは説明しています。
(参考)UploadVR
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