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イベント情報 2018.09.26

直前! Oculus Connect 5(OC5) VR中継・ライブ中継の視聴方法と見どころ

Oculusは太平洋時間2018年9月26日10:00(日本時間では27日2:00)から、開発者向けイベントOculus Connect 5(OC5)の基調講演を行います。

毎年開催されるOculus Connectですが、その基調講演には親会社であるFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグも登場、新ハードウェアやソフトウェア、大型アップデートなど注目の発表が目白押しです。

Oculus Connectはアメリカのカリフォルニア州サンノゼで開催されるため、日本時間では深夜2時となりますが、全世界に向けてのライブ中継、およびOculus Goなどで見ることのできるVRライブ中継が行われます。

本記事ではそのライブ中継の視聴方法、そして今回の発表会の見どころを紹介します。

OC5、VR配信(Oculus Venues)の視聴方法

Oculus Connect 5では、VRで会場の臨場感を味わいながら、友人・知人と一緒に視聴できるVR配信が行われます。視聴にはアプリ「Oculus Venues」を使用します。

アプリを起動し、メニューからOculus Connectの配信を選択すれば見ることができます。なお、VR配信に対応しているVRヘッドセットはOculus GoとGear VRのみ。PC向けのOculus Riftは対応していません。

OC5、ライブ動画配信の視聴方法

従来のライブ配信はFacebookのライブストリーミングサービス、「Facebook Live」で行われます。こちらよりアクセスすることで視聴可能です。

今回の基調講演の見どころ

続いて、今回のOC5の基調講演の見どころを紹介します。

一体型VRヘッドセットSanta Cruzの詳報

今回の目玉となるのは「Santa Cruz」(※開発コードネーム)と呼ばれてきた一体型VRヘッドセットについての情報です。Santa CruzはPCやスマホを必要としない一体型VRヘッドセットながら、位置のトラッキングや手のトラッキングも兼ね備えており、PC向けのOculus Riftと同じく「VRの中で身体を動かす」という没入感の高い体験が可能です。カメラを通してAR機能を実現できるとの情報もあります。

Santa Cruzは2016年のOC3にて開発中であることが明らかにされ、プロトタイプが公開。2017年には第2世代のプロトタイプが披露されました。2018年中には開発者版を出荷する予定となっていましたが、製品の発売が2019年第1四半期になると噂されています。

今回のOC5では開発者版の出荷、開発用のSDKに関する情報に加え、発売時期や性能の詳細、Santa Cruz向けに開発が進められているゲーム・アプリなど、「Santa Cruzで実際に何ができるのか」が分かる発表への期待が高まっています。

次世代Rift(Half Dome)の続報

PC向けのハイエンドVRヘッドセット、Oculus Riftに関しては次世代モデルの続報に期待したいところです。2018年5月に開催されたF8において、Facebookは「Half Dome」という名称でVRヘッドセットの新たなプロトタイプを発表しました。

今までのVRヘッドセットでは実現できなかった焦点調整(ピント調整)のための技術「可変焦点」用の機構を搭載し、Riftと同程度の大きさを維持しつつ視野角は150度と、これまでよりも視野が広く高品質なVRを実現するとしています。

Oculusは例年Oculus Connectの基調講演にて、数年後のVR技術に関する講演を行います。Half Domeに関する情報が数年後の話なのか、それとも近い話なのかといった点については不明ですが、PC向けのハイエンドなVRヘッドセットに関する情報にも注目です。

なお、Oculusは先日発表された、PC向けVRヘッドセットの接続部の規格「VirtualLink」にNVIDIAやAMD、Valveらと参画しています。このことから、今後Oculusがリリースする次世代モデルはUSB-Cで接続するようになると考えられます。

Oculus Goに関する情報

2018年5月に発売された一体型VRヘッドセットOculus Goに関しては、新モデルの発表やアップデート等が予想されますが、事前の噂もなく未だ不明です。発売されて間もないのデバイスということもあり、新たなソフトウェアの発表やウォルマートによる17,000台購入など、ビジネスでの導入事例などの紹介が行われるものと思われます。

これまでのOculus Connectでは、毎年Oculus Riftの値下げが発表されてきました。あくまで筆者の推測ですが、早くも「Oculus Goの値下げ」という話が飛び出すことも考えられます。

新たなVRコンテンツのお披露目

ハードウェア同様に重要なのがソフトウェアです。OC4では、ピクサーの映画「リメンバー・ミー」のVRコンテンツや、人気ゲーム「タイタンフォール」シリーズを開発したスタジオRespawn EntertainmentのVRゲームの新作など、多くのソフト情報が明らかになりました。

今年は、スター・ウォーズの人気キャラクター、ダース・ベイダーに関するVRコンテンツの発表が予想されていますが、その他の噂はなく、基調講演でどのような発表がなされるのか楽しみです。

また、OC5で基調講演などをVR中継で見ることのできる「Oculus Venues」も2017年のOC4で発表されています。VRの可能性を広げるアプリケーションの発表に期待したいところです。

また、ゲームやアプリ以外でも、OC4で発表したビジネス版の展開についても、パートナー各社の事例が紹介されると思われます。

Homeのアップデートなど

Oculus RiftやGoなどのホーム「Oculus Home」や友達と交流できるソーシャル機能に関しても毎年大規模なアップデートが発表されており、今年も多くの発表があると期待されます。

Mogura VRではOC5の基調講演を現地よりTwitterで実況中継するほか、速報記事で新情報を伝えます。


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