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MoguraVR

2015.04.22

スマホVRヘッドセット「Gear VR」用ソフトのコンテスト「Mobile VR Jam」から気になる作品をピックアップ

Oculus Riftを開発するOculus VR社が主催するMobile VR Jamが4月13日から開催中です。

このMobile VR Jamは、サムスンとOculus VRが共同開発したスマホ用VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)「Gear VR」向けのコンテンツを応募するコンテストです。

Oculus VR社、スマホHMD「Gear VR」のコンテストを開催。賞金総額は100万ドル
Oculus VRが主催する「Mobile VR Jam 2015」審査員が明らかに

参加しているのは世界中の開発者、1600名以上です。日本人の開発者も、『Blast Buster』の野生の男氏、『The 井戸』の桜花一門氏など、数名が参加しています。

5月11日のコンテンツ提出締切まで、毎週進捗状況を報告しながら、開発が進んでいきます。既に開始から1週間が経過し、コンテンツのアイデアを提出する段階が終わったところ。今後は、開発しているコンテンツのスクリーンショットや動画などが提出されます。

Oculus VRの公式フォーラム等では、既に開発中のコンテンツのアイデアを公開している開発者も現れています。その一例をご紹介しましょう。

日米合同チームが手がける、ストーリーが分岐する実写コンテンツ『Gate-D』

名古屋在住のメディアアーティストMike Saijo氏ら日本とアメリカの合同チームは実写コンテンツの『Gate-D』を制作中です。本作は、日本で撮影した360度ビデオを組み合わせて体験するコンテンツ。村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」やアニメ「AKIRA」など多くのSF作品に影響を受けたサイバーパンクな世界観・ストーリーで語られるということです。平凡な日常から逃げるサラリーマンが、VRで夢を見ることができる研究所でシミュレーションのようなゲームを体験することになるという設定。そのVRの中で、彼は有名なSFに登場する様々なキャラクターに出会いながら、自身の冒険の選択肢を選んでいくことになります。

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連続殺人事件の謎を追うサイコ・スリラー『Private Eye』シリーズの新作?

Oculus Rift向けコンテンツ「Private Eye」を開発中のJake Slackは同VRゲームのGear VR版を開発すると発表。主人公は刑事になり、1960年代のイギリスを舞台にとある連続殺人事件を追うサイコ・スリラーです。Gear VR向けに、Oculus Rift向けと関連のある新作を開発する模様。詳細は不明です。以下の動画はOculus Rift版『Private Eye』。

タブレットPCを持っているプレイヤーと協力プレイ『Double Distruction』

Gear VR向けゲーム『Smash Hit Plunder』を開発中のTriangular Pixelsは、今回のMobile VR Jam向けに2人協力プレイで進める『Double Distruction』を発表しました。1人はGear VRを装着して一人称視点の冒険者に、もう1人はタブレットPCを操作してステージ全体を眺めながら冒険者を導く相棒となります。冒険者はステージにある「魂」を集めなければなりません。その邪魔をするゴーストを遠ざることができるのは相棒が操作できるランタンのみ。ということで2人で協力してゲームを進めることになります。

image02タブレットPC側の画面。冒険者とゴーストが見える

セキュリティのプロになって犯罪を未然に防ぐ『Technolust: Thought Crimes』

『Darkfield』、『Nightmare Terror』など複数のVRコンテンツを開発しているBlair Renaud率いるチームは、『Technolust: Thought Crimes』を発表しています。サイバーパンクな世界を舞台にしたVRゲームで、プレイヤーはセキュリティの責任者となり、AIプログラムによって予測された犯罪を止めるべく、20分以内に誰がどのように犯罪を起こすのかを調べて判断することになります。

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乗り物酔いを科学する『The Science of Motion Sickness』

『Titans of Space』や『Appollo 11』などの教育向けVRコンテンツを開発しているVR Educationは、乗り物酔いを科学すると題した『The Science of Motion Sickness』を開発中です。高い所からの落下、船酔い、ジェットコースターでの酔いの3パターンのシミュレーションを体験し、解説を受けることになります。

image01

現在、公開されているものは50程度。1600人以上が参加しているMobile VR Jamで開発されているタイトルのごく一部です。今後、Jamが進むにつれてさらに多くのコンテンツが登場することが期待されます。


(参考)
Mobile VR Jam 公式(英語)
http://vrjam.challengepost.com/


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この記事を書いた人

すんくぼ(久保田 瞬)

慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。Boothにて書籍「寝転んでNetflixを観ると、 VRの未来が見える」販売中

Twitter:@tyranusii

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