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AR/MR 2020.01.25

フレンドのプロフィールをAR表示 米企業のアプリに新機能

アメリカのスタートアップOcti社は、同社のスマートフォン向けアプリ「Octi」に、利用者のプロフィール情報をARで表示可能にする機能を追加しました。同アプリの対応デバイスはiPhone(iOS)のみ(Android版は2020年後半に配信予定)。ダウンロードは無料で可能です。

Octi社はロサンゼルスに拠点を構える企業。以前から「Octi」の開発を進めており、2018年にはシードラウンドで750万ドル(約8.4億円)を資金調達しました。NFL Players Association(ナショナルフットボールリーグ選手連合、NFLPA)との戦略的パートナーシップも締結しています。

ARで動画を作れるアプリ、新機能が追加

「Octi」は、ユーザー自身や友人の画像と背景を重ねて動画を作成できるアプリとして開発されました。Octi社のスケルトンマッピング(骨格推定)とジェスチャーの認識技術によって、対象が動いていても自動的に人体を認識し、3Dエフェクトを重ねることができました。

今回追加されたAR情報表示機能は、スマートフォンのカメラを別の「Octi」利用者に向けることで動作します。相手がパブリック向けのプロフィールセットアップを設定していた場合、フレンド申請を送る必要があります。

申請が許可されると、アプリ内で“ARベルト(AR belt)”が出現します。ベルトには、よく視聴するYouTubeの動画や旅行写真などの情報が、ARで表示されます(表示される情報は変更可能)。相手に対して、ARエフェクトやステッカーをリアルタイムで送ることも可能です。

Octi社によれば、「Octi」は“最先端のニューラルネットワーク”で動作しており、クラウドへの画像データのアップロードを行うことなく顔認識を実現しているとのこと。なお同アプリには、間接的な(ARを使用しない機能と思われる)プロフィール閲覧機能も実装されています。

(参考)VRScout

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