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Oculus Go 2019.01.05

Oculus Go、コントローラー不要モードを実装予定と明かされる

一体型VRヘッドセットOculus Goに「ハンドコントローラー不要モード」の実装を予定していることが判明しました。2019年1月現在、Oculus Goを利用するためには、ハンドコントローラーを使用し希望するコンテンツを選択する必要があります。「コントローラーフリーモード」の実装後には、VRヘッドセットを装着し、注視する(※)だけでコンテンツの選択が可能になります。

※注視する(gaze control)は、厳密にはVRヘッドセットのヘッドトラッキング機能を使い、「頭を動かして注視点を動かす」の意。アイトラッキング等の使用を示唆しているものではありません。

Oculus Goは、Facebookが2018年5月に発売した一体型VRヘッドセットです。PCやスマートフォンを必要とせず、ヘッドセット単体で動作するのが特徴です。販売価格は32GB版が23,800円、64GB版が29,800円です(送料込、税込)。

具体的な実装時期は不明

「ハンドコントローラー不要モード」の開発が進んでいることが明らかになったのは、デンマークのVRコンテンツ制作企業Khora Virtual Realityの創業者Peter Fisher氏と、ジョン・カーマック氏のTwitterでのやりとりがキッカケです。カーマック氏は、旧Oculusで最高技術責任者(CTO)を務め、現在はFacebookでテクニカルリーダーを務める人物です。1月2日、Fisher氏はTwitterでカーマック氏に以下のように質問しました。

「コントローラーを全く使用しないOculus Goをリリースする予定はありますか? 展示会や博物館など(Oculus Goを)法人向けに使用する場合、ただ映像を再生できれば十分なのですが」。

この問いかけに対して、1月3日カーマック氏は以下のように回答しました。

はい、現在(Oculus Goの)コントローラーダイアログの廃止と、アプリの自動実行機能の実装を検討しています。この場合(Oculus Goの操作は)完全な視線操作(※)になります」。

カーマック氏の説明以外に「ハンドコントローラー不要モード」の詳細な情報は明らかになっていません。すべてのOculus Goに実装されるのか、法人向けのOculus Goにのみ限定して実装されるのかも不明です。具体的な実装時期も判明していません。

(参考)UploadVR

2019年1月6日6:00 gaze controlについての記述を追記しました。


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