イギリスのロックバンド、ミューズ(Muse)は、2020年秋にバーチャルライブ「Muse’s Simulation Theory: Virtual Experience」を開催することを発表しました。
ミューズは1994年に活動を開始したバンド。世界的に権威ある賞、グラミー賞を2回受賞しています。2012年にリリースされたシングル「サヴァイヴァル」は、ロンドンオリンピックの公式ソングとしても採用されました。
ライブの360度映像を楽しめる
今回の“バーチャルライブ”は、2019年にスペインで行われたライブの6K、360度映像を楽しめるというもの。スマートフォンやOculusから利用できるアプリ「Stageverse」内で行われます。ライブでは、演奏を複数のアングルから見ることが可能。公式発表によれば、演出は3Dライブ用に調整されるほか、アバターを使ってファン同士で会うことや、インタラクティブ可能なオブジェクトで遊べるほか、商品購入などができるとのこと。
2020年8月現在、流行を続ける新型コロナウイルスの影響によって、音楽イベントがオンラインあるいは、バーチャル空間上で実施される事例が増加しています。海外では、ベルギー発の音楽フェス「Tomorrowland Around The World」が7月に開催され、100万人を超える参加者を記録。日本でも、「音Line_DistANCE」や「アルテマ音楽祭 LOVE SONG」など、複数のイベントが企画・開催されています。
新型コロナウイルス流行の第二波が世界的に発生していることもあり、音楽イベントがオンライン化・バーチャル化する傾向は、今後も続くものと思われます。
(参考)Pollstar