iPhoneやiPadに搭載されているiOSのアップデートが行われ、これらの端末でAR(拡張現実)アプリケーションが体験できるようになりました。
AR機能を使うと、現実空間にバーチャルなオブジェクトを重ね合わせ、画面を通して見るとまるでその物体が現実にあるかのように感じる体験ができます。今回紹介する『Paint Space』は、身の回りの空間に自由に絵を描くことができる無料のARペインティングアプリです。
目の前の空間がキャンバスに
『Paint Space』には、カメラを通した現実空間に、画面をなぞって線を描く、写真や動画を空間に表示する、エフェクトを振りまくといったさまざまな機能が搭載されています。まずは、こちらの動画を見てみましょう。
『Paint Space』を起動すると、画面にはカメラの向こうの景色が映し出されます。
そのまま画面を指でなぞると、目の前の空間に線を描くことができます。描いた線は立体的に宙に浮き、スマートフォンを動かせば様々な角度から描いた線を見ることが可能です。
指を強く押せば太い線が、弱く押せば細い線が描かれ、また同時に二本以上の指で描くマルチタッチにも対応しています。線を描きながらスマートフォンを動かせば、自由な方向へ線を伸ばしていくことができます。まさに指とスマートフォンだけで自在に絵を描けるツールです。
写真も設置可能
気持ちよく綺麗な絵を描く補助機能として、スムージング(手ぶれ補正)、カラーパレット、深さスナップ(近い線と自動的に接続する)、手軽な修正といった種々の機能も搭載されています。また振動フィードバックによって、実際に線を引いているような感覚を得ることもできます。
さらに『Paint Space』では、絵を描くだけでなく写真や画像、動画などを現実世界に配置することもできます。画像を並べて眺めたり、絵を描いて彩ったりと自由な楽しみ方ができるでしょう。
作った作品をキャプチャーし、シェアすることも可能です。
『Paint Space』は、カジュアルなお絵かきやアーティストの創作活動、さらには3Dの設計など幅広い分野で活躍が期待されるアプリです。
『Paint Space』のダウンロードはこちら(iOSのみ)
(参考)
Using Paint Space To Create An AR Painting Experience / UploadVR(英語)
https://uploadvr.com/using-paint-space-create-ar-painting-experience/