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Oculus Go 2018.03.02

発売迫る一体型VRヘッドセットOculus Go、CTOが見せる自信

いよいよ発売が近づいてきた、Oculus社の一体型モバイルヘッドセット「Oculus Go」。OculusのCTOを務めるジョン・カーマック氏は、Oculus Goの性能について、スマートフォンのGalaxy S7を用いた「Gear VR」と比べて「明らかに優れている」と述べました。

全てにおいてS7より優れる」

Oculus Goは、Oculus社が「VR普及の鍵」であると位置づける、安価な一体型VRヘッドセットです。価格は200ドル(約2.2万円)、2018年前半の発売が予定されています。

Oculus GoではOculus RiftやHTC Viveのような位置トラッキングはできないものの、Gear VRと同等かそれ以上のパフォーマンスでVRを楽しめることが期待されています。

カーマック氏はTwitterでの質問に対し、2年前のGalaxy S7スマートフォンを用いたGear VR体験と比べ、Oculus Goは「極めて優れている」と述べています。その性能についても「Galaxy S8のように、最小の固定クロック数から動的にクロック数を変化させることができるため、全てにおいてS7より優れている」と説明しました。

製品版写真もリーク

2018年初めの時点で、Oculus Goは少し前のヘッドセットで使われていたクァルコムのチップセット、Snapdragon 821を搭載していることが明らかになりました。これは2016年のチップセットになり、グーグルの純正スマートフォンであるGoogle Pixelに搭載されていたものと同一のチップセットです。Galaxy S7には、同じく2016年のモデルであるSnapdragon 820が搭載されています。

Oculus Goは一体型のヘッドセットであるため、スマートフォンとして様々な処理を行うPixelなどに比べ、VR体験に大半のリソースを割くことができます。

Gear VR対応のスマートフォンでは直近にGalaxy S9/S9+が発表されており、同機種では最新のチップであるSnapdragon 845が搭載されています。Oculus Goのパフォーマンスは十分であると期待されますが、カーマック氏の発言では現在最新のS8とOculus Goの比較には言及されていません。

海外掲示板ではOculus Goの製品版写真がリークされており、すでに出荷可能な状態まで製品化が進んでいると見られています。

(参考) UploadVR


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