イスラム教徒がサウジアラビアの聖地メッカを訪れて祈りを捧げる「ハッジ(巡礼)」。健康で経済的に可能なイスラム教徒にとって、このハッジは一生に一度は行うべきこととされています。イスラム教徒のみ入ることが許されているこの大巡礼の世界を、NHKがウェブサイト「NHK VR」にて360度動画で公開しました。
2018年のハッジは8月19日から行われ、世界中から230万人のイスラム教徒が訪れました。レポートはまず、サウジアラビア・ジッダの国際空港の場面から始まります。入国審査のシーンは、自分も列に並んでいるような視点で体験出来ます。
そしてイスラム教徒しか入れないメッカの中心部へ。世界中から大勢の巡礼者が訪れていることが実感されます。
山肌が巡礼者で埋め尽くされているラフマ山。ここで日の出から日没まで祈りを捧げます。360度ぐるりと見渡すと、自撮りをしている巡礼者が見つかるなど、思わぬシーンもあります。
「悪魔の石柱」での石投げの儀礼。
今回の取材はNHKドバイ支局のイスラム教徒カメラマン・リポーターが行い、貴重なシーンをリアルに体験できるようになりました。
(参考)NHK VR