Mozilla(モジラ)が、Magic Leap(マジックリープ)が開発するMRデバイス「Magic Leap One」に対応したWebブラウザの開発者版を公開しました。ブラウザ体験が空間に広がるようになる第一歩と言えます。
現在機能するのは2Dブラウザのみ
Mozillaが現在開発を進めているブラウザは、ウェブブラウザFirefoxの開発者版「Nightly」に「Servo」というブラウザエンジンを組み込んでいます。
「Magic Leap One」には、すでに公式のWebブラウザ「Helio」が存在します。「Helio」は、2Dと3Dの両方の機能を有するWebブラウザです。Webブラウザからページに掲載されている3Dオブジェクトを現実に出現させるといった機能も有します。開発元のMagic Leapは「Helio」を「Webブラウザのあるべき姿。平面と封じ込めからの解放」と表現しています。
Mozillaのブラウザは、2018年12月現在、2Dのブラウザのみが機能します。Mozilla公式ブログによると、パートナーやコミュニティと共同で、2019年中に「完全なFirefoxブラウザ体験」の実現を目指していくとのことです。
https://www.youtube.com/watch?v=KI3iqMMPYOk
Mozillaは、VRやARに対応したWebブラウザの開発やAPIの構築に力を入れています。2017年にはWebブラウザ「Firefox」がブラウザでVR体験を可能にするAPI「WebVR」(PC向けVRヘッドセット対象)対応を実現しました。2018年9月には、一体型VRヘッドセットを対象としたWebブラウザ「Firefox Reality」をリリースしています。
ダウンロード
Mozillaの新Webブラウザは、コチラからダウンロードが行えます。
現在、Magic Leap Oneは開発者版が米国内にのみ販売されています。
価格は無料です。
(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。