Oculusとサムスンは、スマートフォン向けのVRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)Gear VRの新型の価格を129ドル(約14,300円)と発表しました。コントローラー単体では39ドル(約4,400円)で発売されます。米国での発売日は4月21日、日本での発売は未定です。
コントローラーによって可能になる様々なアクション
Gear VRは、サムスンのスマートフォン、Galaxy S6/S6 Edge、S7/S7 Edgeを装着してVR体験ができるVRHMDです。2015年11月(日本では12月)より一般販売され、2017年1月には累計の出荷台数が500万台と発表されています。
これまで、Gear VRの操作を行うにはVRHMDの側面をタップするか、ゲームコントローラーを購入してBluetooth接続を行うしかありませんでした。
利便性を向上させ、さらに直感的な操作を実現する手元のリモコン型コントローラー付きモデルは2月のMWCにて発表。3月29日のサムスンの新製品発表会にて、価格と発売時期が明らかになりました。
発売日は4月21日。価格は129ドル(コントローラー単体で39ドル)です。Gear VR単独では、99ドルから9ドルの値下げとなりますが、コントローラーとセットの場合は値上げとなります。
コントローラーにはジャイロセンサーが搭載されており、位置トラッキングはできませんが、ポインターのように回転させることができます。
リモコン型のコントローラーは、グーグルの高品質なスマホVRプラットフォームDaydreamにも採用されています。DaydreamのVRHMDは79ドルと価格が安く抑えられていますが、しばしばコントローラーの動きを見失うときがあったり、向きがずれていくなど、精度向上が必要だと感じられるものです。
対応タイトルは70を超える予定
Oculusは、Gear VR向けのゲーム・アプリが多くコントローラーに対応しているとしています。現時点で20タイトルが対応し、2,3ヵ月以内に50タイトルが対応予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=l9o8MJKsU_0
VRカラオケ『Sing Space』、秘密の神殿を探索する『Rangi』、ゾンビシューティング『Drop Dead』などの新規タイトルもコントローラーに対応とのこと。
また、Oculusはホーム画面の表示高速化や解像感向上、PC向けのOculus Riftと共通のアバターシステムの実装など、ソフトウェア面のメジャーアップデートも行っています。
ソフトウェア面のアップデートについては別記事にて解説します。
(参考)
Oculus 公式
https://www.oculus.com/blog/mobile-vr-is-better-than-ever/