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Meta Quest 2021.06.18

Oculusソフトウェアがアップデート 初代Questでも「Air Link」が利用可能に

6月17日(米国時間)、Oculus BlogでOculusソフトウェアv30アップデートが告知されました。今回のアップデートは、段階的に提供される予定で、マイクの切り替えやマルチタスクシステムなど、さまざまな機能がより便利になるそうです。さらに初代Quest利用者は、v30でAir Linkを利用できるようになります。

アップデートの詳細は下記の通りです。

初代Oculus Questで「Air Link」が利用可能に

Wi-Fi ネットワーで、PCとVRヘッドセットを接続できる「Air Link」機能が、初代Oculus Questでも利用できるようになります。

利用するには、Oculus PCアプリをダウンロードし、今週提供が開始される予定のPCソフトウェアv30が実装されているかをチェック。詳しい使用方法は下記の記事にまとめられています。

マイクの切り替えが可能に

「ユニバーサルメニュー」にあるトグルを有効化すると、すべてのタイトルでマイクを切り替えられます。これにより、一緒にゲームプレイをした友人にチャットで感謝を伝えたりができるそうです。

フレックススペースの導入

メインメニューで、アプリやブラウザなどをマルチに開けるようになります。これにより、仕事のためにブラウザーウィンドウを開きつつ、左側で動画を再生したりといった使い方ができるようになります。Oculusホーム画面内に検索、ストア、ブラウザー、イベント、Oculus TV、Oculus Move、スコアボードなど、並行して複数の2D機能やタイトルが実装されるとのこと。

アクセシビリティを改善

Oculusの「設定」メニューに、新たに「Accessibility(アクセシビリティ)」タブが追加されます。VR体験をカスタマイズするためのツールや機能が導入される予定です。

例えばヘッドセットのデフォルトのテキストサイズを変更する機能など、いくつかの既存の機能が、「Accessibility」タブ内に移動されています。

また一般的に識別が難しい色を補正する「Color Correction(色調補正)」も実装。「Deuteranomaly(デュータラノマリィ :緑-赤)」、「Protanomaly(プロタノマリィ:赤-緑)」、「Tritanomaly(トリタノマリィ:青-黄色)」の3つのオプションから選択できます。

さらに座ったままでも「立った状態」の視点からVR体験ができるようになります。「テスト機能」のメニューから「Raise View(視界を高くする)」 機能を選択。対応タイトルで設定を有効にすることでヘッドセットの電源を付けている間、あるいはガーディアンの位置を調整しない限りは、視点が約40センチ高くなります。(いつでも手動でオフ可能)
この機能は、現在も開発・改善を進めている段階のため、現在は 「テスト機能」タブ内に表示されています

詳細はこちら(英語記事)
https://www.oculus.com/blog/multitasking-accessibility-improvements-and-air-link-for-quest-1-in-the-latest-oculus-software-update/

(参考)プレスリリース


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